2013年08月29日

伊賀越奈良道・月本追分→五百野

いくつもある伊勢への道。
今回は伊賀方面へ抜ける街道です。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

伊勢参宮街道の月本追分。
立派な道標が建っています。

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「いがごえなら道」
名前の通り最終的には奈良へも道が続いています。

奈良から伊勢への道というと
伊勢本街道や初瀬街道が有名ですよね。
でも、この道の重要なポイントとしては
木津川と並行してるので上野手前まで舟で進めた点でしょう。

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全体的に田舎の中の道を進みます。

田んぼの稲を見ると
だいぶ育ってきているのがわかります。
季節はどんどん変わっていってますね。

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自然石を使った道標。
でも、読めない・・・。

マイナーな街道になってくると
道標の資料がなかなか出てこないのが悩みのタネです。

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雲出川を渡る大正橋。

この辺り消滅してる箇所多し。
こういう場合は旧道に近い道路を歩くことにしています。

それにしても暑い!!真っ青な空。

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農道で残る。旧道。
木漏れ日はまさにオアシス。

埋れた道標が
ここが街道だということを主張しているようです。

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久居の界隈。陣屋の町です。

一国一城ということで
城が建てれなかったので陣屋しか存在しなかったのですが
町の感じはまさに城下町って感じでした。

街道筋は曲がったり、枡形があったり、
まるで迷路のようです。

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静かな風情で
時間が止まってる感じ。

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久居という名前の由来は
ここに来た殿様が”永久に居を構える”
そんな意味で名づけたようなことが書いてました。

それにしても良い町並みですね。

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伊賀越えの山々が近づいてきました。
風力発電の施設がよく見えます。

ちょうどこの辺りは
日本海と太平洋の狭い位置になってるので
風の通りが良いということなのだそうです。

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オークワで一休み。

この辺りに多いショッピングセンターです。
ここでアイスを2本を大人買い(^^;

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山道に入り、今年初めてのセミの声がしました。
考えればもう7月なんですよね。
(注・歩いたのは7/8)

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今回のゴールは五百野の集落。
立派な道標と常夜灯が立っていました。

こうやって今も存在してるのは
なんとも嬉しいものです。

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ここから先は
津からの別ルートと合流して
伊賀街道として伊賀盆地へ入っていきます。

ちなみに津からの別ルートとはコチラ
江戸時代から整備されたルートで観光要素よりも
城と城を結ぶ軍事的要素が強いルートであったようです。
 
 
posted by にゃおすけ at 19:18 | 大阪 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 伊勢への街道 | 更新情報をチェックする

2013年08月22日

大和街道(加太越奈良道)・関宿→伊賀上野

東海道の関宿より伊賀上野を目指します。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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関宿はやっぱいい町並みですね。
どの建物も2階までの高さになっていて
空がとても広く感じます。

大和街道はこの関宿の西の端がスタートです。

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この大和街道という名前。
古くは「加太越奈良道」と呼ばれていました。

いわゆる加太峠を経由して奈良に繋がる道。
かつて京が奈良(平城京)にあった頃は
この道が”東海道”の一部でもありました。

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現代のこの街道沿いはというと
高速道路のような”名阪国道”が通っていて
鉄道も”JR関西本線”が走っています。

昔も今も大動脈というわけですね。

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街道は旧国道25号線を川沿いに進んでいくと
次第に山深くなっていきます。

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加太宿の集落。

静かな農村といった風情です。
でも、他の宿場とはちょっと違う雰囲気。

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耳をすませると名阪国道の車の音。
さぞ夜はうるさいことでしょう。

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一部残っていたかつての街道の痕跡。
川を渡る橋は洪水のときは流れるという”流れ橋”でした。

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今回、三重県発行のウォーキングマップで歩いています。
マップによると当該箇所は消滅してるということでしたが
山道の区間も意外と踏み跡がしっかりしていて
普通に越えることが出来て嬉しい誤算です。
藪漕ぎを覚悟していたんですけどね(^^;

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板屋の集落の先にあったのは
JR関西本線の立派な煉瓦の跨道橋。

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明治期に立てられた立派な構造物です。
今は1つのローカル線になっている関西本線ですが
こういった構造物を目の前にすると重要路線だったことがわかります。

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沿道に点在するお地蔵さん。

不思議と首元で真っ二つなのが多かった気がします。
明治期の廃仏稀釈の影響なのでしょうか。

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旧国道25号線は短区間ですがダート道になりました。
二桁国道なのにダートは初めての体験です。

