2017年11月15日

長距離の街道歩き計画の立て方〜長崎街道〜

長崎街道は門司付近から長崎に至る道で
距離にして約250km。昔は6〜7日要していました。

今回はいつもと趣向が違います。
これから歩く道の計画がテーマです。


1日目の大里宿→黒ア宿の行程(予定)

★まずやること。街道全体の大まかなイメージ作り。

長崎街道はどういった街道なのか。
Webを使ってサラッと調べてみます。

もちろん本を使っても構いませんが
1つの本だけでは著者の調べたルートのみになってしまい、
それが本当に正しいのか正しくないのかわかりません。
これはWebで調べる際も同じことが言えます。
要は複数の資料をもって調べることが肝心なのです。

Webはその点本当に手軽です。
街道の距離を見て自分ならどれぐらいで歩けるのか
起点はどこなのか、交通が不便なところはないか。
最初にこれぐらいはチェックしておけば良いでしょう。

★起点までのアクセスを考える。

起点をどうするか。
街道によっては複数の場所が存在している場合があります。
長崎街道も小倉の常盤橋か門司付近の大里宿とで分かれています。

諸説があるのでどちらが正しいか悩むところですが
大里宿からのスタートならば途中で常盤橋を通ることになるので
どうせなら大里宿からスタートにしておくのが賢明です。

長崎街道をWebで調べる際は以下の2つのサイトが特にオススメです。

長崎街道・お寺めぐりの友
https://hakataboy.com/avenue/NagasakiGaidou/m.html

道しるべ-自然歩道を行く
http://mitishirube.moe-nifty.com/nobuta_9999/nagasakikaidousoumatome.html

どちらもルートマップが公開されていて詳しい説明があります。
所々でルートが異なっている箇所がありますがこの時点ではスルーです。

起点へのアクセスをどうするかが
長距離の街道歩き計画をする上で最初のキーポイントです。
大阪からだと新幹線で行けば9時スタートの計画が出来上がります。

★1日目はどこまで歩く計画をするか。

起点のスタート時間を設定できたところで
次はどこまで歩くのかを考えます。

oruk氏のルートラボ
https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=494e95790ac6c82b6dbb83a7c817a4e8

上記のページは実際に歩かれた方のルートになっています。
地図の下部に高低差がありますがこれを利用して
拠点と拠点の距離を大まかに調べていきます。
(この時点ではルートの精密さは考慮にいれません)

歩ける距離は人それぞれですが
宿の場所や交通事情などを考慮に入れて
2つ3つ終了地点の候補を考えておくと良いかと思います。

★1日目と2日目、3日目の兼ね合いを考慮する。

今回は大里宿から黒ア宿までを1日目としてみました。
距離は23キロほどで9時に出発だと17時には十分終われます。
頑張れば次の宿場の木屋瀬宿まで行けなくもないですが
秋冬に歩くことも考えて暗くなることを想定しています。

もしこれが5月の夏至のころだと19時までは明るいですし
まだまだ歩ける余力があるならば勿体ない行程です。

ここで重要なのが2日目、3日目との兼ね合いです。

長距離歩きの計画をする際は
1回の行程を2泊3日で考えることが多いのですが
3日目の離脱をどこにするか考える必要があります。


2日目の黒ア宿→飯塚宿の行程(予定)

2日目は上記のマップのようにしました。
距離にして32km。黒アに宿を取れば朝早くから行動が可能です。

3日目は下記のマップのようにしました。
距離は35km。飯塚に宿を取って朝早く行動しても終了は17時前後。
時間の算出は大まかに1km20分程度で計算しています。

帰りの新幹線を考えるとキツキツの行程なので
離脱は原田宿手前の西鉄筑紫駅でも出来るようにしています。

もし、1日目に黒ア宿終了でなく次の木屋瀬宿まで歩いていたとしたら
2日目は桂川あたりで終了できるのでグーンと行程が楽になります。

これが『1日目と2日目、3日目の兼ね合い』という意味です。
宿、交通、季節、自分の体力と相談しながら行程を考えていきます。


3日目の飯塚宿→原田宿の行程(予定)

★4日目以降の行程はどうするの?

一気に歩く人は別として
一旦家に帰って別の日に続きを歩く人の場合は
1回目が終わってから次の行程を考えるのがベストに思います。

1回目を問題なくこなせた場合はいいのですが
列車の遅れや何かのアクシデントがあった場合は
再度行程を組みなおすという手間が出てきてします。

また、2回目はいつ歩くかというのも問題ですね。
次に歩く時期が大体決まっていたらいいのですが
先述したように季節によって歩ける時間帯が違ってくるので
場合によっては行程の大幅変更も考えないといけません。

このような手間があるので次がよっぽど山奥でない限りは
帰ってから計画を立てるようにしています。

★ここに来てようやくルート精査の開始!

1回目はどこまで歩きたいかが決まったら
ルートの精査をした上で自分が歩くルートマップを作成します。

地理院地図
http://maps.gsi.go.jp/#5/35.362222/138.731389/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0

ルートマップ作成は上記の地理院地図が便利です。
まずは何も考えずに先人のルートをそのままマッピングします。
(oruk氏のルート)

マッピングしたら他の人のルートと比べ相違点がないか確認修正。

不自然な場所や疑問が残る場所は空中写真や古絵図、伊能図などで確認修正。
(今回は直方の城下町、飯塚宿、小倉城下が有用でした)

書物で確認修正。
(歴史の道調査報告書やネット上にある文書など)

ルート確定。

所要予定時間の確定。

★歩きやすくするための作業。

このままでは歩く時にデータが見づらい状態なので
ウォーキングアプリなどに転送しておくと良いでしょう。

地理院地図で作ったデータはKMLファイルとして書き出せ、
これをルートラボに入れると高低差もわかるマップが出来ます。

ルートラボ
https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/

あと、大事なのはピン立てです。
各地の見どころをスマホ上に印を付けておくと
実際に歩く際に見落としを減らすことができます。
これはこれで手間がかかる作業になってしまいますが
手間をかけた分、歩く際の充実感は半端ないでしょう。

一連の流れは以前の記事で詳しく説明しています。

『街道歩きのススメ』 最新版ルート作成術。
http://borabora.seesaa.net/article/417391202.html

★当日を迎えるのみ!

歩き旅となると天気が心配ですが
週間天気予報で晴れとなっていたとしても
当日は雨ってことが結構あったりするものなので
現地の天気予報は2日前よりチェック入れるようにして
週間天気予報は基本的に見ないようにしています。
そのほうが要らぬ心配をせずにすみますし。

準備も前日だとドタバタしてしまうこと多いので
2日前あたりからすることが多いですね。
服装も天気予報を参考に決めちゃいます。

以上、駆け足で書いてきましたが
長崎街道歩きは随分と先の話になりますが
来年の10月には行きたいところです!
3〜4回に分けて楽しんできます。

enjoy!長崎街道!


  
posted by にゃおすけ at 08:33 | Comment(4) | 長崎街道 | 更新情報をチェックする