2014年11月28日

忍野八海&リサとガスパールタウン

以前、静岡の清水に住んでいたのですが
東伊豆と山中湖周辺は混んでるイメージがあって
なかなか行けず仕舞いになっていました。

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冬のような寒さの山中湖。

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まず訪れたのは忍野八海
ここは富士山の湧水群で有名ですね。

さすがは人気の場所だけあって
早朝にも関わらず結構な人出です。

団体客が多く、海外の人も多い印象でした。
一帯が世界遺産になった影響なのでしょうか。

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雲の合間から富士山が見えました。
11月初旬ということで山頂の雪は少な目のようです。

富士山周辺には三島など湧水が多いですが
ことのほか忍野八海の深さは凄いものがありますね。

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資料館にある展望台。
ここからの眺めは抜群です。

300円するんですが
施設の見学も出来ることを考えると安いぐらいです。

忍野八海のポスターはここからの撮影が多いようです。

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次に訪れたのは富士急ハイランド。

入口付近の無料スペースには
リサとガスパールタウンがありました。

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どうです?リサガス一色です。

フランスの絵本のキャラなので
スペース内にはエッフェル塔があったりと
まるで絵本の世界にいるかのようです。

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乗り物はカートとメリーゴーランドの2種類。
どちらも普通に乗るなら1回400円もするんですが
店で2000円の買い物をすると1回無料になる特典があります。

ちなみに富士急ハイランドの入場券にも引換が可能です。
リサガスファンは先に買い物して入場するとお得かもしれませんね。

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芦ノ湖。奥に箱根の町が見えます。

レンタカーの旅なので行動は自由です。
乙女峠からスカイライン経由で熱海へ。

スカイラインからの富士の眺めは良いですね。
有料道路なので車は少なく快適ドライブでした。

翌日は東伊豆へと向かいました。

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相変わらず恐ろしい城ケ崎海岸。

東伊豆での目的は下田の歴史散策でしたが
その前に途中で気になるテーマパークに出会いました。

iZoo 【イズー】

ここは爬虫類専門の博物館で
園内ははトカゲやワニ、亀でいっぱいです。

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亀好きにはたまらないです。

ゾウガメの大群もまた見事。
眺めてると時間の流れを忘れるかのようです。

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こういうテーマを絞った博物館は
目黒の寄生虫館などいろいろありますが
特化されてる分、他にはない良さがあり面白いものです。

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下田の町並みを散策して
沼津へと戻る途中の河津七滝では
孤独のグルメで有名な「わさび丼」を賞味しました。

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ホカホカご飯の上にカツオぶし。
その上に擦りたてのわさびをのせます。

予想通り「鼻ツーン」!!

ワサビが少々苦手なので拷問でした(^^;

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そんな感じで
久しぶりの静岡を堪能できました。



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2014年11月18日

北国街道その8・津幡宿→高岡宿

越中(富山)の国に入ります。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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雨の津幡宿はひっそり。

この日の降水確率は90%ということで
完全防水装備での出立でした。

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宿場の先から勾配が始まります。
今回の難所は”倶利伽羅峠”です。

越中と加賀の境にある峠で
古くは源平合戦の地でもありました。

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峠の手前の竹橋宿。

道が宿場の真ん中を貫いています。
かつては旅籠などが多くあったようですが
今や面影はほとんど残っていません。

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しかし、よくよく見ると
どこか感じる宿場の雰囲気。

路面が濡れてしっとりしてるせいか
晴れの日よりも静けさが増してる気がします。

こう考えてみると
雨の街道歩きも悪くないですね。

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倶利伽羅峠への道。

かつては北陸の大動脈だったからか
比較的歩きやすくなだらかな印象を受けました。

途中には階段が整備されいたりと
いわゆる手軽なハイキングルートな感じです。

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そんな中でも昔の遺構を探すのは楽しいもので、
随所にある案内板を見てると想像が膨らんできます。

尾根筋には切り通しが立派に残り、
江戸時代の街道の雰囲気を保っていました。

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上の写真は片側は崖です。
かつては人が1人だけ通れるように
あえて狭い幅にしていたのだそうです。

これも防衛対策の一つなのでしょう。

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峠の手前にある集落は「倶利伽羅」です。

この変わった地名。実はインドの言葉からきていて
「剣に黒龍の巻き付いた不動尊」の意味だそうです。

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峠には不動寺があります。
ここに祀られてる不動さんは日本三大不動です。

昔は長楽寺という巨大なお寺があったのですが
今や面影は不動寺の巨大な敷地に見ることができます。

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加賀から越中の国へ。

下り道をどんどん進んでいくと
広大な砺波平野が見えてきました。

この平野の特徴は”散居村の光景”です。

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この辺りでは風がキツいことが多いので
風がよく吹く方角に大きな木を植えてる家が多く
その光景は整然としていて素晴らしいものです。

