2021年09月21日

大阪で高原気分を味わうには

大阪は平野部が注目されがちですが、
東京で言うところの奥多摩エリアのように、
大阪でもそういったエリアが存在します。

大阪の最高地点はどこか御存知でしょうか?
最高峰では大和葛城山の959mとあるのですが、
地点となると金剛山中腹の1056mが正解となります。

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この最高地点を含む大阪南東部のエリアは
金剛山系の起伏が富んだ地形が特長的で、
大阪唯一の村である千早赤阪村もこのエリアです。

上の写真はワールド牧場から眺めた光景。

遠方には大阪市内のビル群や、
淡路島や明石海峡大橋も見ることができます。

さて、高原とは何なのか改めて調べてみると

・標高が高く連続した広い平坦面を持つ地形である。
・標高の高い平地、起伏が少ない高地。
・台地のうち標高600 m以上のもの。

(wikiより要約)

この条件となると府内では厳しいですね。

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単に標高が高いだけなら金剛山の頂上付近でしょうが、
平坦な場所は少ないですし高原の雰囲気ではありません。

高原は車でアクセスできて気軽に行けて、
野菜の畑が広がってるイメージもあると思います。

そういう点ではワールド牧場は理想に近いかもしれません。

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ちなみに高原気分を味わえる道路も存在しています。

信号はほぼなし。眺望抜群!
ぶどう畑や緑がたくさん!

その名も「南河内グリーンロード」

いわゆる広域農道というジャンルですが、
南北に最長で24.1 kmも続いているから驚きです。

あくまで高原「気分」ではありますが、
ここが大阪府内であることを忘れさせてくれます。
特に北半分の区間がおススメです。

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posted by にゃおすけ at 14:15 | Comment(0) | 近畿ボラボラ_大阪 | 更新情報をチェックする

2021年09月08日

塩屋のレトロ建築を求めて

神戸の異人館というと、
新神戸駅近くの北野を思い浮かべる人が多いでしょう。
今回紹介する塩屋は知名度こそ低いのですが、
北野とは違った雰囲気を楽しめる見所がある町です。

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今回は塩屋付近を歩きました。
別名ジェームス山とも呼ばれ高低差があります。

洋館は眺望を重視してか高台に建てられてますが、
そこへの道は坂が多く若干不便ではあるものの、
大阪湾を見下ろす景色は絶景です。

山と海がこれほどまでに近い住宅地は
平野が多い関西では珍しいほうかもしれません。
まるで呉か長崎のような錯覚を覚えました。

また塩屋は太平洋戦争での空襲の対象にならなかったので
今も戦前の神戸を感じれる貴重な場所といえます。

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旧グッゲンハイム邸はシンボル的な建物で、
月に一度一般に公開されています。

窓からは海が見え
涼しい風を感じることが出来ました。

旧グッゲンハイム邸は別人宅だった
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/0013581069.shtml

この神戸新聞の記事によると
グッゲンハイム氏は別の家に住んでいたようで、
長い間、誤まった情報が既成事実化していたとのこと。

まあ、いくら所有者が違っていたとしても
建物の価値は変わることはないと思いますが
それにしても驚いた話ではあります。

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グッゲンハイム氏の元々の家がこちら。
竹内邸と呼ばれる建物で実に立派な洋館です。

そして周囲は細い路地が入り組んでいます。

下の写真にあるコンクリの煤けた壁は
おそらくは戦前からのものでしょう。

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今回は東半分のみの訪問となりましたが、
塩屋は観光地化されてる雰囲気があまりないので、
北野とは違った楽しみ方が出来るものと思います。

ぷらっと散歩がてら訪れてみるのも良いでしょうね。

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posted by にゃおすけ at 14:50 | Comment(0) | 近畿ボラボラ_兵庫 | 更新情報をチェックする