2012年05月01日

中山道六十九次その25・磯部→倉賀野宿

大雨の上州路っ!
桜の見頃の時に歩いてきました。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

前回の続きの磯部温泉より。
坂本宿から続くなだらかな坂がこの先も続きます。

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旧国道の道。
交通量は少なく楽チンで歩けるのですが
雨の日は跳ね返りの水に注意せねばなりません(^^;

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でも、鼻に神経をやってみるとー。
木々の香りが結構してくるもので、
春は特に花の香りもいっぱいー♪

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こう思うと雨の道中も良いものです。

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安中宿手前の大きな杉並木。
ここでも杉の香りがよく香ってきました。

江戸時代からのは数本のみのようですが
植林をしていい感じの往時のような並木を形成。

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こういう保存活動はいいものですね。

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安中宿は城下町。
足軽長屋や城跡なども見所です。

そして、こんな立派な教会も。

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代々徳川に近い人(譜代)が大名だったそうです。

これは関所がある碓氷峠が領地なので
重要な拠点ということだったからなのでしょうか。

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安中城跡の桜は見事!

安中宿を過ぎると旧国道を進み、
次の宿までの間に2度川を渡ります。

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かち渡りが出来そうな浅瀬。

川の前後でウネウネした旧道が残ってました。

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江戸時代はここに橋を架けてはいけなかったそうです。

東海道の大井川に対して
中山道の碓氷川といった感じでしょうか。

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東海道の金谷に似た町が次の板鼻宿。

”水かさ”があがって川を渡れない時に
川留めといって足止めされるのですが
この宿は川留めで繁盛したそうですねぇ。

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宿場のメインストリートの裏には
江戸時代からの大きな水路。

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古い建物自体は少なめですが
随所に繁栄が伺える場所がありました。

宿場を過ぎると国道バイパスを行き
やがて高崎市内へ。

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高崎というとダルマ。
よく選挙とかに映るタイプのダルマの
大量生産地なのだそうです。

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そのダルマのお寺というのが
中山道から少し離れたところにある
少林山達磨寺。

赤い達磨が大量におかれてありました。

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中山道に復帰すると
やがて立派な一里塚を目にします。

そして、旧道に入り上豊岡の茶屋本陣。

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無料で見学も出来ます。
立派な松に解説の方による丁寧な説明。

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そういえば、街道沿いの資料館は
ことのほか丁寧に説明してくれる所が
多いように感じますね。嬉しいことです。

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君が代橋を渡ると高崎市中心部。

高崎宿。
ここは城下町。本陣などはありませんでした。

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城下町の影響なのか
敵の侵入を少しでも防止するため
街道は直角に曲がる箇所が何ヶ所かあります。

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古い家自体は空襲の影響でほとんど見かけなく、
そして案内看板もなく少し残念なところなんですが

空から宿場の様子を
眺めれる場所が高崎にはありました。

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高崎市役所の展望ロビーです。

鷹になったような気分で
宿場の町並みを見渡せました。

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高崎宿を過ぎると
車が多い旧国道区間が続きます。

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倉賀野宿手前には小さな松並木群。
こういうのを見てると100年後が楽しみですねぇ。

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やがて倉賀野宿。
立派な脇本陣の建物が残ってました。


  
  
posted by にゃおすけ at 19:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中山道六十九次 | 更新情報をチェックする