2021年01月28日

スーツ氏の東海道の自転車旅が面白い!

スーツ氏は鉄道と旅行系の有名なユーチューバーです。
去年の秋に自転車で辿った動画がアップされています。

今の時代においても東海道を旅する人は一定数いるのですが、
大部分は年配の人か自転車での走破目的の若者が多い印象で、
スーツ氏のような街道に興味を持ってそれを発信する若者は、
どちらかというと少数派なのかもしれませんね。



東海道五十三次というのは有名ですが、
動画では江戸-大坂の東海道五十七次を扱うようです。
近世の東海道は大坂までですからこれは嬉しいですね。

ざっと見てると、
スーツ氏ならではの視点での解説。
しかも街道を知らない人へのわかりやすい説明。

例えば、「高札場」という単語にしても、
「札」とはこういうものでと細かく説明しています。

これ、結構大事なことですよね。
街道に興味がなかった人にとって未知な世界ですから。
当ブログでは街道について取り扱っていますが、
単語は皆さん知ってる前提で書いてるのとは対象的です。

今回の旅は自転車でということなので
この先のルートはどういう感じなのか気になりますが、
まさか箱根の石畳を担いで登るわけはないと思います。

自転車旅と徒歩旅では街道道中は随分変わってきますが、
自転車の利点といえば早く移動できることに尽きます。
逆に峠道のような旧道で行けない場所があるのは辛い点です。

対して、徒歩旅は昔の人と同じ感覚で歩けるのが利点です。
反面、時間がかかる上に足腰も大層疲れます。
疲れによって寄り道がままならないこともあります。

どちらも利点欠点があるものですが、
街道旅とは何か目標をもってするものですから
自分の目標にあったスタイルならばなんでも正解でしょう。

まあ、でもせっかく行くなら
徒歩スタイルがおススメではあるんですけど・・・。

IMG_0724.jpg

それにしても今回の動画によって
旧街道に興味を持つ人が出てくるでしょうね。

かなり前ですがエボルタ君というロボットが
東海道五十三次を踏破するという企画があったんですが、
ライブ配信での様子に熱狂した人が結構おられました。
そして影響されて東海道を歩いた人も多かったようです。

なんというか動画というものは
人に訴えるものがかなり大きいものがありますね。

私はスーツ氏の動画を随分と見ているファンの1人ですが、
まさか東海道の動画を見れるなんて思ってもみませんでした。
再生数も好調のようで先日の動画では中山道の話が出てましたし、
今後の東海道の続編も含め楽しみにしたいところです。



posted by にゃおすけ at 14:29 | Comment(0) | つぶやき | 更新情報をチェックする

2021年01月25日

古墳地帯を往く・古市街道その1

大阪に住んでいても古市と聞いて
ピンとくる人は案外少ないかもしれません。
百舌鳥・古市古墳群の世界遺産への登録を受けて
今、大阪の中で脚光を浴びている地域の一つです。

古市街道は大規模環濠集落で有名な平野郷より
東高野街道と竹内街道が交わる古市とを結びます。


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

かつての平野は堺と同じような都市構造でした。
幸いにして、戦災は殆んどなかったおかげで
堺とは対称的に今も古い雰囲気が残っています。

杭全神社前の道標には葛井寺、高野山、大峰山の文字。

平野は集落としての規模が大きいものだったので
人々の往来は多く、経由する街道が数多くありました。

IMG_0705.jpg

IMG_0712.jpg

平野集落の各出入口には門が設けられていました。
この田畑口は平野郷十三口の一つです。

ここに置かれてあるお地蔵様は
役の行者像が一緒に祀られているのが特長です。
これは大峰山への参詣者も多く歩いていたことを意味します。

田畑口を抜ければ平野郷の外になり一面の田畑が広がります。
と、言いたいところですが戦後は市街地化が進み一面の住宅地。
しかも、街道ルートは一部で分断されています。

IMG_0715.jpg

IMG_0720.jpg

北出戸バス停。まだ町は静まり返っています。
名前に出戸が付きますが昔からの出戸の集落はもう少し先です。

今回の歩きは夏至の時期だったので4時台に出立しましたが、
普段は交通量があるようなところでも嘘のように少なく、
写真も気にせず撮れるので気楽に楽むことが出来ました。

下の写真の広い空き地は阪和貨物線の跡です。
関西線の久宝寺駅あたりから阪和線に抜ける短絡線で
一時は名古屋から和歌山への特急も走っていました。

今は電化設備はすっかり取り払われ、
草むらに隠れた砂利のみが線路があったことを語っています。

IMG_0722.jpg

IMG_0724.jpg

出戸集落付近の旧道。

古市街道は大阪府内にある街道の中でも
旧道が残っている割合が多いと感じます。

その先にある長原集落は、かつての長吉村の中心地で、
出戸や川辺などの六地域によって構成されていました。
「長吉」の地名の謂れは「いつまでもよい」からきていて
他にも説がありますが縁起のよい名前とされています。

