なぜ、ここまで旅好きになったのか。
生い立ちや出会いが影響しているのではと思い、
5回に分けて今までの人生を振り返ってみます。
まず、生まれたのは大阪です。
今思えば大阪という立地は自分にとって幸運でした。
旅をする上で交通の利便がとても良いからです。
例えば、山の奥地に生まれていたとします。
都会までの移動だけで半日以上かかる場合があるでしょう。
その分、金銭も時間も必要なので頻繁な旅は出来ず、
今のような旅好きになっていたかは少々疑問です。
山奥なりに別の趣味を楽しんでいたかもしれません。
大阪という場所は鉄道網が発達しています。
どこに行くにしても親に連れられ鉄道を利用していました。
都会の男の子は鉄道好きが多いのが一般的ですが、
私も例外ではなく家ではプラレールで遊ぶ日々でした。
プラレールは車両に電池を組み込めば
レール上をすいすいと走るおもちゃですが、
私の場合はそれをガン無視して手で掴んで走らせてました。
しかも時刻表や新聞まで作って鉄道会社として運営です。
こういうごっこ遊びに大変な面白さを感じて
今でいう架空鉄道というジャンルになるのでしょうか
家の端から端まで線路を張り巡らせ楽しんでいました。
母が愛知の出身だったので、
子供時代はよく愛知の田舎に遊びにいきました。
小学生までの家族旅行は専ら愛知との往復でしたが、
これとは別に年に1回程度は遠方にも出かけていました。
いずれも鉄道を利用しての旅行でしたので
電車好きの自分にとって大変嬉しいものでした。
なぜ鉄道の利用が多かったのかは不明ですが
おそらくは旅の安全を考えてのことだったのでしょう。
飛行機を使った家族旅行は大人になってからしか記憶にありません。
鉄道の旅は飛行機や車では味わえない良さがあります。
高速道路では遮音壁のおかげで無機質な光景が多いですし、
何かと自由が利かない密閉された空間です。
一方、鉄道は目的地までの景色も十分に楽しめます。
家から旅が始まってるというワクワク感です。
もちろん、飛行機や車でも味わうことができますが
鉄道ほど目に飛び込んでくる情報量は少ないでしょう。
こうして、車窓から見える景色を眺めていくうちに
気になるものがあれば帰ってから調べるクセがついていきました。
小学時代は社会(特に地理)が満点を取るほど得意でしたが
幼少期の旅が大いに影響していたんだろうと思います。
かわいい子には旅をさせよ。
自分で言うのもなんですが旅は人を豊かにしますね。
続きまして中学生時代のお話です。