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今回は近江高島駅よりスタート。
ここはかつて大溝城の城下町でした。
造り酒屋のある家並みいいですよね。
大溝城の跡は駅からすぐ近く。
石垣だけですが立派な天守台がありました。
この辺りから冬場は
雪がよく積もる地域になります。
道路には融雪装置があり
水に鉄分を含んでいるからなのか
道が茶色に変色しています。
立ち寄った高島歴史民俗資料館。
建物の前には道標が保存されていました。
街道に詳しい方がおられ暫し雑談。
さすがは資料館です。
今回の西近江路も一冊の本として保管されてました。
他にも滋賀県の八風街道の本もあったりと
街道好きにとってなかなか楽しめました。
遠くには福井の山々が見えてきました。
そして手前にはスキー場もある箱館山。
ここは木津。
昔は古津と書いたそうで
字のとおり古い時代の港があったとのこと。
今津の前の港ということですね。
遠くを眺めると竹生島がよく見えています。
立派な松並木。
今津は加賀藩の飛び地であったので
護岸の整備などは加賀藩が行ったとのことです。
今も船着場のあたりには
石垣を用いた護岸がしっかり残っていました。
今津は若狭から来る荷物の集積地でもあり
ここから大津などへ向けての船運で
かなり賑わっていたそうです。
町には古い立派な建物が点在。
かつての賑わいを今に伝えています。
街道はここで一旦西方に進みます。
若狭へ行く九里半街道との重複区間です。
今なら琵琶湖沿いを
そのまま真っ直ぐ行けば福井へ進めるのですが
昔は暴れ川などがあり湿地帯でもあったのでしょう、
大きく山側へ安定した土地を求め迂回してしまっています。
バイパスの沢交差点付近では
暴れ川(百瀬川)は天井川になっていて
そのトンネルをくぐって進みます。
暴れ川の光景。
ここのとこ晴天が続いていたせいか
とても静かな光景が広がってました。
マキノの集落の沢のあたりでは
大きく琵琶湖へ向け針路を取ります。
真っ直ぐ行くと別ルートの西近江路。
古代はその道を通っていたのが有力だそうです。
田園風景が広がり
マキノ駅手前では藪道の区間も。
こういう光景なんともいいですよね。
次回は西近江路のハイライト
県境を進んでいきます。