2013年06月27日

100名城めぐりも終盤戦&伊勢崎めぐり

久しぶりの群馬へGO!

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100名城めぐりも残り17城になりました。

残ってるのは
根室のチャシ、根城、二本松城、白河小峰城、高遠城、新発田城、
一乗谷城、岩村城、小谷城、竹田城、津和野城、郡山城、鬼ノ城、
名護屋城、平戸城、岡城、中城城。

比較的近場が結構残っています。
これはすぐにでも攻略できそうな感じですが
難関はなんといっても”根室”どう攻めようか悩みのタネです。

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さて、今回は箕輪城と金山城の2か所を巡りました。
個人的には箕輪城のほうが長野氏の城ということで
大きな期待をもっていってきたのですがー。

実際に目の前で見てみるやっぱ凄いですね。

山の形を生かした掘割が昔のまま。
その形状が実にダイナミックで素晴らしいものでした。

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一方、金山城は
関東には珍しく石積みを多用した形状で
新田氏の流れをくむ城ということでこれまたいい感じ。

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ただ、整備されすぎてる印象。。。

復元されることは別に良いことなのですが
山城ならではの雰囲気が薄くなってる気がしました。

山城は鬱蒼としていて
攻めようとしても攻めにくい。
そういうところが好きなんですけどねー。

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でも、整備されてるお陰で
観光客も多く立派な資料館もあったりで
金山城に関しての知識は凄く頭の中に入りました。

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その点、箕輪城のほうは
案内板など余りなかったので満足感は少なめでした。
城の知識は前もって調べてから行けーって
お叱りを受けそうですが(^^;

整備されるされないは一長一短がありますね。

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さて、城めぐりの合間に
伊勢崎の町めぐりもしてきました。

関西から伊勢崎のイメージとしては
東武電車に伊勢崎線というのがあるというのは知っていたので
あーこの線の終点なんだなという感じでした。

それ以外はパッと思いつかなかったのですが
行ってみてビックリ。良い町ですねー。

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かつて伊勢崎は絹などの生産で賑わったそうです。
その賑わいは歩いてるひしひしと感じることが出来ました。

この煉瓦造りの鐘楼なんて珍しいですよね。

他にも明治館というのがあるのですが
ここには観光協会の人が常駐されていて
熱心な説明を聞かせてくれました。しかも無料。

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こういう町は観光してるとうれしいですね。
伊勢崎は全国的に名の知れた名所は少ないと思うのですが
「この町のことを知って欲しい!」という熱意を感じれました。

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あと伊勢崎は城下町でもあったそうです。

城下のあちこちに咲き誇る「花」
市民が植えた花々がとても印象的でした。
10年後、20年後にまた訪れてみたい町です。




 
posted by にゃおすけ at 19:07 | 大阪 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 関東ボラボラ | 更新情報をチェックする

2013年06月19日

高野街道その2・橋本→高野山

河内長野から高野山への高野街道。
今回はその2として橋本より前回の続きを書いていきます。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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高野山への道といえば”町石道”が有名ですが
高野街道は別ルートを辿っていきます。

その入口は”学文路”(読み方はかむろ)
町石道が”九度山”なので少し橋本寄りからになりますね。

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まずは紀ノ川沿いの平坦な道を進んで行くと
高野六地蔵の一つが鎮座されていました。

古くからのもので顔は判別しにくいですが
その分歴史を感じれていいですよね。

この先には6ヶ所も地域ごとに鎮座されています。
高野街道の楽しみの一つといったところでしょうか。

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学文路からは
急勾配が続いていきます。

きっと道幅も昔のままなのでしょう。
車1台が通れるのがやっとの所ばかり。

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ふと振り返ると
紀見峠を含む山々が見えてきました。

新緑の季節は
パッチワークのようで綺麗ですよね。

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峠を越え九十九折の坂を下っていくと
右側に河根宿の家並みが見えてきました。

山深き山村といった風情です。

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本陣の建物が今も残っていました。
格式高い家らしく庭には立派な鯉のぼりが。

古き良き日本を感じられます。

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集落を過ぎると
標高1000mまでほぼ登りばかり続いていきます。

