2013年12月26日

和歌山南部のグッドな観光名所

西国巡礼はミニ旅行でもあります。
寺を巡るだけでなく観光名所も回ってきました。

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白浜。夏場はすごく混雑する場所で
関西随一の人気観光スポットです。

名勝が数多くあって
円月島と千畳敷は二大巨頭ですね。

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こちらは千畳敷。凄い風でした。

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白浜の後は、熊野古道中辺路を経由して、
本宮大社にお参りの後、湯の峰温泉で宿泊。

今回は民宿に泊まりましたが
1泊2食付きで9000円ほどでした。
しかも温泉はかけ流し。露天風呂ありです。

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湯の峰温泉周辺は
良い温泉が多くあります。
巨大露天風呂が大量にある「渡瀬温泉」
河原を掘ると温泉が出る「川湯温泉」

どれも特徴があって良いのですが
湯の峰温泉は熊野古道上にあることもあって
日本最古の温泉の一つとも言われています。

そういえば熊野古道が世界遺産登録されて
もう9年が経ってるんですね。

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湯峰温泉は硫黄臭満点でいいですね。
あと温泉卵を作れる施設があるのもグッド。
昔ながらの湯治場の風情を楽しめます。

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翌日は新宮へ出て
速玉大社に参拝の後は天然記念物の浮島を見学。
島が池に浮いている大変珍しいものです。

なぜ浮いているのか。
木の根っこなどに土が積もって島になってるそうで
上陸してみると地面がふわふわして大変面白いです。

その後向かった神倉神社は速玉大社以前からある神社。
しかも熊野三山の元はココ!という話です。

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ちなみに新宮という町の名前は「速玉大社」から。
神倉神社の古宮に対する新宮ですね。

境内には熊野三山の元だけあって
超巨大な石が鎮座しています。

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鳥居をくぐると階段を500段登る必要があるのですが
斜度的に45度もあるような急な段差なんですよね。
階段といっても自然石の階段ですし大変です。

でも、この日も参拝客が多く
パワースポットなだけに若い女の子の団体も来てました。

それにしても新宮市内の眺めは良いものですね。

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この後は那智大社(記事は前回を参照)
参拝した後は潮岬へ向かっています。

本州最南端。
関西では台風の通り道として
この名を知らない人はいないでしょう。

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素晴らしい夕日。
本州の南端ということもあって
大型船がよく行き交っています。
この付近は舟の重要航路のようですね。

そういえば
水平線に夕日は沈む時って
海に沈むのではなくて雲に沈むことが多いですね。
上の写真の時も10分後には雲の中でした。

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潮岬の手前の名所「橋杭岩」

これも浸食でこういう姿になったのだそうです。
引き潮だったので岩の近くまで寄れてラッキーでした。

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posted by にゃおすけ at 19:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近畿ボラボラ_和歌山 | 更新情報をチェックする

2013年12月18日

西国三十三箇所めぐり。はじめましたっ!

近畿一円のお寺めぐり。
関西では有名な巡礼の旅です。

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熊野古道大門坂を通ります。

お寺の数は33箇所+αあって
近畿のあちこちに散らばっています。
順番に回る決まりは特にないのですが
折角なので順番どおりに行こうと思います(キラーン

交通手段は”歩き”ではなく”車”か”電車”
今回は夫婦2人で何か共通のことを成し遂る!というのが趣旨。
1人なら無論歩きなんですけどね。

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1番札所は那智山青岸渡寺。
いわゆる那智の滝があるところです。

12月に入ると旅をする人がめっぽう減ります。
これは年末を控えているということがあるのでしょう。
この日も晴天にも関わらず人が少なくて助かりました。

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さてさて、巡礼の仕方ですが
まずはグッズを購入しないといけません。

ネットを見ていると
ちょうどお試しセットを見つけました。

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・朱印帳(納経帳)
・輪袈裟(首からぶら下げるタイプ)
・経本(これを読んでお経を唱える)
・納札(写経の代わりになるもの)
・数珠、線香、ロウソク


これらはあったほうが良いものなのだそうです。
もちろん手ぶらでも良いみたいですが
やるからには形から入っていきます。

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境内からは那智の滝がよく見えました。

さっそく境内に入り拝むことにしました。
最初ということもあってちょっと緊張しますね。
それだけに空いてるこの時期に
始められてよかったなと思います。

でも、でもですよ、
お経をフルで読んだことがないせいか
スムーズに読むことができず、
何度も何度も読み間違える。とほほ。

家で暗記しておかなければ。。。

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那智大社は青岸渡寺のすぐ隣

おおざっぱな流れとしては

★線香・ローソク

★賽銭と鐘つき

★合唱後にお経を詠む(般若心経だけでOK)

