1番の悩みどころは今回の区間でした。
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。
なにせ峠越えが5ヶ所!
しかも山奥で交通が不便。
天気が雨だったらどうしようとか
いろいろ不安がありました(^^;
まず最初の難所が鞍取峠。
綺麗に植林された杉がいい感じです。
つづら折りで登っていく峠道。
風情満点!
山奥の季節はかなり進んでいるようで
道中の紅葉がとても綺麗でした。
感覚的に大阪より半月ほど早い・・・かな?
こうも寒くなると手袋が欲しいですねぇ。
御杖村に入ります。
街道沿いの家々には行燈などが飾ってあります。
驚くことにこの光景は
県境を過ぎて多気宿まで続いていました。
街道沿いの人々の一体感がなんともいいですね。
夜は明りが点って
また違う素敵な表情を見せてくれそうです。
大きな常夜灯に道標。
さすがは伊勢街道。
かつての動脈の証しが今も残ります。
のどかな光景が続くなか
紫陽花が咲いてるのを見かけました。
もう11月も中旬です。
これにはちょっとびっくりです。
それだけこの街道は
高地を通っているということなのでしょう。
いよいよ三重県に突入です。
伊勢への他の街道は伊賀の国を挟むのですが
伊勢本街道は大和の国から直接伊勢の国に入ります。
その県境付近は
石畳崩れの旧道が残っていました。
苔むしってる光景。
なんとも癒されますー。
三重県に入ると
周りの景色に変化が現れてきます。
1つに家々の形。
おかげ横丁にあるような伊勢ならでは家の造り。
そして、家の入口に1年中飾ってある”しめ縄”
神社の形も
春日造りから伊勢神宮の造りへと
じょじょに変化していくのがわかります。
こういう発見は
スピードが遅い歩き旅ならではですよね。
奥津の古い町並み
石名原宿、奥津宿と過ぎると
最後の難所の飼坂峠。
一気に500m上がる狭い峠道です。
夕刻で薄暗くなり
かつては山賊が結構出たというので
心なしか不安な気持ちになります。
ケモノの音も結構するし・・・
あ、野生の鹿には何頭か出会えました。
峠を過ぎると多気宿。
雰囲気良い町並み。
今回は町家を改造した宿で一泊しました。