下に晴れの日の砺波平野を載せておきます。

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埴生宿。読み方は”はにゅう”です。

富山県側の最初の宿場町は
大きな八幡宮が有名です。

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続いての宿場は今石動宿。

こちらも少し読みにくい地名ですよね。
”いまいするぎ”と読みます。

ちなみに近くに「石動山」があるのですが
こちらは”せきどうざん”になります。

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そういえば
越前、越中、越後の名前のいわれって何かな?と
この辺りで考えながら歩いていました。

京の都に近いほうが前というのは想像がつくのですが
では”越”ってのは何??とずっと疑問でした。

調べてみると北陸地方一帯には「越」という国があって
山や川によって3つに分けたというイメージなのだそうです。
これは大和朝廷の勢力がまだ及んでいない頃なので
聖徳太子もびっくりするほどの昔の話ですね。

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勾配がない平野の中を進んでいきます。

今は家が建っている場所も
かつては田畑が広がっていたことでしょうし、
菅(すげ)もたくさん植わっていたと思います。

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その菅で有名だったのが次の福岡宿です。

昔からの菅笠の産地で、
今でも全国シェアが90%もあるのだそうです。

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たんたんとした道が続きます。
ずーっと分岐がなく一本道です。

雨の時は大変ありがたいもので
道に迷うことなく進むことができました。

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高岡宿に入ります。
さすがに城下だけあって道が入り組んでいます。

明治期に大火があった影響で
江戸時代の建物は少ないようですが
明治の重厚な建物が実に良い感じでした。

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濡れた路面に映るライトが美しい。

街道は高岡大仏の前で左折します。
坂下から見える大仏様はとても印象的でした。

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次は富山城下を目指していきます。


  
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2014年11月11日

北国街道その7・松任宿→津幡宿

石川県内も大詰め。金沢城下を進んでいきます。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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初夏の陽気に恵まれた春。
あちこちでタイヤ交換する姿が印象的でした。

家の隙間からは真新しい高架橋が見えます。
北陸新幹線の開業までもうすぐですね。

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下の写真は街道名残りの草道。
バイパスが出来て車の流れが変わったので
旧ルートは忘れられた存在になってしまっています。

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野々市宿は金沢市の隣にある小さな町。

街道沿いには多くの旧家が残っています。
電線は地中化されてタイムスリップ気分です。

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ここには郷土資料館と
重要文化財の喜多家住宅があるのですが
どちらも係員の説明がとても熱心で
建物の良さを存分に楽しむことができます。

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ポイントの一つが灰で作られた模様。
お婆様が毎朝丁寧に作っているとのことです。
近年、観光ポスターで紹介され話題にもなりました。

あと、”加賀のれん”もいいですね。
川の流れの模様がなんともいえないです。

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野々市を過ぎると
いよいよ金沢城下に近づいてきます。

北鉄の野町駅近くには「上口の松門」がありました。
ここが金沢城下の西の端にあたるそうです。

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この「上口」とは京都を指しています。
対して反対側の富山側の出口は「下口」。

どちらも監視のための門があったといいます。

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野町広小路の交差点の手前には
板の屋根の上に石がのっている旧家がありました。
こんな町中に普通に建ってるなんて珍しいですよね。

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犀川を渡れば金沢城下の中心部。
遠くの山々にはまだまだ多くの雪が残っていました。

金沢には犀川と浅野川の大きな川が流れています。
大小の大きさから男川、女川とも呼ばれることがあります。

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片町の風景。
金沢の若者の町な界隈です。

対して香林坊は金沢一番の繁華街。
こちらは大人な町の印象があります。

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その香林坊ですが
かつては橋が架かっていました。

今も道端に欄干が保存されていますが
まさにここが城の外堀があった場所にあたります。
金沢城は犀川、外堀、浅野川によって守られ
堅固な城であったことがわかりますね。

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近江町、尾張町を歩いていきます。

地方の名のついた町名が多いですが
尾張町は尾張地方からの職人が住み着いていたように
今も地名に江戸期の名残があるのはいいですね。

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浅野川を渡ると東山界隈。
有名な「ひがし茶屋街」はこの近くです。

卯辰山の麓を縫うように街道を進んでいきます。

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下口の松門の跡。
ここが金沢城下の北の端にあたります。
松も植えられいい感じですよね。

この付近の旧道は今は住居ばかりですが
かつては商店がずらーと連なっていたそうです。

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森本駅付近では
北陸新幹線の大きな高架橋がそびえていました。
街道にある古い家との対比が面白いです。

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北陸本線の線路を渡ると後は一本道。
ずーと旧道が続いていきます。

昔は河北潟と呼ばれる湖の影響で
付近一帯は湿地帯だったのだそうです。

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立派な松並木が数本残っていました。

こういう何もない場所は影がないので
往時の旅人は大変有難かったのではと思います。

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二日市の集落を過ぎるとやがて津幡宿。
津幡は能登への道の分岐点でもあって
重要な拠点の一つでした。

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次回は倶利伽羅峠を越えて高岡に向かいます。


 
posted by にゃおすけ at 18:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北国街道(北陸道) | 更新情報をチェックする