去年の秋に自転車で辿った動画がアップされています。
今の時代においても東海道を旅する人は一定数いるのですが、
大部分は年配の人か自転車での走破目的の若者が多い印象で、
スーツ氏のような街道に興味を持ってそれを発信する若者は、
どちらかというと少数派なのかもしれませんね。
東海道五十三次というのは有名ですが、
動画では江戸-大坂の東海道五十七次を扱うようです。
近世の東海道は大坂までですからこれは嬉しいですね。
ざっと見てると、
スーツ氏ならではの視点での解説。
しかも街道を知らない人へのわかりやすい説明。
例えば、「高札場」という単語にしても、
「札」とはこういうものでと細かく説明しています。
これ、結構大事なことですよね。
街道に興味がなかった人にとって未知な世界ですから。
当ブログでは街道について取り扱っていますが、
単語は皆さん知ってる前提で書いてるのとは対象的です。
今回の旅は自転車でということなので
この先のルートはどういう感じなのか気になりますが、
まさか箱根の石畳を担いで登るわけはないと思います。
自転車旅と徒歩旅では街道道中は随分変わってきますが、
自転車の利点といえば早く移動できることに尽きます。
逆に峠道のような旧道で行けない場所があるのは辛い点です。
対して、徒歩旅は昔の人と同じ感覚で歩けるのが利点です。
反面、時間がかかる上に足腰も大層疲れます。
疲れによって寄り道がままならないこともあります。
どちらも利点欠点があるものですが、
街道旅とは何か目標をもってするものですから
自分の目標にあったスタイルならばなんでも正解でしょう。
まあ、でもせっかく行くなら
徒歩スタイルがおススメではあるんですけど・・・。
それにしても今回の動画によって
旧街道に興味を持つ人が出てくるでしょうね。
かなり前ですがエボルタ君というロボットが
東海道五十三次を踏破するという企画があったんですが、
ライブ配信での様子に熱狂した人が結構おられました。
そして影響されて東海道を歩いた人も多かったようです。
なんというか動画というものは
人に訴えるものがかなり大きいものがありますね。
私はスーツ氏の動画を随分と見ているファンの1人ですが、
まさか東海道の動画を見れるなんて思ってもみませんでした。
再生数も好調のようで先日の動画では中山道の話が出てましたし、
今後の東海道の続編も含め楽しみにしたいところです。