2013年07月30日

はじめて登る人向けの富士登山の練習(大台ケ原&湖南アルプス)

まもなく4度目の富士登山を迎えます。

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1度目は中学2年生のとき。
まだ登山も何もやったことのない頃でした。
たしか靴はスニーカーだったかな。
今思えばよく登ったものです。

2度目、3度目はここ10年以内のことなので
登山靴で挑んでいます。装備もバッチリ。

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4度目となる今回は
一生に一度は登ってみたいという
初心者の方を3人連れていくことになりました。

なので前もって練習をということで
本番の2ヶ月前に滋賀県の湖南アルプス。
そして1ヶ月前に大台ケ原へ行きました。

装備を買い揃えて足などを慣らすとなると
だいたいこれぐらいの余裕が必要かな・・・?

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湖南アルプスは
滋賀県の草津市付近にあります。

岩場がゴツゴツして奇岩がたっぷり。
適度に急斜面もあり人も多くなく気軽に歩けます。

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登山をあまりしたことのない人に
練習にどんな山に連れていこうか悩むのですが

・登っていて飽きがこない山
・山の良さがわかるような山


この2点かなと思います。

いきなり富士登山の練習だからといって
ハードな山に行くと挫折する恐れがありますからね(^^;

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その点、湖南アルプスは
普段の山にないような景色が見れ、
滝や琵琶湖の眺望など面白みが溢れています。

しかも大阪市内からたったの1時間!!
気軽に行けるってのもいいですね。

湖南アルプスの山行き記録はコチラ↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-312898.html

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次に向かった大台ケ原は
標高が1600mを越える高地です。

登山を始めてまもない人にとっては
空気の薄さや涼しさなど体感できる絶好の場所。

大阪からだと3時間の距離。
駐車場からすぐが登山道入口になっています。

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アップダウンはそれほどないものの
絶景と野生動物など山の素晴らしさを体感できます。

こういう場所で空気の薄さを感じれれば
富士登山での心構えができるのではないでしょうか。

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たとえば、
ちょっと走ってみてこりゃ駄目だー。と感じれば
酸素ボンベを少し多めにしたりと対策もできますし。

大台ケ原の山行き記録はコチラ↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-324023.html

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湖南アルプスと大台ケ原。
どちらもそんなにハードではありません。

要は「装備があってるかあってないか」
練習する理由ってこの1点かなと思います。

ここで靴があってないなどがわかれば
本番までに対策すればいいわけです。

その点、気分的に余裕がもてる緩やかな山は
登りながら装備をチェックしながらいけるがいいですね。

では行ってきまーす。


 


  
posted by にゃおすけ at 21:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | 旅の裏技 | 更新情報をチェックする

2013年07月25日

伊勢表街道(初瀬街道)その3・白山町→松阪宿

いよいよ伊勢表街道(初瀬街道)ラストです。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

まずは前回のゴール地点である
津市白山郷土資料館へ向かいました。

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ここは街道資料が実に豊富ですね。

ちなみに資料館の名前にある「白山」は
以前のこの辺りの町の名前が「白山町」でした。
その後、大合併で津市に編入されたのだそうです。

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その旧白山町にあった宿場のひとつが
次の「二本木宿」。最寄駅は大三駅になります。

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古い家が多く残っていました。
中には「しめ縄」をしている家があるのですが
しめ縄の下には大抵「笑門」と書かれてるんですよね。

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伊勢では年中この様に飾っている風習がありますが
これでようやく伊勢に入ったことを実感させられます。

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振り返ると青山高原の風車群。

あれだけハードだった青山峠も
どんどん遠くなって行きます。

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やがて雲出川の堤防上に出ました。
ここは桜の名所「亀ヶ広」です。

春は250本あまりの桜のトンネルなのですが
葉はすっかり落ちてしまっています。

こういう名所の発見も街道歩きの醍醐味で
また春に来てみたいと思わせてくれます。

注:歩いたのは2012年10月13日でした。

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一志駅のあたり。
ルートマップをご覧ください。

思いっきり
ぐるぐるしていますよね(^^;

