出発は明石海峡大橋。
でも、到達は後ろから数えたほうが
早いぐらいでギリギリでした。
やっぱ街道歩きとはまったく違いますね。
今回は大阪ユースホステルのイベントで
明石海峡大橋から京都の渡月橋まで歩きました。
↑拡大して見てください、歩いたルートがバッチリです。
いろんな方が参加されていました。
ここでは今回の流れと僕なりの攻略法を紹介します。
これから参加される方の参考になれば嬉しいです。
★一番、大事なのはペース配分。
時速5.5kmを維持しましょう。
歩き始めると
ものすごい縦長の展開になるのですが
先頭集団にいると意地と意地のぶつかり合いな印象で
熱気が凄まじかったですね、精神的にキツイ(^^;
しかも、時おり乱ペース・・・。
もっとも、先頭集団にいると
2時間おきにある休憩ポイントで
後から来る人に比べ長く休めるメリットがあります。
でも、そのメリットって
二番手集団にいても十分感じれました。
一番にゴールするぞ!とか
仲間同士での競争とかでなければ
二番手集団にいるのがベストでしょうね。
ペースで失敗だった点といえば
深夜帯でのごぼう抜き。
自分では5.5kmで歩いてるつもりなのに、
あれ?みんな遅いと思った時がありました。
実はその逆で
こっちがオーバーペースだっただけ。
夜になると暗闇ということで
ペースの掴み方が難しいなと思いました。
ツッカケで歩かれている方も。
★その次に大事なのは足のケア。
今回マメは1つも出来ませんでした。
足が疲れてきたと感じたのは70km過ぎから。
日頃の街道歩きの成果が大です^^
でも、いつもより早いペースで
歩き続けるわけなのでかなり気を使いました。
50km地点までは
・毎回の休憩ごとに靴を脱いで蒸れを少なくさせる。
・2回の休憩ごとにエアサロンパス(足裏、足全体)
・2回の休憩ごとにマメ防止のムース(足裏)
50km地点以降は
エアサロンパスは毎回の休憩時に
さらに念入りにするようにしました。
あと、靴下の替えですね。結局4回履き替えています。
いっぱい持っていく必要はなくて(荷物になるし)
1回履いたものをもう1度履くのです。
実はこれが1番良かったかも!
ちなみに靴下は「歩くたすけ」という
テーピングされてるタイプのものを使用しています。
靴は普通のウォーキングシューズ。
ただし、中敷きはクッション性の高いもの。
イベントまでに150キロは履き慣らしてはいました。
商店街の中も通ったりしました。
深夜の大休憩の風景。豚汁が振舞われました。
★眠気の対策は!?
今回、眠気はまったくありませんでした。
まるでランナーズハイ。真夜中もギンギンでした。
今回の参加者の中で意外と思ったのは
サングラスをしてない方が多かった点。
もちろん夜はしないのですけども
それがかなりの長距離となると
目から来る疲れは相当なもの。
疲れがくると眠気も出てきます。
深夜の歩きの眠気予防という意味でも
是非、昼はサングラスを。オススメです^^
あと、眠気防止のドリンク。
眠眠打破という感じの。1本飲みました。
早朝の山崎駅での休憩。外は気温5度。
京都の夜明け。日の出が美しかったー。
★その他、雑感など。
今回、いろんな参加の方がいました。
マラソンランナー、ハイキングを良くする人、
山登り、街道ウォーカー、などなど。
そして男性と女性の比率は7:3でしょうか。
前半は休憩時の男性トイレ渋滞がありました。
リタイヤは50kmの地点で
参加が136人だったのが80人ほどになり
結局、完歩したのは60人ほどだったそうです。
今回、完歩率が高かったのは
やっぱり天候なのでしょうね。
終始、心地よい晴れの中を歩けました。
ただ、夜はとても寒かったので
寒さでリタイヤの人もおられました。
完歩された人を見て一番に思ったのは
最初の段階でこの人は完歩するだろうと
思わせるような歩き方の人が多く感じました。
一様に無理なく
のびのびといった感じでしょうか。
逆に、体力任せに先頭集団についていっていた方は
50kmの半分の地点では殆ど見かけなくなってました。
僕の場合の歩き方で気を付けた点は
荷物が重いからと前かがみにならないように行く。
その一点ですね。常に姿勢良くを第一に心がけました。
渡月橋にゴール!
以上を総括すると・・・
100kmを24時間という時間で歩くというのは
ちょっとしたことがトラブルの元になりかねません。
たとえば、道路の歩く位置。
斜めに傾斜があるところは極力歩かず、
出来るだけ平らになってるところを歩くとかー。
疲労はどんどん積み重なっていくのは当然だけども
それをいかに遅らせていくか重要だなと感じました。