ついにルートラボが終了となります
ヤフー、「ルートラボ」終了へ 地図ラボ「LatLongLab」10年間の歴史に幕https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/03/news096.html無料サービスで10年は長い部類ですよね。
街道歩きのルート作成で初期から重宝してきました。
ここ最近のYahoo!はブログやホームページサービスが終了するなど
事業のスリム化を立て続けに行っていた感じがしていたので
ルートラボもそろそろとは思ってはいましたが・・・。
ルートラボの利点はというと
・簡単にルートを作成できる
・作成したルートにはメモを付けることができる
・ルートに標高データが自動で付与される
・地点と地点の間の距離を測るのが便利これらはライト層にとって嬉しい機能でした。
そのため膨大な数の様々なルートが公開、共有されていました。
終了とともにこれらが消えてしまうのは寂しい限りです。
ライト層にもっぱら好評だったルートラボですが
逆にヘビー層は地方の地図が拡大出来ない場合があるなど
細かいルートを作成しずらい点が非常に難点でした。
今回の記事ではルートラボからの移行先で困ってる人のために
何かの参考になればと別のサービスを以下にまとめています。
★ルート作成は地理院地図サイトルートラボに慣れた人からすると
最初は違和感がありますが次第に慣れるはずです。
使い方の簡単な説明は下の記事をご覧ください。
『街道歩きのススメ』 最新版ルート作成術。http://borabora.seesaa.net/article/417391202.html利点はWebでの操作なのでいろんな環境においても作成できる点。
難点は出力ファイルがGPXファイルではなくKMLファイルという点でしょうか。
ルートに標高データが付与されていない点も大きなマイナスです。
ルート作成に便利なものは他にもあります。
その一つに
カシミール3Dというのがあるのですが
こちらはGPXファイルが出力できる上に標高データが付きます。
まさにオールマイティーの素晴らしい機能を取り揃えています。
ただ、操作性UIが大変わかりづらくWebだけで出来る手軽さがありません。
個人的には地理院地図サイトを推しますが
どちらを利用するかは人それぞれの好みになると思います。
★標高データ付与と地点間の距離計測はアプリでスーパー地形アプリと
FieldAccess2アプリの使用が前提です。
手順1・地理院地図で作成したルートをKMLファイルで出力
↓
手順2・FieldAccess2に取り込み
↓
手順3・GPXファイルに変換しスーパー地形アプリへ転送
↓
手順4・スーパー地形アプリで標高データ付与
これらの手順は慣れれば1分程度で完結します。
地点間の距離を測る作業はFieldAccess2上で行います。
アプリは有料ですのでアプリを使わない人はこの方法は使えません。
そういう人はカシミール3Dでルート作成することをオススメします。
ただ、この2つのアプリは実際に歩く際に非常に有能です。
オフラインで地図を見ることが出来ますしGPSの記録はもちろんのこと、
あらゆる地図を切り替えながら使用することが出来ます。
特にiPhoneユーザーは持っておいて損はないアプリでしょう。
この項の詳しい説明は以下をご覧ください。
『街道歩きのススメ』2019年版ルート作成術。http://borabora.seesaa.net/article/463843345.html★ルートのデータ共有は「ヤマレコ」ルートラボはあらゆるルートデータが網羅されています。
精度は別として膨大な量というのは有り難いものでした。
似たような共有サービスに「
ヤマレコ」があります。
名前からも山歩きの記録を主としたサイトですが、
街道歩きのデータや自転車のデータなども登録されています。
ただ、ルートラボで見られた車でのルートに関しては皆無です。
これはサイトの趣旨に合っていないということなのでしょう。
ヤマレコはルートの共有に関して非常に有能です。
記録は感想など様々な情報を写真入りで共有が出来ます。
実際にルートを使用しての生の声はルートラボになかったものです。
ルートを共有できるサービスは他にもあるかもしれませんが
ヤマレコに関してはユーザー数や一般への認知度を考えると
他のサービスより一歩先を進んでいるような気がします。
以上、ルートラボの終了に関して書いてみました。
重ね重ね、膨大なルートのデータが消えてしまうのは残念です。
2020年春の終了までに必要なデータはダウンロードしておくなど、
残された短い間に出来ることをやっておきましょう。
posted by にゃおすけ at 09:41
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