飲食店はもちろんのこと自販機すら見当たりません。
こりゃ夏場は大変です(^^;

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桜茶屋付近。

その名のとおり
かつては茶屋があったのだそうです。

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紀伊神谷駅付近を過ぎると
南海高野線と平行して極楽橋へ。

こうもここまで歩いて登ってきてると
ここに電車の姿が見れるって不思議な感覚です。

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極楽橋駅の由来がこの橋。
綺麗な朱色に塗られていました。

ここからは不動坂を登っていきます。

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ゆるやかな勾配が続く道。
それもそのはず大部分が大正期に作られたもの。

江戸時代の道はというと
すっかり廃道になってしまっていたのですが
近年、整備されて一部歩けるようになっていました。

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その一部がこんな感じ。

実に立派な掘割のような道。
かつて多くの人がここを通っていたことでしょう。

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女人堂。

この付近になると標高はかなりのもの。
ざっとひと月ぐらい遅れてるのでしょうか。
まだ枝垂れ桜が咲き誇っていました。

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この女人堂から先はかつては女人禁制でした。
いよいよ高野山の中へ入っていきます。

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町並みを見てると標高1000mもある
山の上であることを忘れてしまうかの光景です。

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高野山金剛峰寺ゴール!!
これで全ての高野山への道を完結しました。

しかーし、寺の門は閉まっていて拝観できず(^^;

17:00には閉門してしまうんですねー。
せっかく遠くから歩いてきたのに
ちょっと拍子抜け(笑)

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お参りは次の機会に町石道も歩きたいので
極楽橋辺りから再び歩いてみようと思います。

 
  
posted by にゃおすけ at 20:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高野山への街道 | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

高野街道その1・河内長野→橋本

最後は一気に高野山まで!

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

スタートの河内長野。
まず驚いたのは自治体の街道への熱意。

あちらこちらに名所の案内板があったり
高野街道の行灯があったりと
心躍る演出が盛りだくさん。

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こういうのがあると
自然とテンションがあがりますね。

道には色が塗ってあり
そこが当時の街道であることを示しています。

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”かうや”の道標。高野山へ道を今も見守ってくれていました。

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河内長野はよく来る場所ですが
歩いてみないとわからないものですね。
僕が今まで思っていた町の印象が変わりました。

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三日市宿。

高札場が復活していました。
宿場らしい町並みが続きます。

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女人堂までの距離を示す石柱。
江戸時代の安政年間に建てられたものです。

堺の豪商が立てたものなので
堺から来る西高野街道沿いにあるのですが
今も全てが現存してるそうです。

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じょじょに登りが始まります。
国道の区間は歩道がない上に交通量が多い。

それだけだったらまだいいのですが
山道に入るのでカーブが多く見通しが悪い。

こういう場所はめっちゃ怖いですね。
恐る恐る前に進んでいきます。

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天見駅付近の旧道風情。

元は茅葺きだったであろう旧家が
連なって街道沿いに立っていました。

渓谷の若葉もまた美しいですね。

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紀見峠は大阪府と和歌山県の県境にあたります。

紀伊の国が見えることから
紀伊見峠ともいわれていたのだそうです。

今は舗装路をヘアピンカーブで登っていきますが
かつては川沿いの草道を登っていたのでしょう。

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峠の風情。

和歌山県側は結構旧道が残っているものですね。
静かな雰囲気も峠にピッタリ。

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遠くに高野山の山々が見えてきました。

はたして日暮れまでに辿りつけるのか?
なんだか気の遠くなるような遠さを感じました。

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橋本の手前では
和歌山と奈良を結ぶ”大和街道”と交差。

大きな古い道標に萌えました。

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紀ノ川の渡し付近の常夜灯。

かつては対になってもう1つあったのだそうです。
しかし洪水で流れてしまいもったいないですね。

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橋本の町のいわれになっている
橋を渡り紀ノ川の対岸へ進んでいきます。

今回は長いので2回に分けて書きます。
次はいよいよクライマックスです。


posted by にゃおすけ at 18:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高野山への街道 | 更新情報をチェックする