大和川付替え前は狭山池からの東除川が集落内を流れていました。
付替え後は埋め立てて歩道になったという話を聞いていたので、
川筋が一体どこを通っていたか気になっていました。

おそらくですが、現在の道筋は旧東除川の上に設けられたもので
これは古地図に築堤が描かれているのでなんとなく想像できます。
付替え以前のルートも土地の使われ方を見るに同じように見えるので
この付近のルートは古い時代から変わってないのかもしれませんね。

IMG_0726.jpg

この左手に真田幸村休息所跡があったそうです。
古市街道は大坂夏の陣で使われた道でもあります。

さて、新大和川の手前にある川辺集落が近づいてきました。
立派な家が多いのが特色の一つと言っていいもので
大和川関連での生業が多かったのかもしれません。

IMG_0736.jpg

IMG_0742.jpg

新大和川には橋は江戸時代を通じて1本しか架けられず、
下流域にある紀州街道に架けられた大和橋がそれでした。

なので、川辺集落から大堀集落へ行くには
橋はなく渡し舟もしくは徒歩渡りだったと思われます。

下の写真は川辺八幡神社の鳥居です。
古市街道には八幡神社が多いのが特長的ですが
ゴール付近には誉田八幡宮がありますしその影響でしょうか。

かつて社領は4町歩以上におよんでいたそうです。
付け替えで移転となり元の大部分は川床となっています。

IMG_0739.jpg

IMG_0748.jpg

大和川。
明治に入って一代目の明治橋が木橋で架けられます。
二代目は昭和5年に橋長170m、幅員5.5m、十四径間の単純鋼鈑橋で
現在の三代目は昭和63年に下流側に場所を変えて架けられています。

川を渡った先は大堀集落です。

IMG_0754.jpg

高速道路建設によって移転などがあり随分と変わりましたが
付近には大堀城や大堀塁といった遺跡や伝承があることから
古い時代から人が住んでいたことは間違いないようです。

集落内の街道はどのように通っていたかは不明ですが
古地図から東除川沿いではなく集落内を通っていたと思われます。

今回はここまで。後半も実に面白味がある道のりです。



  
posted by にゃおすけ at 15:13 | Comment(0) | 大阪近辺の街道 | 更新情報をチェックする

2021年01月18日

飽きてる人が多い?ポケモンGO

12月は経験値2倍ということでガチったのですが、
年明けから寒さも相まってそれほど遊べていません。

あー、せっかくレベル40達成したのに!

ポケモンGO自体は人気のあるゲームです。
セールスランキングでは10位以内になることが多く、
かなりのプレイヤーが今もいるものと思われます。

逆に、辞めたという人も多いことは確かで、
リリース時の大ブームの時からやってる人は
もしかしたら半分もいないのでは?という印象です。

「当時はやってたけど飽きちゃったぁー」

そんな声をよく耳にします。

IMG_6978.jpg

このゲームのコンテンツは案外少ないもので、

・ポケモンの収集
・ポケモンを使っての対戦


大雑把に言えばこの2つしかありません。
プレイ開始当初はどんどん図鑑が埋まっていきます。
この楽しさは歩いても歩いても疲れを忘れるほどで、
今週は100km歩いたぜ!(注*という人もザラでしょう。

でも、ある程度ポケモンが集まってくると、
地域限定のポケモンがあったりバトル報酬だったりと
集めるための敷居があがってきてしまいます。

「レアポケモンとはそういうものだ!」

全くそのとおりです。
ただ、それを苦痛と思う人もいることはたしかで、
そういう人は辞める選択肢を考えるのかもしれません。

では、自分の状況はどうなのかというと、

1・ポケモンの収集はバトルを優位に進めるため
2・色違いのポケモンは全く興味がない
3・運動不足解消のため
4・娘と同じ遊びを共有


と、こんな感じだったのですが、
最近バトルに面白さを感じなくなってきているところで、
バトルで勝ちたいから良いポケモンを集めるという目的が
いまいち成り立たなくなってしまっています。

「目的を見失うこと・・・」

楽しむ目的がなくなるとモチベは下がっていくものです。
ただ、私は幸いにして3と4の目的が未だ存在しています。

そういえば、先ほど外に出て捕まえていたのですが、
エクセレント(注*を出せることが多くなってきました。
始めた当初は当てるだけでも一苦労だったことを考えると、
投げ方の上達はトレーナーとしての成長を感じます。

この「成長を実感」できる部分はゲームする上で重要な要素と思います。
これはポケモンGOに限らず他のゲームにおいてでも。

注)
ポケモンGOでの距離はGPSブレなどがあるので
数値はあくまで目安で実際の距離は1/3程度の感覚に近く、
例えば100kmの表示なら30〜40kmほどは歩いている計算です。

注)
ボールを投げ方で一番上手なのがエクセレントスロー。
投げ方は針の穴のような円にボールを当てるだけですが、
ポケモン毎に円の大きさや距離が違うので難しいのです。
けど、その分経験値は高めなので狙う価値はあります。




posted by にゃおすけ at 15:34 | Comment(0) | ゲーム(Ingress・ポケモン) | 更新情報をチェックする