2022年08月29日

パパとムスメの東海道五十三次・府中宿→江尻宿

●27日目 府中宿→江尻宿 


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

2泊3日の行程の2日目。この日も晴れ渡りました。
ただ、体はバキバキ。寝不足気味です。

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実はホテルのベッド幅が十分でなかったので、
2人で寝るにはちょっと狭かったのです・・・。

いくら添い寝は無料とはいえ、
翌日に影響が出るのはちょっと問題ですね。

まあ、娘は熟睡できたようなので良しとします(笑

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新静岡駅界隈。

もう20年も前の話ですが静岡に3年間住んでいました。
清水から専門学校に通っていたのが懐かしいです。

今回は娘と一緒ということもあって、
新たな発見を期待せずにはいられませんでした。

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朝アーケード気持ちいい。

音羽町のあたりは昔とあまり変わりませんね。
古い家も多くて良い風情が残っています。

暑くなってきたので音羽山の清水寺に寄り道。
上着をしまって装備を整えることにしました。

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これからの季節は早め早めが肝心です。
暑くなれば脱ぐ、寒くなれば着る。
これをしないと体調が悪くなりかねません。

もちろん水分補給を忘れずに。

そういえば、娘は飴をよく舐めています。
巾着なようなものに飴をいっぱい入れていて、
出たゴミは私のポケットに詰め込みます(汗

飴は熱中症的には良いのでしょうけど
虫歯がちょっと心配ですね・・・。

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国道の歩道橋に登ると初めて富士山が見えました。

これには娘も私も大はしゃぎ。
何せここまで歩いてきてのものですから感動もひとしおです。

拡大してみると雪がまだまだ多いですね。
話に聞くと前日に降雪があったようでした。

娘は早くも「登ってみたい!」とノリノリです。

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旧道に沿ってモダンな静鉄電車が走り去っていきます。
思わず、電車に手を振ります。

長沼には昼でも朝食を出す「長沼食堂」があったのも今や昔。
前は鄙びた雰囲気があったのですが随分と開発が進んだ印象で
駅の利用者は2倍近く増えているのだそうです。

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「東名高速〜!」(ドラえもん風に)

「これ透明なんだよ」と教えると
「透明マントみたいなものか!」と妙に納得していた様子。

もちろん訂正しましたが
私も子供の頃は「透明」と勘違いしていたクチです。

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富士山がどんどん近づいてくる〜。
おのずとテンションが高まります。

草薙はヤマトタケルが草薙剣で草を薙ぎ払い
向い火を放って難を逃れたという伝説が残ります。

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大鳥居が大通りにあって草薙の象徴とばかり思っていたのですが
実は所有者不明だったので近年撤去されてしまったそうです。

驚きました。

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かつて清水市民の憩いの場だった狐ヶ崎。
ヤングランドという昭和らしいネーミングの遊園地がありましたが
今は普通のイオンに変わってしまいました。

そしてお昼どきとなったので、
フードコートの”キッチンのっぽ”で頂きました。
ここのホットドックは超長くて実に特長的です。

ご当地最高!と浸りながら味わう一方で、
娘はマクドでいつも食べてるものをチョイス。

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本当は娘にも地のものを食べて欲しいのですが、
目の前に好物があるのにダメと言うのも気が引けます。
機嫌を損ねてはアレですし無理強いはできません。

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清水はいろんな名物がありますが「追分羊羹」は昔からのもの。
普通の羊羹以上にむちゃくちゃ甘々です。

ちびまる子ちゃんゆかりの小学校前でパクリ。
手がベトベトになるので店で貰ったおしぼりでサッと拭きます。

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地元の人でも甘すぎて苦手な人が多いみたいですが
こういう類は豪快に食べるのが最高に旨いですね。

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江尻宿は駿河湾に注ぐ巴川の河口に広がる宿場町。
港は江戸への物流拠点にもなっていたので大いに賑わったといいます。

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稚児橋でポーズ。

同じポーズで撮ってみたい!と言うので
撮ってあげると全然違うポーズになってました(笑

清水中心部もなかなかのレトロ具合です。何もかもが懐かしい。
2日目はJR清水駅筋で終わりとしました。

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午後は地元の友達親子と合流して清水観光をしました。

そして、投宿。
新静岡駅前のビジネス旅館で5500円です。

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抜群のこの上ない立地の良さに加えて、
部屋には風呂もトイレも別々で付いていて最高でした。
しかも、1人分の値段で布団2つとは太っ腹!

建物は古かったですが静岡の定宿にしたい程でした。


   
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2022年08月17日

パパとムスメの東海道五十三次・岡部宿→府中宿

●26日目 岡部宿→丸子宿→府中宿 


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今回は思い切って2泊3日の行程です。

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がらーんとした新大阪駅

5/2はGW中ながらも平日な会社も多いせいか、
新幹線の混雑は無縁で快適に移動することできました。

実はGW中の宿は全ての日に予約を入れていました。
もちろん、全部の日を歩くことは到底できないので、
天気予報を見て3日だけチョイスしようと考えたのです。

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そして、見事な晴れ!
今年の天気予報にはヤキモキさせられましたが
念には念を入れて予定に幅を持たせておいて良かったです。

懐かしいホーロー看板。田舎は楽しい!

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さっそく、宇津ノ谷峠を目指します。
枯れ木を杖にしましたが娘には重かったようです。

「これじゃ石畳じゃなくて草畳やん!

石畳ラヴな娘は少々ご不満な様子(笑

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峠へは急坂が続きますが
いつものように話しながら歩くと気分が楽です。

1人だと「疲れたー」「しんどいー」と
マイナス思考になることが多いからでしょうか??

ふと、目を横にやるとカモシカがいました。

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ずっと、こっちを見ていて逃げません。

娘は何を思ってか「ヤッホー!」
さすがにこれで逃げていきました(笑

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宇津ノ谷峠に到達して満足な様子。

ここは古くからの要衝で、
各時代ごとに道が作られた道の博物館のような場所です。
東海道の峠は標高約151メートルほど。

ふもとには宇津ノ谷集落があって、
江戸時代さながらの雰囲気が残っていました。

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新緑がパッチワークのようで美しい!
この時期ならではの楽しみな光景です。

ここでお昼の頃合いになったので
先週も寄った丁子屋にするか迷いましたが
嫌な予感がしたので手前の道の駅で頂きました。

ここの"とろろ汁"も抜群の旨さでした。

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以前は交通情報で「宇津ノ谷を先頭に渋滞」と聞きましたが
トンネルを新たに掘って拡幅しただけで状況は一変。
峠を意識せず通れるようになったのは凄いものです。

街道では段差があれば娘は登って歩いたりすることがあります。

どうやら娘にとっては公園の延長のような感覚なのでしょう。
アスレチックであるかのように楽しむこともしばしば。
うーん、疲れないのでしょうかね〜

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とろろ汁の名店といえば丁子屋。

予想した通り、店の前には長蛇の列が。
待ち時間は1時間となっていました。

普段ならたかが1時間なのかもしれませんが、
街道歩き中においてはかなり貴重な時間です。
先週に寄って正解でした。

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丸子宿。丸子紅茶をお土産に買いました。
この辺りの旧道は交通量がそこそこ多かったです。

そして程よく残る旧家がある風情。
静岡中心部は戦災で焼けてしまっているので、
昔の静岡を知るには良い場所かもしれませんね。

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安・部・川!

冬場なら綺麗な富士山が見れるのですが
雲が多めだと仕方ありません。

岸には安倍川餅を売る店が並んでいたそうで
広重の浮世絵にも茶屋の風景が描かれています。

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今も残る名店が石部屋。
軒先で頂けるので昔の旅人気分を楽しむことができます。

安倍川餅を食べて一服。
よっぽど美味しかったのか餅を食べ終わっても
黄な粉を残さず食べてました(笑

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府中宿。
城下町である駿府の一角を成す東海道最大規模の宿場。
そういうこともあって今も繁華街が連なっています。

呉服町界隈は戦後のレトロ建築の宝庫です。
防火帯建築がなんとも美しい。

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新静岡駅付近で1日目を終えました。

晩飯は”さわやか”というハンバーグ屋へ。
16時だったのですぐに入れると思ったのですが1時間半待ち。

その間、駿府城や県庁の展望台などを見学しました。
街道歩きが終わってからもウロウロできるのは
脚力がついてきている証拠といえます。

弥次さん喜多さんとたわむれたりと余裕余裕。

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げんこつハンバーグ最高でした!

