2016年06月16日

西国街道その17・戸田駅→防府→大道駅

真冬の西国街道歩き。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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良く冷え込んだ朝。
手洗い場の氷には厚みがありました。

まずは赤坂峠を越えていきます。

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峠の先にある船山神社。

今歩いてきた峠を眺めてみると
名前のいわれ通り舟の形に見えてきます。

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この山容から戸田という地名は
船形→船田→戸田と変化していったそうです。

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戸田は市で賑わってきた場所です。

宮島様と呼ばれる昔からある祠は
厳島神社のように池の中に立っています。

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今回の区間では峠が幾つか続きますが
どれも標高は低いもので楽なほうです。

次なる峠は椿峠。
国道の脇には江戸時代の道筋が残ります。

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立派な郡境碑がありました。
若干荒れ気味の場所に静かに立っています。

「従是 東都濃郡、西佐波郡」

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峠を越えると視界が広がり海が見えてきます。

ここまでずっと山の中だっただけに感動ものです。
きっと昔の旅人も同じような感覚だったことでしょう。

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富海宿は名前の通り海に面した集落で
「飛船」という海運で賑わっていました。

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中でも大和屋飛船問屋は
勤王の志士を支援していた所で史跡になっています。

富海宿の特長は街道の道筋が他の場所より一段高くなってる点で
海側の路地を見ると結構な段差になっていて見事な石積みが並んでいます。

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これは恐らく海から町(街道筋)を守るという意味があったのでしょう。
港町でもある宿場町の知恵を見ることができました。

横には気持ちの良さそうな砂浜が広がります。

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次なる難所は浮野峠。橘坂を上ります。

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街道の下にはJR線、旧国道、国道のトンネル、新幹線と
交通機関がこれでもかというぐらい集中しているので
東海道のさった峠に似ていると言われることがあります。

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この大きな石は手掛岩。
なでると足が軽くなるのだとか。

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峠道はハイキングコースとして整備されています。
道の端に石畳が残ってる場所もあったりと
全体的に江戸時代の風情が残っています。

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そんな浮野峠も明治に一部改修が行われています。
看板にある古地図を確認するとごく僅かな区間です。

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改修前の江戸時代の道筋は少し残ってるのですが
狭い上に若干荒れていてわかりづらくなっています。

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浮野峠を越えると防府の町に入ります。
防府は国衙跡や国分寺があった周防国の中心地。

また防府天満宮の鳥居町としての一面もあります。

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国衙の跡。広々とした広大な場所です。
街道は国衙跡の中を突っ切る形で進みますが
江戸時代にはすでにこのような道筋になっていたそうです。

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多々良大仏

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国分寺の広い境内

防府天満宮前の交差点で港側から来る萩往還と合流します。

萩往還とはしばらく重複して西へと進むのですが
この重複した場所にある宿場町が宮市宿でした。

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宿場には古い家が残っていて
かつての繁栄ぶりをうかがわせてくれています。

ただ、狭い街道筋には車がひっきりなしに行き交っているので
ゆっくり楽しむことができないのは残念なところです。

本陣は地域の豪商だった兄部家が担当していたのですが
立派な建物は近年解体されてしまっています。

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本陣の跡

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佐波川を渡ります。
ここには大崎の渡しがありました。

かつては渡しを見守るように
植松神社という大きな社があったのですが
現在は少し離れた橋のたもとに移転しています。

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この辺りから大きな常夜灯が目立ち始めます。
次なる難所は佐野峠です。

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峠の頂上には駕籠立場があって
眼下には高速道路のサービスエリアが広がります。

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峠からの眺めは佐波川の河口付近を見渡せます。

「まことに山陽第一の佳景なるべし。」

サービスエリア整備によって
一部旧道が消滅してしまっていますが
全体的に良い風情が残ってる峠でした。

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市があった岩淵集落を過ぎると
今回のゴールである大道駅付近に到着です。


  

posted by にゃおすけ at 15:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 西国街道(山陽道) | 更新情報をチェックする
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