講演「街道地形を歩く 清水地区の特徴と魅力」@静岡市清水
http://www.fujinsha.co.jp/2018/11/21/lect-shimizu1209/
これが目に留まりました。
清水というと以前住んでいた場所なので大変興味深く、
参加できないので資料だけでも頂けないかと打診したところ
快く資料を送っていただけました。
主催者の風人社といえば街道を歩く人にとって有難い存在で
「ホントに歩くシリーズ」など有能な本を発刊されています。
今回、「ホントに歩くシリーズ」の資料も頂けました。
その中でマップの使い方の項が面白かったので紹介させてもらいます。

「マップは少なくとも3回使いたい。歩く前、歩き中、歩き後。」
名言ですね。歩く前に予習すれば歩く時は深く楽しめますし、
歩いた後に復習すればより深く街道を理解できること間違いなし。
この3つをすることで街道を歩いた達成感も半端ないはずです。
「マップはコピーで使い回すより、1人1冊持つ方が絶対楽しい。」
「スタンプラリーのように訪ねる必要はありません」
同感です。
みなさん市販の本やマップは綺麗に使いすぎてませんか?
大半の人は例えば東海道だと片道で終えるものだと思いますが
その貴重な1回だけの歩きを思う存分楽しむには
自分の興味のある部分をわかりやすく印を付けたり、
アンダーラインを引いておくと見逃しを防ぐことができます。
”世の中のマップはごちゃごちゃしていて見ずらい!”
某ハ〇キルーペのCMの文句みたいですが、
スムーズに歩くためにもわかりやすく落書きしておくのは大事ですね。
中には必要以上に名所が書いてあるマップがありますが
自分が行きたい場所だけをチョイスしておいて
効率よく回っていくのがベターかな思います。
これらのことはコピーしたマップでも可能といえば可能ですが
愛着という点では天と地の差があるといっても過言ではないでしょう。
過去にコピーしたマップで歩くこともあったのですが
コピーしたマップはどこにいったのやら状態です。
ちなみに、現在は歩く際にはデジタルマップを使用してますが
デジタルマップを作る際に参考にした本は落書きだらけです。
その落書きをマップへ転記、PCのメモ帳にメモをする手順を踏んでいます。

「くしゃくしゃになったり水に濡れてもかまいません。
すぐに取り出せるようにしてください」
紙製のマップは水に濡れることが大敵なのですが
かといって、大事に仕舞いながら歩くのは本末転倒です。
雨の日はジップロックにいれて歩くなど対策するなどして
仮にくしゃくしゃになったとしたとしてもそれはそれ。
ボロボロさは大きな勲章とも思えてくるはずです。
「マップには通過時間や天候や感想など
どんどん書き込んでください」
ただ単に歩くだけなら近所の散歩と同じですが
街道歩きでは昔のことを思ったり、考えたり、何かを感じたりと
いろんなことを考えながら歩いてる人が多いと思います。
せっかく歩くのだからメモをとっておくと
ここではこう思って歩いていたのだなと思い出すことができますし
それは何年経っても色あせない思い出として残るはずです。
歩き中にマップに直接書き込むのが面倒な人は
Twitterで思ったことをつぶやくというのもオススメです。
以上、街道マップのことを書いてみました。
街道マップは自治体が発行していたり個人が発行していたりと
様々な種類のものが出回っていると思います。
昔のルートを重視しているマップや、
中にはグルメ観光を重視したものもあるでしょう。
街道歩きのスタイル、目的は人それぞれありますから
どれが良いマップかは一概にはいえません。
自分にあったマップで歩くのが面白いかなと思います。
さて、今回で本年のブログ更新は終了となります。
今年は家庭の事情で歩く回数が減ってしまったのですが
年明けは熊野古道大辺路の続きを計画しています。
さらにGWには長崎街道をはじめる予定です。
街道歩きは奥深い!まだまだ楽しめそうです。