今回は伊賀方面へ抜ける街道です。
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。
伊勢参宮街道の月本追分。
立派な道標が建っています。
「いがごえなら道」
名前の通り最終的には奈良へも道が続いています。
奈良から伊勢への道というと
伊勢本街道や初瀬街道が有名ですよね。
でも、この道の重要なポイントとしては
木津川と並行してるので上野手前まで舟で進めた点でしょう。
全体的に田舎の中の道を進みます。
田んぼの稲を見ると
だいぶ育ってきているのがわかります。
季節はどんどん変わっていってますね。
自然石を使った道標。
でも、読めない・・・。
マイナーな街道になってくると
道標の資料がなかなか出てこないのが悩みのタネです。
雲出川を渡る大正橋。
この辺り消滅してる箇所多し。
こういう場合は旧道に近い道路を歩くことにしています。
それにしても暑い!!真っ青な空。
農道で残る。旧道。
木漏れ日はまさにオアシス。
埋れた道標が
ここが街道だということを主張しているようです。
久居の界隈。陣屋の町です。
一国一城ということで
城が建てれなかったので陣屋しか存在しなかったのですが
町の感じはまさに城下町って感じでした。
街道筋は曲がったり、枡形があったり、
まるで迷路のようです。
静かな風情で
時間が止まってる感じ。
久居という名前の由来は
ここに来た殿様が”永久に居を構える”
そんな意味で名づけたようなことが書いてました。
それにしても良い町並みですね。
伊賀越えの山々が近づいてきました。
風力発電の施設がよく見えます。
ちょうどこの辺りは
日本海と太平洋の狭い位置になってるので
風の通りが良いということなのだそうです。
オークワで一休み。
この辺りに多いショッピングセンターです。
ここでアイスを2本を大人買い(^^;
山道に入り、今年初めてのセミの声がしました。
考えればもう7月なんですよね。
(注・歩いたのは7/8)
今回のゴールは五百野の集落。
立派な道標と常夜灯が立っていました。
こうやって今も存在してるのは
なんとも嬉しいものです。
ここから先は
津からの別ルートと合流して
伊賀街道として伊賀盆地へ入っていきます。
ちなみに津からの別ルートとはコチラ
江戸時代から整備されたルートで観光要素よりも
城と城を結ぶ軍事的要素が強いルートであったようです。