★納札を納札箱にいれる(日付など書くのでペンも必須)

★ご朱印(散華を忘れずにもらうこと)
・頂くお寺のページを開いて渡すこと
・押さえ紙を当てて返してくださる
・お釣りのないように(1枚300円)


だいたいこんな感じだそうです。

もっとざっくり回る人の中には
拝んでから朱印だけをもらう人もいるようです。
これだとスタンプラリーになってしまうので
僕はこれだけは避けるようにしています。

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那智の滝の虹

もし巡り方に不安がある方は
バスツアーを最初だけ参加してみるのも良いですね。
もれなくノウハウを教えてもらえるでしょう。

まずは無事西国三十三箇所を成就。
これから楽しんでつづっていこうと思います。


posted by にゃおすけ at 20:59 | 大阪 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 西国三十三箇所巡礼 | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

京街道その2・枚方宿→京都東寺

大阪から京都へ。
枚方市駅から東寺(羅城門)に向かいます。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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枚方市駅前にある大きな道標。
ここを境に街道は直角に曲がります。

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かつてここには川があったということで
今も橋の欄干や道の形状に面影がありました。

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枚方宿の古い家に飾られた菊の花。
枚方といえばやっぱ菊ですね。

やがて天の川を渡っていきます。

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この先は京阪電車と平行する区間が増えてきます。

11月も上旬ということもあって
京都方面への電車はどれも満席のようでした。

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大きなマンションが林立しているのが見えると樟葉です。
樟葉は特急停車駅にもなっていますね。

街道は駅の京都寄りで交差するように通っていました。
線路を横切るあたりは消滅しているのですが、
そこから先はアスファルトの塗装で色づけられ
ここが京街道であることを示しています。

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この旧京街道の看板。
なんかいいですよね。

樟葉の町を過ぎると橋本です。

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かつて橋本は遊郭があり
京都や山崎方面への渡し舟があったりと
正式な宿場ではないもののかなり賑わっていたそうです。

今も建物の装飾に往時の名残りを感じることができます。

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橋本を過ぎると右手には男山が見えます。
この山には有名な石清水八幡宮があります。

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枚方付近からの道標には
”八幡”の文字をよく見かけることができますが
この石清水八幡宮のことを指しています。

エジソンの電球の材料の竹でも有名ですよね。

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御幸橋で木津川と淀川を渡ります。

この橋は近年架け替えられたものの
古い橋の大きな石柱は今の橋に移設して活用されてました。

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淀宿に入ります。

淀の町は中心に宇治川が流れ淀城の堀などがあって
かつては川と堀だらけの町だったのだそうで
街道はそれを縫うように通っていました。

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淀小橋跡がこちら。
ここに宇治川が流れていたそうで
小橋という名前ですが大きな橋が架かっていました。

今はまったく面影がないですが
宇治川は東側の巨椋池方面から流れてきていたそうです。
その巨椋池も今は干拓によって面影が殆どなくなっています。

そういえば、京都競馬場の中の大きな池が
巨椋池の一部だったという話があるそうですね。

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古い家がちらほら残る淀宿の町並み。
この日は競馬開催日ではなかったので静かでした。

京街道の宿場は交通量の割にはこのように小さい規模のが多いです。
これは片道を淀川の舟を使えた影響があったようですね。

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桂川に沿って北上していきます。
別名”千本通り”と呼ばれている区間です。

一車線の道が続いていきます。

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ポツポツと雨が降って雨宿りをしていると
傘あげるっ!と言ってきてくれた人がいました。
すぐ止むのはわかっていたので丁重に断ったのですが
こういう人情味はやっぱ嬉しいものですね。

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鳥羽伏見の戦いの勃発地を経由して
やがて平安京の入口であった羅城門の跡へ。

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羅城門跡から今来た道を振り返って見ると
一直線に伸びていることがわかります。
門と密接に繋がった”千本通り”の区間は
平安時代から続いている歴史ある道なのでしょう。

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西国街道と合流して東に進むと東寺です。
日本一の高さの木造建築の五重塔。
いつみても立派なものですよね。

 
posted by にゃおすけ at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪近辺の街道 | 更新情報をチェックする