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これは旧道が線路によって分断されていたので
踏切のある場所まで大きく迂回した結果なのです。

そこにまだ旧道が残ってる以上は行かないと!
と、いうのが”にゃおすけ流街道歩き”デス(^^;

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八太駅付近では七曲がりがありました。

ここは元は宿場だったらしく
敵の侵入などを防ぐため設けられたもののようです。

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半分埋まってしまっている道標。
その文字を見ると「さんぐう道」

現代も使われている〇〇街道という名前は
明治期に便宜上付けられたものが多いのですが
今回の街道も「さんぐう道」や「はせ道」、
「いせ道」「あお越え」色々読み方がありました。

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秋の空が広がります。

嬉野町の旧役場付近は
少し高台になっていました。

道の見晴らしがとてもいい感じ。

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中原神社を過ぎ
最後の難所の川渡り。

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江戸時代は
この川に3本の渡しがあったそうです。
ちなみに川の名前はその名の通り「三渡川」。

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いよいよ伊勢参宮街道との追分。
六軒の道標でゴールを迎えました。

この後はマラソン練習も兼ねて
松阪宿までランで向かっています。


  
posted by にゃおすけ at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 伊勢への街道 | 更新情報をチェックする

2013年07月19日

伊勢表街道(初瀬街道)その2・桔梗が丘→青山峠→白山町

今回は最大の難所の青山峠。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

前回の続き名張の桔梗が丘をスタートです。
住宅地の中を進んでいきます。

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ちなみにこの辺りのマンホールは
桔梗にウグイスの図柄。

桔梗が丘ということで
かつては桔梗の名所だったのかもしれませんね。

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起伏のある道は峠が近いことを実感させられます。

旧道には古い家が点々と。
昔の面影がよく残っているのもいいですね。

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青山峠までに宿場が2ヶ所あります。
その1つが阿保宿。読み方は「あお」

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近鉄沿線に住んでいる人には
お馴染みの青山町駅のすぐ近くです。

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そしてもう1つが伊勢地宿。

ここは峠を前にした宿場町ということで
街道で一番の規模があったのだそうです。

交通事情が変わり
今はひっそり静かな雰囲気が漂います。。

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宿場内にある大きな常夜灯。
古い丸いポスト。旧家などなど。
萌えどころが満載です。

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峠手前の温度計は22℃。
つい1ヵ月前は36℃だったのに・・・。
夏が遠ざかっていくのも寂しいものですね。

でも、この辺りは
すっかり秋。彼岸花も咲き誇っていました。

注:歩いたのは2012年09月29日(土)でした。

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青山峠の西側は舗装路であがっていくのですが
東側は原道が良い感じで残っていました。

道しるべのお地蔵さん。
実に立派なものです。

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さすがは夏が過ぎての秋口です。

今回は三重県発行の街道マップで歩いたのですが
マップ上では通行可能と案内してる場所でも
藪で生い茂ったところが多くありました。

あと、注意点は蛇やクモの巣ですね。
蛇の大群も見かけてしまいました(^^;

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青山峠の東側にもう1つ小さな峠があります。

車は峠の下をトンネルでくぐってるのですが
上には立派な切通しが残っていてくれました。

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今はすっかり倒木多数の場所ですが
ここを昔はたくさんの人が歩いていたと思うと
実に感慨深いところですねー。

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峠を降りた先にあるのが垣内宿。
こちらも静かな宿場町。

川のせせらぎに癒されます。

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各家々には宿場ののれんがありました。

そういえば、宿場の手前の橋には
古い石垣が多く見かけることができました。

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他の街道でもそうなのですが
山の中の街道の遺構って結構残ってるもので
それを見つけながら、目を凝らしながら歩くのは
これまた峠越えの醍醐味だなと思います。

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垣内宿を過ぎると
のどかな田園風景が広がってきました。

今回のゴールは榊原温泉口駅。
次で伊勢参宮街道と合流します。
  
 
posted by にゃおすけ at 20:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 伊勢への街道 | 更新情報をチェックする