桜の見頃の時に歩いてきました。
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。
前回の続きの磯部温泉より。
坂本宿から続くなだらかな坂がこの先も続きます。
旧国道の道。
交通量は少なく楽チンで歩けるのですが
雨の日は跳ね返りの水に注意せねばなりません(^^;
でも、鼻に神経をやってみるとー。
木々の香りが結構してくるもので、
春は特に花の香りもいっぱいー♪
こう思うと雨の道中も良いものです。
安中宿手前の大きな杉並木。
ここでも杉の香りがよく香ってきました。
江戸時代からのは数本のみのようですが
植林をしていい感じの往時のような並木を形成。
こういう保存活動はいいものですね。
安中宿は城下町。
足軽長屋や城跡なども見所です。
そして、こんな立派な教会も。
代々徳川に近い人(譜代)が大名だったそうです。
これは関所がある碓氷峠が領地なので
重要な拠点ということだったからなのでしょうか。
安中城跡の桜は見事!
安中宿を過ぎると旧国道を進み、
次の宿までの間に2度川を渡ります。
かち渡りが出来そうな浅瀬。
川の前後でウネウネした旧道が残ってました。
江戸時代はここに橋を架けてはいけなかったそうです。
東海道の大井川に対して
中山道の碓氷川といった感じでしょうか。
東海道の金谷に似た町が次の板鼻宿。
”水かさ”があがって川を渡れない時に
川留めといって足止めされるのですが
この宿は川留めで繁盛したそうですねぇ。
宿場のメインストリートの裏には
江戸時代からの大きな水路。
古い建物自体は少なめですが
随所に繁栄が伺える場所がありました。
宿場を過ぎると国道バイパスを行き
やがて高崎市内へ。
高崎というとダルマ。
よく選挙とかに映るタイプのダルマの
大量生産地なのだそうです。
そのダルマのお寺というのが
中山道から少し離れたところにある
少林山達磨寺。
赤い達磨が大量におかれてありました。
中山道に復帰すると
やがて立派な一里塚を目にします。
そして、旧道に入り上豊岡の茶屋本陣。
無料で見学も出来ます。
立派な松に解説の方による丁寧な説明。
そういえば、街道沿いの資料館は
ことのほか丁寧に説明してくれる所が
多いように感じますね。嬉しいことです。
君が代橋を渡ると高崎市中心部。
高崎宿。
ここは城下町。本陣などはありませんでした。
城下町の影響なのか
敵の侵入を少しでも防止するため
街道は直角に曲がる箇所が何ヶ所かあります。
古い家自体は空襲の影響でほとんど見かけなく、
そして案内看板もなく少し残念なところなんですが
空から宿場の様子を
眺めれる場所が高崎にはありました。
高崎市役所の展望ロビーです。
鷹になったような気分で
宿場の町並みを見渡せました。
高崎宿を過ぎると
車が多い旧国道区間が続きます。
倉賀野宿手前には小さな松並木群。
こういうのを見てると100年後が楽しみですねぇ。
やがて倉賀野宿。
立派な脇本陣の建物が残ってました。