2022年01月20日

娘と歩く東海道五十三次日記その6

●8日目、土山宿→鈴鹿峠→関宿


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

実は当初の予定では途中で宿泊を挟むことにしていました。
峠越えを含む20km近くあるので過酷と思ったからです。
でも、これは杞憂に終わることになります。

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ここのところ毎週歩いています。
2人いる娘たちは去年まではよく風邪を引いてましたが、
今期は今のところ皆無で体力が付いてきているのでしょう。

道の駅で”みたらし団子”を購入して土山宿を出発しました。
娘は容器に付いたタレまで食べる始末で・・・(行儀が悪い!)
まあ、街道で食べる団子は最高なのはわかります。

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さて、今回の難所は鈴鹿峠です
娘にとっては初めてとなる本格的な峠になるのですが、
西の箱根と称されていても滋賀側からだと大したことはありません。

いわゆる片峠と言われるもので、
滋賀県側は既に標高が高い場所に位置しているので高低差は少なく、
逆に三重県側は一気に標高が下がるので登る分には大変なのです。
このことが宿泊をしないと決めた一番の理由になります。

とはいえ、過酷な道中なのには違いありません。

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鈴鹿峠まで至る旧道はダラダラと緩い坂が続きます。

かつては九十九折もあるアップダウンが多い道だったようで、
国道の整備によって切通しになったりと随分と改良されました。
旧道の痕跡自体は所々に残っていて藪化していて気になりますが、
まだこういう場所は娘には無理強い出来ません。

ふと、猪鼻立場で古老の方に声をかけられます。

「おじょうちゃん、何歳なの??」

娘は指を五本立てて質問に答えます。
やはり小さな子供と歩いてると気になる方が多くて、
向こうから積極的に話しかけてきてくれます。
1人歩きだと警戒されることが多いのとでは大きな違いです。

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鈴鹿峠。
三重県側は土道で石畳のある急坂になっています。

娘は何を思ったのか石畳に積もったモミジを
木の枝で掃除をし始めます。

まあ、真似ごとではあるのですが娘は真剣です。
石畳が特別なものとして認識していたのでしょう。

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今回、通しで歩くことで注意した点は、
これまで娘が「休憩をしたい!」と言ってくると、
毎回のように座っておやつ休憩をしていたのですが、
これでは関宿の到着が遅くなり日が暮れてしまうので、
極力、休憩を少なくすることにしました。

具体的には予め休憩ポイントを設定しておいて、
それを目指して歩くごく普通の方法ではあるのですが、
これを今までやらなかったのは行程的に楽だったことと、
娘が歩き嫌いにならないようにしていたのが理由でした。

でも、今後のためを思うとステップアップが必要です。

いざ、やってみると案外いけるもので、
「疲れた!」とか「あと何メートル?」というのは
今回ほとんど聞くことがありませんでした。

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毎回、行程を考える上で、
トイレや食事処のチェックは欠かせません。

昼食はバーベキュー鈴鹿峠というお店にしました。
事前に電話で「子供用のメニューはないですか?」聞いたところ、
裏メニューでうどんを作れるということで有難く頂きました。

私は魚定食にしましたが値段の割に豪華で、
特にマスの塩焼きは今まで食べた中で一番の旨さでした。

食事の後、歩き始めると寒さに襲われたので
防寒具を付けて2人とも重装備に変身しました。

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坂下宿は峠を前にした宿場町ということで、
旅籠の数では関宿や亀山宿より上回っていたそうです。
今は鉄道路線からも離れ交通体系の変化によって、
過疎化が著しく本陣跡など空き地が多くなっています。

それでも昔の面影はよく残っているもので、
下の写真の道路が広くなっている部分には桝形がありました。

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この先はずっと下り坂が続きます。
娘はいつも以上に軽快に歩いてくれています。
時にはスキップなんてのもしたりして。

沓掛の集落では老夫婦から「ゆず」を頂きました。

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筆捨山を眺めながら国道を進むと
やがて関宿に辿り着けます。

その手前にあった「転び石」という史跡。
娘にはわかりやすいように説明をするのですが、
話を聞いて目を丸くして驚いていました。

なにせ、山から転び落ちてきた石が
「山に帰りたい」と言っていた!のだから当然の反応でしょう。
こういう伝説系の史跡はいろいろと面白いですね。

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関宿は言わずもかな立派な家並みが続く宿場町です。
伝統的な建物が200棟以上もあるのは圧巻です。

町並みを一望できる展望台に上ると・・・
娘の口から思わず「綺麗!」の一言。

ようやく英才教育の成果が出始めてきたのでしょうか。
東海道をこれまで歩いてきて一番嬉しい言葉でした。

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この他の娘の印象に残った反応は
・今回はあと何メートル?と言うことが少なかった。
・マンホールがあれば踏んだらダメ!ゲームをやらされた。
・ススキがあれば相変わらず持ちたがる。

次回は亀山宿を経て庄野宿まで行けたらと思います。




   
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする