2022年06月22日

パパとムスメの東海道五十三次・JR磐田駅→袋井宿

●21日目 JR磐田駅→見附宿→袋井宿  


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

この日は前日以上の暑さになりました。

朝食はホテルのバイキングを頂きましたが、
2人分の取り分けとなると大変でした・・・。

しっかりエネルギーを補給して出立です!

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ミニクラブになっていた大きな町家。
古民家再生でカフェに転用する例はよくありますが、
この手の商売への転用は初めて見た気がします。

磐田駅前の印象はサッカー需要によるホテル乱立以外は
意外とレトロな雰囲気が残っていて良いものでした。

このシブいビルが並んでる様子なんて最高です。

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旅の安全を祈って府八幡宮を参拝しました。

娘はまだ参拝の仕方をよく分かってない様子ですが、
何度も神社に立ち寄ることで自然に覚えていくでしょう。

学校や塾では教えてくれないようなことを
街道を通して知ってくれたらいいんですけどね。

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国・分・寺・跡!

ええ、ここでもやりました。追いかけっこ。
10分近くやりました・・・。早くも私はバテバテ(汗

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見附宿の入口でパチリ。

近代以降も大きく発展した歴史深い町で、
古くは家康が岡崎城から居城を移す時において、
浜松にするか見付にするか多いに迷ったそうです。

もし、見付になっていたら・・・。
歴史は今と全く違っていたかもしれません。

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見附宿は蔵の多い町です。
御油へと抜ける姫街道入口にも立派な蔵がありました。

そんな見付のシンボル的存在なのが旧見付学校です。
5階に望楼を備えて町を一望することができます。

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お勉強しました♡

「父ちゃんはここ!」と言われたので
私は後ろで立たされています。トホホノホ。

見付の名物は「あわ餅」です。
休憩で食べる目的でとりあえず購入しておきます。
道中では古くからの和菓子屋があることが多いので
街道歩きの楽しみの一つになっています。

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愛宕神社から見付宿を一望。
なんと気持ちの良いことか。

景色を眺めながら「あわ餅」をほおばると、
ここまでの疲れが一気に消え去っていきました。

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さて、春なので道中では花が咲き誇っています。

娘は名前を聞いてくるのですが
私はこの分野は疎いので殆んどわかりません。

そこで新兵器となったのが「Googleレンズ」
スマホアプリなのですがカメラを対象物に向けるだけで、
そのものの名前がわかるという有難い代物なのです。

これには娘も感激したようで花があれば調べる始末。

おかげで歩みはノロノロに(笑
まあ、何事も関心を持つことは良いことです。

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三ヶ野は磐田原台地の東端部にあたります。

大日堂からの眺めは素晴らしいものがありました。
冬場だと富士山も見えるのかもしれませんね。

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坂を駆け下りて振り返るとこの光景。
まさに台地の端!

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ここでモナカ投入。

街道ウォーカーに人気のアイスですが、
娘も美味しそうに頬張っていました。

歩きながら食べても
溶けるスピードが遅いので助かります。
あと手が汚れにくいというのもありがたいです。

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旧澤野医院は昭和9年築。
天窓を多様した屋内が非常に明るい空間。
昔の医療技術も見学することが出来ました。

袋井宿は五十三次の宿場のちょうど真ん中に当たる場所。
町中に「どまん中」が溢れていました。

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ゴール後に食べたお昼は名物の「たまごふわふわ」

泡を食べる感じですが
昔からこのネーミングだったなんて凄いですよね。

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街道歩きの後はご褒美に浜松科学館へ。
プラネタリムが最新型で結構凄いらしいです。

こうして2日間の道中を終えたわけですが、
家に帰ってきて結構日焼けしていることが判明。

友達と写真を撮ると1人だけ日焼けになりかねないので、
次回からはさらなる対策を迫られてしまいました。
とりあえずUVカットの帽子を買って様子を見ることにします。



   
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする

2022年06月14日

パパとムスメの東海道五十三次・浜松宿→JR磐田駅

●20日目 浜松宿→天竜川→JR磐田駅 


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

初夏を感じる暑さの道中でした。

これからの時期で注意すべき点は熱中症です。
子供は背丈が低いので道路の熱を大人以上に受けることから、
休憩はこまめに水分補給も多めにを心掛けねばいけません。

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シンカンセンスゴイカタイアイスと奮闘中。
これがめちゃくちゃ美味しいのです。

気候が良い時期にどんどん進めておきたいので
毎週のように新幹線で往復しています。
その様はさながらサラリーマンのようです。

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浜松宿本陣前からスタート!

古いビルが続く街道筋。
浜松は大変賑わった宿場町でしたが
空襲で往時の面影は失われてしまっています。

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「こんにちわ」と声をかける娘。
「魔法で固められてるのだよ」

と、冗談で教えると驚いてました(笑

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街道歩きでの市街地区間は殺風景な場所が多く、
車も多いので気が滅入ってしまうことがあるのです。

逆にコンビニといった現代の茶屋があちこちにあるので、
娘と歩く分には安心かなと思ったりもします。

すると、フレッシュジュースのお店を発見。

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100%イチゴ。650円なり。
大粒のものが6個入っているそうです。

そして、飲みながら少し歩いて昼食に。
私のスパゲッティを1/3分け与えてケーキを付けました。
娘的にはこれぐらいの量がちょうど良いみたいです。

そんなこんなで休憩がやや多めですが、
暑い時期の街道歩きはこんな感じでいいのです。
あまり無茶をすれば大変なことになってしまいます。

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町松並木たすかる。
松の下は明らかに温度が低いです。

前回の道中でも多く見かけましたが
浜松市内のものは豪快にカットされたのが多いですね。

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やがて、中野町。
天竜川の渡しを前にした東海道の中間地点。

泣いても笑ってもあと半分!

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天・竜・川!

以前は奥にある旧橋を渡らなければいけなかったのですが、
新しい橋ができたおかげで快適に渡ることができます。
昔と比べれば天と地の差ぐらいはあると思います。

対岸の池田側の渡し場も先ほどの中野町と同様に
渡し場が3か所あって水量で使い分けられていました。

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一番上流側にあった渡し場付近は良い感じの町並みです。

ここの名所は熊野の長フジ
例年GW頃が見頃で多くの人が訪れますが
ちらほらと既に咲き始めていてラッキーでした。

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しばらくいって地図に「さわやか」文字を発見。
ハンバーグで有名なお店です。

時間は15時・・・。晩飯にはまだ早い。と思いつつ、
現代の静岡名物なので寄らないわけにはいけません。

お昼時だと混雑必死のお店ですが
さすがにこの時間だとスムーズに入れました。

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このように街道歩きでの食事に時間は関係ありません。
混雑のピークを避ける「ずらし飯」をよくしますが、
基本的には好きな時に食べるそれでいいのです。

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立派な松。浜松市側とは違い見事です。

やがて中泉。
古代から遠江の中心として繁栄した場所で
現在のJR磐田駅周辺になります。

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駅舎は国分寺をイメージしているそうです。

宿は道中で2回目となるビジネスホテルを利用しました。
前回は風呂などてんてこ舞いだったわけですが、
今回は慣れでなんとかスムーズにいけました。

そして有難かったのは夜カレーを食べれたこと!
少量ではあったのですが無料の食事はうれしいものでした。




  
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2022年06月07日

パパとムスメの東海道五十三次・舞阪宿→浜松宿

●19日目、舞阪宿→高塚→浜松宿  


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

春らしい桜が満開の中での道中でした。

今回から往復新幹線でアクセスということで娘はご機嫌です。
これから嫌というほど乗ることになるのですけどね(笑

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浜名湖をバックに新ポーズ!
浜名湖は河川法では川。漁業法では海なのだそうです。

前回の終了地点は新居宿でした。
本来は舞阪宿の間で今切の渡しが存在していたのですが、
代わりに鉄道で移動することにしました。

東海道五十三次を全部徒歩で行きたい場合は微妙ですが、
我々はあくまでも分間延絵図を辿る道筋です。
ワープ出来る所はワープしていきます。

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北雁木跡。
舞阪宿側の渡し場は3か所ありました。
この「北」は大名用だっただけに海へと続く石畳が立派です。

で、庶民はというと専ら「南」が使われていたようです。
こちらは残念ながら遺構はあまり残っていない感じ。

北と南の違いというものを見てみたかったものです。

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東海道唯一現存する脇本陣の前でほっこり休憩。

中庭は明かり取りになっていて
家の内部を暖かい色で照らされていました。

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舞阪宿の町並みは海が近いこともあって、
これまで通ってきた宿場と様相が違います。
海鮮のお店があちこちにあるのです。

この違いというものを娘も分かってくると、
街道歩きをもっと楽しめると思うのですけど、
おそらく現状は古い家が続いてる程度の認識でしょうか。

でも、普段と違うことは感じ取ってくれているようで、
あまり押し付けることはせず今はこれで十分でしょう。

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宿場の出口に秋葉さん常夜灯がありました。
舞阪宿は大火をきっかけに秋葉信仰が広がってゆきます。
火除けの意味で宿場の出入口に設置することが多いですが
静岡には本宮があるので道中でも多くみかけます。

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驚いたのは祠に入れられた常夜灯も目にしたことです。
本来の役目は暗闇を照らすもののはずです。なのになぜ・・・?

実は祠上部に僅かな隙間があって光が漏れるのですが、
他の地域ではあまり見かけないタイプなだけに、
それだけ秋葉さんへの信仰が厚いということなのでしょうか。

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松並木の立派さを表現してくれました。

これからの季節は帽子が必須ですね。
曇りがちだった天候は青空に変わりました。

浜名湖の名物といえばウナギです。
「うな天」というお店で昼ご飯にしました。

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お値段はさすがに張りますが旨いものです。

娘はお子様うな丼を頼みました。
大津で食べたときはウナギを残していたので、
おこぼれを食べれると踏んでいたんですけど、
予想に反してペロリと平らげてしまいました。

このところ随分と好き嫌いが減ってきています。
次なる三島では1人前を要求してきそうです(^^;

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立場跡には旧家が点在しています。

今回はほぼ全区間が市街地だったわけですが
新しい家が建ち並んだ場所は少し前は田畑だっただろうし、
何気ない景色でも実は面白味が結構あるものです。

そうは言っても見所となるとやっぱり少ないので、
歩くスピードは自然と早くなっていきます。
結局、浜松には予定より1時間以上早く着きました。

東海道歩きを始めた当初のことを思うと、
道中での休憩はほんと少なくなってきました。
これは当然ながら娘の脚力向上が関係しているもので、
足のふくらはぎを触ると筋肉がかなりついていて驚きました。

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さて、今回から東海道ポイントカードというものを作っています。
各宿場に到達すればスタンプを押せて賞品が貰える仕組みで、
難所を通過したときは特に豪華なものを貰うことが出来ます。

これには娘も俄然やる気を出してくれてて、
帰ったそばから今回分のスタンプを押していたほどです。

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「足が疲れてきたら後ろ向きで歩くといいよ」
と教えるとさっそく試していました。

とりあえずなんでも試す。いい子です(笑

高塚付近から名残の松が街道沿いに増えていきます。
海に近いと津波の話が多いものでここも例外ではなく、
夢に見たお告げから高い丘を築いたおかげで救われた話が残っています。

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二つ御堂でしばしの休憩。

これは藤原秀衡と愛妾を弔うお堂で、
歴史ある道は登場する人物も凄いものがあります。

まもなく浜松中心部。
中世以前は「濱津」と呼ばれていたそうです。
おそらく津が付くので港としての賑わいがあったのでしょう。
行政的には国分寺があった磐田が中心だったといいます。

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浜松宿は遠江国・駿河国を通じて最大の宿場。
今も静岡県最大の都市です。

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先述のとおり1時間も早くゴールすることができたので、
ご褒美に近くにあった浜松こども館に連れていってあげました。
浜松城でも良かったのですが以前訪れているのでこれでオッケーです。

まだどこにそんな体力が残っていたのか。
とにかく暴れていました(^^;

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浜松餃子で完歩ぃ!

次回は泊まりで浜松〜磐田〜袋井を予定しています。



  
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする