西の難所おまたせしました!!
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。
難所の手前にある坂下宿は
あまり知られていない宿場の一つ。
もっとも、
この先の鈴鹿峠のためにあった町。
ここで一服、休んでいざ!という場所だったので
交通機関が発達した今は役目を終えて
街全体がひっそりとしていました。
本陣跡も石柱のみで畑になってました。
幅広の道と奥行きの長い家の敷地に
当時の面影をみることができますねぇ。
実はこの坂下宿。
東海道初期の頃はもっと西にあったそうで
今の片山神社付近のあたりですね。
ここには当時の宿場の様子がわかる
家の敷き石の跡など明らかに人工物の石が
あちこちに転がっていたりします。
なぜ現在地に移転したか・・・
それは大災害があって壊滅したそうで。
その時の残骸が未だに残っています。
大昔の廃村って感じでしょうか。
東海道の宿場町では他にも吉原や白須賀など
自然災害によって移転になってますねぇ。。。
さて、片山神社の参道を登っていくと
いよいよ旧東海道の石畳になるんですがー。
ここで気を付けて欲しいところは
東海自然歩道とのルートのからみっ!
坂下宿の西の出口に
こちらが旧東海道という看板があるんですが
これはあくまで東海自然歩道の案内板で
案内方向は急な階段で山へ登っていってしまいます。
少し考えてみればわかるんですが
急すぎる道は昔の東海道のメインってのは
ちょっとありえないですもんね。。。
ここの正解のルートは
坂下宿を出るとずーと国道沿いに
片山神社の参道から山に入る感じになります。
15:00 坂下宿
↓2.5km 60分
鈴鹿峠
↓6km 90分
17:30 土山宿
神社を過ぎ九十九折の坂が続きます。
坂自体は短いもので石畳自体も少ないですが
箱根に比べると実にコンパクトで登りやすい♪
国道を渡ってしばらく行くとほどなく
鈴鹿峠に着いてしまいました。
でもさすがは難所。箱根よりは楽ですが
やっぱ東海道で2番目に辛い区間でした。
ここでの見どころは鏡岩です。
ルートから100mほどずれますけど
これは是非とも見ておいてください〜
三重県の絶景が眼下に広がります!!
昔は山賊がここから眺めて
来る人を物色していたそうですがー
ココはホント見晴らしの良いいい場所でした。
いよいよ滋賀県。
滋賀県に入ると道路の開発などで
旧道がない区間が多数あらわれます。
家々には信楽焼のたぬきの置物。
そして土山茶の茶畑地帯。
三重県と明らかに違う光景が広がっています。
案内看板も滋賀県バージョンになりました。
本日は土山宿まで☆
名物の自分で巻けるソフトクリームを頂き
宿のある水口へバスで向かいました。
400円で盛り放題のソフトクリーム
すっかり夕暮れ。日が落ちるのが早くなってきました。
【宿泊】
水口センチュリーホテル