ファンティエットというリゾート地があります。
日本のガイドブックには載っていない町ですが、
海鮮が美味しく多くの人が訪れます。
そこへの交通手段は主にバスか車らしいのですが、
我々が行きに利用したのは国鉄でした。
早朝のサイゴン駅。長編成の列車が止まっています。
行き先はハノイ行き。終点へは30時間はかかるそうで、
そんな列車だから寝台車と食堂車が連結されています。
こんな大都市なのに通勤列車が走ってないのは驚きで
駅構内はガラーンとしていて静かなものです。
外には大量のバイクが走ってるというのに。
そんなホーチミンでもメトロが去年から走り出して、
幾らかはバイクからの移行があったそうです。
開業から2週間はお試し無料で凄い人だったとか。
でもまだまだ未発達のようで3両編成でした。
単線の国鉄は大通りを堂々と長編成で横切っていきます。
それぞれの踏切には踏切番がいて踏切柵は手動です。
そういや各車両にも乗務員が付いていましたし
とにかく何かとコストがかかってます。
さて、食堂車ですが朝早いから静かなもので
フォーとコーヒーを頂きました。
麺はインスタントラーメンのような感じでしたが
具はしっかり調理されたもので美味でした。
コーヒーは写真では飲みさしのように見えますが、
これぐらいで出てくるのがベトナム流。
時間をかけて飲むと氷が解けて丁度良いのです。
ファンティエットは漁村なので
大量の舟がビーチを埋め尽くしていました。
よく見ると一寸法師のお椀の舟も大量に。
これに乗れるサービスはないのですが
浜辺を歩いてると声をかけられ乗れることに。
2人で20万ドン(1200円)で交渉したつもりが、
1人でその額だったらしく合計50万ドンとぼられました(笑
乗る前に気付けば良かったのですけどねー。
一旦乗り込んでしまえば逃げ場ないですし、
船頭さんの作戦勝ちといったところでしょうか。
とはいえ、貴重な体験だったのは確かなことで、
船頭さんが我々の足が濡れないよう配慮してくれたり、
飛びっきりの笑顔での対応だったので結果的に良かったです。
まぁ、お互いWinWinだったということで。
帰りのホーチミンへは寝台バスを利用しました。
近年では日本でもそれっぽいのが走り出しましたが、
ベトナムのはガッツリと横になれます。
昼も普通に走っていて事前に予約出来るのですが、
寝台でもいろいろ種類があるみたいで注意が必要です。
22人乗りならば2列、36人ならば3列といった具合です。
もちろん定員が少ないと料金は高くなりますが、
あまりの快適さなので平日でも満席(満ベット?)でした。
なんともラグジュアリーな空間です。
毛布や枕もついていますが変な匂いはありません。
最後尾にトイレがあるんですが使用禁止になっています。
これは死亡事故があって全国で禁止になったのだとか。
急ブレーキかけて中で脳震盪だったそうです。
日本でもありえる事故ですが怖いですね。
トイレ休憩はドライブインみたいな場所で1回。
大きな駐車場ですが舗装してません。
雨だったらエライことでした。
ちなみに寝台バスは土足禁止です。
バスから降りる時は袋にしまっていた靴を出しますが、
袋から出し入れを面倒と感じる人が多いのか汚れるからか、
そういう人のためにサンダルを用意してくれています。
100均にあるようなゴム草履な感じのものです。
あっ、自分は使いませんでした。
なんだか水虫がうつってしまわないかと心配で。
でも、皆さん気にせず使ってましたね。若い女の子も。
ドライブインは行程の半分いった場所でありました。
4時間近くの道中ですから丁度良いタイミングです。
休憩が終わり再び高速道路を走るのですが、
せっかくの寝台だから30分は寝てみようとなって、
カーテン閉めて爆睡の体験もしてみました。
2列だと本当によく眠れます。驚くほどに。
エアサスが心地よく、運転も静かで最高でした。
ホーチミン中心部が近くなると
小型バスに全員乗り換えさせられました。
昼に限って超大型バスは侵入できないらしいのです。
中心部は渋滞酷いですから、仕方ないです。
バス好きなのでこの対応はご褒美です(笑
でも、運転手は大変です。
荷物はカバン以外にも貨物も積んでいます。
それを全部載せ替えるんですよね。
もう汗だくで作業されてました。
路線バスのお話。
日本のようなワンマンはあまりないようで、
車掌と運転手の2人乗務が基本のようでした。
ベトナムの通貨はドンですが、
硬貨はなくほぼ全てが紙幣での支払いです。
一応、タッチ決済もできるようでしたが、
誰も利用していないようでした。
客が乗ると車掌が切符を売りに来ます。
これは私も松電で車掌をしていたのでわかるのですが、
問題は、車掌さんの片手いっぱいの札束。
一見するとすげぇ金を持ってるように錯覚しますが、
1乗車50円程度なので大した額ではありません(笑
路線バスは朝の5時から走ってるようで
日本と違って時刻表がないみたいです。
仮にあっても時間通り運行出来ないのが理由でしょう。
なので5〜10分間隔といった曖昧さで走っています。
そうそう、車掌さんは客席に座って乗務してました。
松電の車掌だった時は客がいなくても座るだけで怒られたのに
とてもやりやすい環境でうらやましく思いました。
あと、車内混雑はパッと見た感じどのバスも空いてそうで、
それを反映して路線バスの車体は小型が多い印象でした。
やはりバイクが一番の交通手段なのでしょう。
市内では観光バスも幾らか走っていました。
その代表的なのは屋根をオープンにしたもので
ホーチミンの中心街をぐるぐる回ってくれます。
驚くのはその台数。
ざっと、10台以上はいたでしょうか。
大阪だと1台で日に数本というのとは大違いです。
全面LEDの大きなビルを眺めたり、
フランス統治時代の建物を眺めたり、
後ろを振り返るとバイクだらけの光景。
これは日本ではちょっと体験できません。
乗り物系は日本でも同じものがあることが多いので
自国との違いを知るにはわかりやすい方法と思います。
昔とは違ってネットで情報が流れていますから
路線バスに乗ること自体の敷居も低くなりました。
次の停車はどこなのかなどのアナウンスは稀ですが、
これもGoogleマップで位置を見ておけば良いですし、
ハラハラドキドキしてた時代が懐かしいです。
世界はどんどん近くなっていきますね。
【カテゴリ:海外ボラボラの関連記事】