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2022年08月02日

パパとムスメの東海道五十三次・JR藤枝駅→岡部宿

●25日目 JR藤枝駅→藤枝宿→岡部宿 


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

「温泉!、温泉!」

今回泊まった宿には大浴場があったので
起きたそばから入りたいと娘にせがまれました。

さて、この日の天気は昼から大雨予報
雨が酷くなる前にと予定より早く歩き始めました。

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松のポーズ。

写真撮る時は「ポーズとって〜」と頼むわけですが、
ポーズの指定まではしていません。

全てはその時の気分次第のポーズです(笑

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瀬戸川を渡ります。

ここも大井川と同じく川越人足による渡しでした。
でも、見ての通り、幅は狭く水深も浅いので、
普通に歩いて通過する人も多かったそうです。

なので、儲け的にはイマイチだったようですが、
こういう不便な場所を意図的に設けることによって、
江戸の防衛を成し得ることが出来たのでしょう。

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藤枝宿は歴代城主が幕府の要職を務めた田中城の城下町。
この辺りでパラパラと雨が降り出しました。

レトロな商店が続く街道筋。
歩道にはアーケードが設けられているので
天気が悪いことを忘れさせてくれます。

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見つめあう。

娘は可愛いものに目がありません。
こういうところが女の子ですね。

一緒に歩いていると思うことがあります。
街道を歩いてなかったら娘は何をしていたのだろうと。
フリフリの服を着て遊んでたりしたのでしょうか。

今となってはちょっと想像がつきません(^^;

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藤枝には巨木が多いです。

これは大慶寺の久遠の松。
本堂と松の大きさを比較してみて下さい。
近くで見てるとパワーをもらえた気がしました。

ちなみに前日に寄った蓮華寺池公園はこの近く。
広大な池は灌漑用で江戸時代に作られたそうです。

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旧東海道の松並木が公園に取り込まれた面白い例。

道は拡幅したり旧道のまま残ることが多いですが、
公園の中を通す形で保存してるのは初めて見た気がします。

私「雨だから遊べないねー」

遊具を見てシュンとしてる姿に思わず、

私「少しだけだったらいいよ。呼んだらすぐに戻ること」

かれこれ10分ぐらい遊んでいたでしょうか。
カッパのおかげでそれほど濡れることはなく、
乾いたタオルで拭いてあげました。

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この公園がある鐙が淵のいわれは
川の淵が馬の”あぶみ”に似ていたことから。

徳川家康が戦勝祈願のため愛用の鐙を淵に沈めたとも。
かつての名所でした。

岡部宿が近くなってくると立派な松並木が続きます。

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旧道には旧家が点在。山の緑が雨に濡れて映えていました。

岡部宿は峠を控えた宿場町。
大旅籠だった柏屋の建物が残っています。

ここで30分ほど見学。

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実は当初の行程では宇津ノ谷峠が越える予定でした。
でも、雨はどんどんと酷くなっていきます。
なので、思い切って岡部宿で打ち切ることにしました。

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その分、次回は多めに歩くことにはなるのですが、
次回に予定していた丁子屋での食事を今回の昼飯として、
加えて静岡科学館での遊びも丁子屋の後に考えました。

ようするにレジャー部分を前倒しにしたわけです。
これでトータルの行動時間は変わりません。

特に丁子屋はGWだと大変な混雑と聞きますし、
雨が降ってくれたおかげで良い方向になったはずです。
(なんというポジティブ思考・・・)

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バス停まで走る。お腹減った〜!

丁子屋で名物とろろを頂きました。娘はお子様ランチ・・・。
少し私のをあげると食感がイマイチだったようで、
舌をつけるなり嫌がってました(^^;

大阪でとろろを少し経験させておくべきでした。
一方、私は大満足。麦飯6杯おかわりしました(笑

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次回は宇津ノ谷峠を経て静岡市、清水へと進みます。
清水は昔住んでいたので楽しみでなりません。




posted by にゃおすけ at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする