さぁ、いよいよ
美濃路の最大の難所です。
朝の御嵩宿は超静か〜♪
ゴールの大井宿までの区間
鉄道がなくバスもほとんどないので
途中で疲れても逃げ出す手段がなくー
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。しかも猛暑ということもあって
果たして無事にたどり着けるのかと
かなり不安を感じる出発でした。

朝の6:45出発。
さすが朝は気持ちがいいですね〜♪
御嵩宿よりしばらく進むと
やがて山道に。いきなりの急坂です。


セミの鳴き声が凄い上に
昨日のうとう峠でも難儀した蚊の大群。
ここの蚊も負けていませんw

歩いても歩いても追いかけてくるー
でも、日向に出たら逃げるんですよね。
きっと蚊も暑いんでしょうか(^^;


日本の原風景のような景色が広がります。
中山道も石畳や草だらけの道。


昔はメインルートだったはずのこの道も
今は静かな時が流れていました。
宿の手前にある小沢商店。ココのワンちゃんがまたかわいい♪さて、細久手宿に入ります。
山間の小さい宿場町だけど
今も古くからの旅籠が営業しています。
大黒屋さんです。

入口付近はギャラリーになっていて
おばあちゃんと話しているうち
梅水をごちそうして頂けました。

そして、昔の話を聞いたりー
こういうのなんとも楽しい時間です。
ちなみに”久手”というのは
湿地帯という意味があるそうです。

宿を過ぎるとまた山道。
今回の区間は1日中山道ということで
覚悟はしてましたがさすがにキツイ(^^;
でも、1つだけ良い誤算が。

気になっていた猛暑は
山の区間は木陰がいっぱいなので
影が多く涼し〜い♪

影になってる場所では
猛暑が嘘のように感じました(^^)

今回の道中、
保存の良い一里塚をよく見かけました。
しかも両側が残ってるという
ほぼ昔のまんまの姿で・・・

ルート的に
現在のメイン(JR中央線)から離れているので
良い意味で時代から取り残されています。
もっとも江戸時代までは
JR中央線沿いがメインだったそうです。
この区間の公共交通はバス。でも1日に数本・・・でも、江戸幕府は防衛などの理由で
わざわざ大変な山の中を通したとか。

この”わざわざ”のお陰で
この区間の今の雰囲気があるんでしょうねぇ。


石畳みもあり昔ながらの道中
難所の琵琶峠は美濃路で1番の高さ。


これを過ぎると”大湫宿”
読み方は”おおくて”
昔は細久手と同じく
大久手と書いたそうな。
普通は読めませんよねー(^^;

大きい杉の木が象徴の宿場町。
なんと!樹齢は1300年あるそうです。
細久手と同じような静かな宿場町ー。

コンビニはおろか
なかなか自販機も見当りません。
あるのは昔からの商店。
ここでアイスを購入♪


さぁ、最後の難所”十三峠”です。
大井までの区間ずーと続く峠が連続の区間。
まさに名前のとおりw
でも、尾根道の区間も多く
思っていたよりも厳しくはありません。


アップダウンが連続。
西から東へ向かうには心なしか
下りが多かったなーという感じです。
いい感じのハイキング
風が心地よい〜♪


そそ、あとラッキーなことに
携帯のソフトバンクが今回の道中、
意外なことに殆ど圏内でした。

やがて、大井宿。今の恵那です。
ここまでずっと山道だったので
未来にきたようなタイムスリップ感がします。


コンビニもあるし自販機もある、
若い人が歩いてるーwww
これが普通の光景なんだろうけど
なんだか不思議な感じでした(^^;
posted by にゃおすけ at 09:11
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中山道六十九次
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