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まずは海津宿。
江戸時代の湖北の一大拠点。
今も残る湖岸の石垣は実に立派なものです。
風情あふれる町並み。
旧海津港付近には
かつての桟橋の杭が静かに眠っていました。
琵琶湖北部は水の透明度が凄い。
山と湖のコラボがまたいいですよね。
追坂峠。
まずは最初の難関です。
今は山を切り開かれ道の駅まであるこの峠。
脇道を見てみると険しい道筋が残っていました。
山村の集落。
国道から一つ中に入っているのでとても静か。
まるで時間が止まってるかのよう。
ぐんぐん勾配をあげていきます。
そしてどんどん近づく福井県との県境。
でも、そこにたどり着くには
歩道がない国道を進むしかありません。
街道の道筋としては
元々谷間の狭い区間だったこともあり
大部分が国道に吸収されてしまっています。
おそらく、かつての道筋は
川と平行して蛇行しながら進んでいたものと考えます。
対岸をよーく見ていると石積みがあったりと
痕跡が結構あるんですよね。これがまた楽し。
国境。読み方は"くにざかい"。
スキー場もあるこの峠は福井県との県境です。
下界とは5度は違うのでしょうか。
沿道にはまだ雪が残っていました。
注・歩いたのは3/30です
福井に入り最初の集落が「山中」
かつては宿場があり
高札場などあったりしたそうです。
今は家の敷地だったであろう石積みと
村の神様であったろう神社しか見当たりません。
まさに廃村状態になってしまっています。
一里塚跡。
この木はなんとも立派ですよね。
疋田宿。
町のメインストリートには
水路があり水の優しい音に癒されます。
実はこの水路。
琵琶湖への疎水計画の跡なのです。
もし繋がっていたら新鮮な魚介類が都に運ばれたりと
効果は絶大なものがあったでしょうね。
敦賀が近くなってきました。
この桜の木のあたりで
敦賀市街への道と分かれます。
今回歩いている西近江路は
市街地には入らず山裾沿いに進んでいきます。
いわば福井方面への直行の短絡ルートなのです。
京の文字がある道標。
こういうのがあるとやっぱ嬉しいですね。
やがて今回のゴール。
次回は木の芽峠を越え今庄へ入っていきます。