今回は江田島兵学校がメインでした。
今は自衛隊の幹部候補生の学校ですが
戦前は海軍の学校でした。
桜がほとんど散った時期に行きましたが
その本数たるや数多く、さすがは海軍って感じがします。
満開だと凄いものがあるでしょうね。
その桜ですが
散った花びらの掃除は生徒さんがするのだそうです。
なので、入学時は桜が好きだった人も
卒業するときは嫌いになっている人が多いのだとか。
見学にはガイドさんがつくので
このような裏話が聞けて楽しいものでした。
古くからの建物が多く残っています。
近年、外壁を磨きあげられたのだそうで
竣工当時を思わせる外観に感動してしまいました。
今、こうしてみても
古さを感じさせない良さがあります。
この煉瓦造りの建物は明治からのもの。
当時の煉瓦は日本での生産は少なかったので
イギリスから持ってきたのだそうです。
校内には立派な松の木が生えそろっています。
どれも綺麗に手入れされてます。
ところが不思議なことに
虫が全然つかないのだそうです。
実は強力な除虫剤をまいてるとのこと。、
夏場のセミも校内には寄り付くことはないそうで
校内は意外と静かだという話でした。
見学は無料。
個人の場合は予約不要で受付時間に行けばOKです。
この日は15:00の最終回に参加したのですが
老若男女30人ぐらいの人数でした。
所要時間は1時間半。
校内をずっと歩いて回るのではなくて
半分の時間は資料館見学になっていました。
なので、歩く距離は2kmほどでしょうか。
ちなみに資料館は海軍関係がメインです。
内容にボリュームがあるので
時間が足らない人も多いと思います。
さて、翌日は自衛隊の呉基地見学をしています。
本来は艦艇に乗れることになっていたのですが
大雨の影響で滑ると危険なので周辺見学のみでした。
考えて見ればいろんな人が来るので靴は千差万別です。
一応、服装規定みたいなのはあるようですが
安全第一ということなのでしょう。
見学は江田島兵学校と同様に無料でした。
受付時間中に行けば見学することが出来ます。
開催はたしか日曜日のみだったと思います。
ガイドさんが付きます。自衛官の広報の方です。
朝9時の回でしたが20人ほどの参加がありました。
イージス艦がないので
これといった目玉はないとのことですが
それでも間近で見る船は迫力がありますね。
写真も見える範囲は自由に撮っても良いとのことで
こんな自由で大丈夫なの?と聞いたところ
「大丈夫、受付でしっかりチェックしているし」
「北朝鮮やロシアだと警戒するけどね(笑)」
ちなみに受付では国籍を書く欄があるわけですが
身分証のチェックなどありませんでした(^^;
ガイドさんはあらゆる質問に答えてくれます。
この船にはどんな兵器が付いているのだとか、
練習船の内容や海底ケーブルを引く船はどれだとか。
参加のみなさんは質問する人が多くて勉強になりました。
もし雨が降っていなければ大半が艦内見学だっただけに
色々と話が聞けてラッキーだったかもしれません。
さてさて。
「大和ミュージアム」にも寄ってきました。
2回目の入場ですが相変わらず盛況で凄い人です。
ちなみに前回の旅はこんな感じでした↓
梅雨の岩国、呉、竹原の旅
http://borabora.seesaa.net/article/20224929.html
呉で海猿体験
http://borabora.seesaa.net/article/20631070.html
圧巻なのは1/10スケールの巨大模型。
大和ほどの大きさなら1/100でも凄いものなのに
このスケールにはあらためて感動させられました。
ミュージアムの隣には
潜水艦の博物館「てつのくじら館」があります。
入口前に本物の潜水艦が飾ってあり
まずは大きさに圧倒されます。
自衛隊の施設なので見学は無料。
無料にも関わらず豊富な資料と解説がありました。
内容としては機雷と潜水艦の仕組みについてが多かったです。
なぜ、機雷の展示が大きくスペースを取られているかなんですが
海上自衛隊の発足当時の重要任務が機雷を除去するという
掃海の仕事だったからということのようです。
展示の最後には潜水艦の中に入ることができ、
潜望鏡で町の様子を眺めることも出来ました。
そうそう、昼食ですが
呉といえば海軍カレーが有名のようですが
今回は広島焼きを食べています。
小奇麗なレストランのような店もあるのですが
オススメは町中にある小さなお店です。
大阪では町中にたこ焼き屋をあちこちで見かけますが
同じような感じでお店が点在しています。
てっぱんを前にして食べる料理は旨いですね。
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