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その先には大きな砕石場があり
聞くところによると平日はダンプが多くて危ないとのことです。

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県境付近。加太峠のあたりになります。
旧国道25号線は法面が大規模に修繕されていました。
かつての街道はこの法面の上を通っていたようです。

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その痕跡がこちら。
石仏があり旧道は静かに眠ってる様子。
10年20年すると藪に覆われてしまうでしょうか。

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上柘植宿。
JR線でいうと柘植駅付近にあたります。
宿場の西側には枡形のような跡がありました。

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伊賀の地域に入り
町中に忍者の姿が目立ってきました。

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ここからは伊賀盆地をたんたんと進みます。
川の堤防沿いを進む場所では育つ稲に癒されます。

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佐那具付近。
宿場ではないものの雰囲気良い家並みが続きます。
なまこ壁の蔵なんてもありました。

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この辺りになると西の方角を向いて歩くことになるのですが
疲労度が増した夕方にこの西日は結構きますね。
結局この日は35kmほど歩いたことになるのですが
鼻の頭が真っ赤になってしまってました。

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古い石積みのあるクランクを登ると
伊賀上野城の城下に入ります。

古い家並みが残りいい雰囲気です。

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伊賀街道との追分には
立派な道標がありました。

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東海道という文字。
大和街道経由東海道への道ということですね。

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道路元標がある郵便局前でゴールしました。
町のあちこちに忍者が溢れかえります。

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ここから先は伊賀街道として
奈良(大和)を目指していきます。


  
posted by にゃおすけ at 21:29 | 大阪 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他の街道 | 更新情報をチェックする

2013年08月14日

名張街道・名張→伊賀上野

伊賀盆地の地方街道を歩いてきました。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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名張は初瀬街道の陣屋町(宿場町)ということもあって
この地方にしては比較的大きな主要都市でした。

しばらくは伊勢への初瀬街道と重複しつつ
目的地の伊賀上野へ歩みを進めていきます。

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今回の目的のひとつは”菅笠”でした。

菅笠(すげがさ)とは・・・
雨、雪、直射日光を防ぐ昔からの道具

今では四国のお遍路さんでよく見かけますよね。

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田畑の稲がずいぶんと育ってきました。

シャックリ川。
すごい名前ですよねー。

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名前にはいろいろ説があるようですが
ほとりに立つとシャックリが出るという話です。

逆だったらうれしいんですけどねぇ(^^;

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名張街道の最初の難所が
この開立坂。

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桔梗が丘付近にあり住宅開発で途中で消滅してるのですが
坂の途中には道中安全の碑が今も健在で
この付近の大変さを伝えてます。

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やがてここまで同じ道を進んでいた初瀬街道と別れ
単独で名張街道として進みます。

だいぶ太陽が高くなってきました。
日差し避けに関しては効果は絶大ですね。

つばが広いので頭がすっぽり。
大きな日陰の中を歩いている感覚です。

あと、メリットとしては
笠と頭との隙間があるので蒸れにくいということでしょう。

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ただし、デメリットもありました。

・フィット感がイマイチなので対策が必要。
・少しの風でも飛ばされそうになる。
・たまに激しく歩くとカサカサと音がするときがある。
・長距離歩きになると頭にずしりとくる感じはある。


まぁ、初めて歩く時は
自分用にカスタマイズしておいたほうが無難ですね(^^;
上の3つはなんとかそれで解決できるような気がします。

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4番目のズシリとくる感覚ですが
これはどうも素材の影響も少しあるのかなと思います。

今回の素材は竹を使用したものでした。
もしこれが本来の菅で作られたものだと
試着して比較したところ軽くてしなやかな感じでした。

ただ、菅の素材は高いらしくある店では
竹の2倍の値段がするのだそうです(^^;

でも、今度買うなら”菅”の素材かなー。
ちょっと試してみたいですねぇ。

菅笠については下のリンクにもまとめてみました。↓
「先人の知恵!究極の熱中症対策”菅笠”とは」

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さて、名張街道も平坦な区間に入ってきました。

名阪国道の上野インター。
いつもは車で通り過ぎるような場所も
歩いて通るとこんな構造になっていたのかと驚きです。

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伊賀の城下に入り
古い家々が多くなってきました。

町名にある忍町。
まさに伊賀らしい地名ですよね。

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名張街道は
上野市の道路元標でゴールとしました。

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T字路を横に行く街道は伊賀街道。
そしてすぐ裏には伊賀上野城が立ちそびえています。

  
posted by にゃおすけ at 12:41 | 大阪 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他の街道 | 更新情報をチェックする