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市街地を進んでいきます。
暑いからか外に出てる人はそんなにいません。
みなさんどこに行ってしまったのでしょう。
古くからある集落内。
木の塀はコンクリの塀と違って
どこか涼しさを感じさせてくれます。
道標もいくつか散見できました。
ここは高槻街道との追分。
右に行くと高槻方面へ向かうことになります。
もっとも、ここまでの亀岡街道は
別名で高槻街道とも呼ばれ重複区間でもありました。
ここから先は亀岡街道のみの区間で
道筋自体は古くからの歴史があるのですが
亀岡街道と呼ばれるようになったのは明治からとのこと。
それまでは「かめおか道」や「みょうけん道」と呼ばれていたようです。
西国街道との交点までやってきました。
いずれ歩く計画をしている下関への道。
立派な道標が立っていました。
立てられた年を見ると明治と刻まれています。
ですが、見た目がやけに新しい・・・。
どうやら近年再建されたもののようです。
こういう再建は嬉しいですね。
旅人を暖かく見守ってくれることでしょう。
じょじょに坂道が増えてきます。
この付近は福井城というお城があったそうです。
山と川と山に挟まれた地形にあって
亀岡からの通り道ということで重要拠点だったそうです。
街道は福井城の脇をかすめるように進んでいきます。
府道沿いを進む街道。
川とほぼ平行して通っています。
佐保の集落を過ぎると
新名神高速の工事が進められていました。
この影響で府道にはダンプが多く
歩道がないのでかなり気をつかいました。
次第に山里といった風情になってきました。
田んぼの稲もすくすくと育ってきています。
今回の最大の難所は多留見峠です。
峠の手前で府道と別れ
旧街道は一直線の山道へと入っていきます。
真夏の藪漕ぎ。きついっす!
ただ、路盤は意外にもしっかりしていて
江戸時代の道の部分を車を通すために改良したようで
足元だけはちょっとした安心感がありました。
廃道でよく見かけるのは廃車たち。
横を通るときは中をチラっと見るのですが
いつもながらドキドキしちゃいますね。
多留見峠。
大きな切通しといった雰囲気です。
ここから先は能勢へ一気に下ります。
ここが大阪府なの?
そういう意外な光景が能勢には多いです。
静かな農村風情。
やがて今回のゴール"余野”に着きました。