ザ・観光地の馬篭・妻籠を通り
いよいよ木曽路へ♪
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。落谷宿を出ると
ぐんぐんと勾配をあげていきます。
これでもかっ!という感じにー。

落谷川を渡るあたりが
ちょうど広重の絵の付近。
川の流れの中の岩のゴロゴロさ加減に
木曽の山中が近いことを実感させられます。

上り道は途中の落谷の石畳を抜け
宿内まで続きます・・・

かなりの急坂ですが
ぐんぐん登っていくにつれ
展望が開けてきます。

これより北が木曽路。いよいよ突入!こう長い区間登りが続くと
石に腰掛けて休みたくなるのですが
休みに休めないところが
夏の街道歩きの辛さでもあります。
休んだ途端、蚊の大群に・・・
ってなことになりかねません(^^;

さぁ、馬篭宿。
落谷宿からの旧道は
車の通りも人の通りも少なく
ひなびた感じがよかったのですが

宿内に入るや否や
人の多さにまずは驚きました。

しかも老若男女って感じです。
まるで軽井沢のような・・・。
街道歩きな自分は完全に浮いてますw

ただ、昔の宿場町って
これぐらいは賑わっていたんでしょうね。
観光地にはなってはいるものの
ある意味この宿場は生きてるという印象です。

隣の妻籠と違い重伝に指定されてないので
家は新しいものが多く一体感な町並みは薄いですが
ふと、細かく観察してみると
あーここは宿場町なんだなっと
思うところも見つかります。

坂にある宿場町自体珍しいですし
その坂道の石畳の端っこに隠れている
昔からの石畳の遺構なんかも萌えるポイント!
あと、枡形もきっちりしたものが
残っていてなかなか良い感じでした。

さぁ、妻籠へ向けて出発です。
石畳の道や杉の間の道の
ルート上にはちゃんと道しるべがあり
迷いにくい。 ありがたいことです。

峠までかなりの急登が続きます。
峠の手前に旅籠が数軒。

江戸時代からの建物も多く
静かなたたずまいは馬篭の穴場かも!?

峠には茶屋があります。
茶屋で一服。
まるで昔の人の気分♪
カキ氷を頂きました。400円也。

峠を越えると
一気に下り坂になります。

舗装されていない
簡単な登山道という感じで
杉木立の中は凄く気持ちいい♪

途中、男滝、女滝で
マイナスイオンを浴び
やがて、大妻籠へ。



大妻籠は間の宿だったそうですねぇ。
名前が”大”と付くだけに気になってましたが
観光客のいないミニ妻籠という感じでしょうか。
昔ながらのたたずまいを感じました。

さぁ、妻籠宿到着っ!
重伝も昭和40年代に指定されてるので
昔の町並みが綺麗に保存されています。
もちろん、電柱や電線なんてのはありません。
まるで江戸時代へタイムスリップ感覚です。

古い街並みはよく行ってるので
目が肥えてるはずなのに
惚れ惚れするような景色・・・。

建物の背が低く
木曽の昔ながらの建物は
どれもなかなかの見応えがあります。
その中でも本陣は近年復元され
脇本陣は明治にヒノキを使用出来るようになって
建てられたもの。非常に手入れが行き届いていて
何度も雑巾で拭いた跡のヒノキのツヤが
とても美しい上に素晴らしい。。。。

妻籠の滞在時間は1時間取りましたが
とても見切れないほどの町並みです。

また再訪することを誓って
今日のゴールの三留野宿へ。

最寄駅は南木曽駅。
本日中に大阪に帰られないといけないので
帰りの電車の時間を気にしながらの道中。

わかりづらいトコもあって
ヒヤヒヤするものの無事駅へ(^^;
さぁ、次回は木曽川沿いを進んでいきます。
posted by にゃおすけ at 09:16
|
Comment(4)
|
TrackBack(0)
|
中山道六十九次
|