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2日目スタート。袖師駅で手を振る娘。
車掌さんが振り返してくれました。
この日は朝からムシムシ。まるで梅雨のよう。
間の宿 本市場。
煙突のある光景がなんとも富士市らしい。
富士市の花は「バラ」
文化会館の名前は「ロゼシアター」
富士市はバラを意識した町づくりが行われています。
富士山と一緒に楽しめる公園もたくさんあるそうです。
吉原宿は渋い商店街です。
その賑わいは宿場であった頃を彷彿とさせます。
ここの名物は「つけナポリタン」。
でも、どのお店も11時半から提供なのです。
あー、どうしよう・・・。
娘と共に諦めていたところ、
「湯を沸かすのに30分かかるけどいい??」
と、入ったお店のご厚意で提供して頂けました。
時に旅は人の優しさを直に感じることがあります。
娘を見るとかなり嬉しそうに見えましたし、
きっと、人の優しさを理解したことでしょう。
うまかった!
静岡の中部はアーケードのある町が多いですね。
岡部宿のものは驚きましたが吉原宿もなかなかのもの。
岳南鉄道の吉原本町駅。相変わらず雰囲気が良いです。
この鉄道の線形ですが少し変わった形をしています。
実はこれには深い理由があるのです(理由は後ほど)
本日の左富士はこの通り。
ほんとは雄大な富士山を眺めながら歩ける区間ですが
今の時期はなかなか厳しいですね。
私「ちゃんとテルテル坊主作ってきた??」
娘「輪ゴム足らなくなるでしょ!」
娘「ティッシュもなくなってしまうやろ!」
と、怒られる始末で・・・トホホ
まぁ、この時期は見えれば超ラッキーなので、
前回さった峠であれほど見れたので良しとしました。
左富士神社で休憩(私のみ)。
娘は回転する遊具でずっと回ってました(笑
この遊具すっかり見なくなっちゃいましたね。
ちなみに左富士とは江戸から京に向かう場合、
富士山は右に見えることが多いわけですが、
この場所では左に見えるという場所なのです。
津波という災害によって生まれた名所で
吉原宿は大きく内陸側に移転を余儀なくされ、
道筋もまたJR吉原駅辺りで北上する形になりました。
蒸し暑いからと半袖になっていたのも束の間、
昼前から少し寒くなってきました。
しかし、なんちゅー格好だ (汗
妙法寺は三大ダルマ市が開催され厄除としても有名なお寺。
大きなダルマが拝殿の中にいらっしゃいました。
ここでしばし休憩。
ここからゴールの原宿までは一本道。
かつて道沿いには浮島沼という大湿地帯がありました。
富士山をバックに大小の沼が点在していたそうです。
これらの沼は現在は埋立てられしまい、
水田や宅地や工場用地になり見る影が殆んどないですが、
地盤が脆弱なので新幹線や東名高速は一帯を避けています。
ここで先ほどの岳南鉄道の答えなのですが、
元は沼だった場所に線路を引いても需要は見込めず
古くからの集落が多数ある山側に敷いたとのことです。
ちょうど街道でいうと根方街道沿いの路線になるのですが、
実はこの街道は古い時代の東海道でもありました。
それにしても殺風景な光景が続きます。
これには娘も飽きてきた様子で疲れも出始めました。
こういう時は肩車をすれば万事オッケーなのですが、
私「頭の匂いって、どんな匂いやろか?」
娘「なんかようわからん匂いやから汗の匂いにしとくわ!」
こんな変態チックな会話もしながら切り抜けました(笑
原宿。何気ない町も元は宿場というだけで心が踊ります。
浮島ヶ原の東の砂丘上に出来た宿場だったので「原宿」
ここも津波被害で現在地に移転を余儀なくされています。
さあ、次回はいよいよ箱根峠。