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前日とは打って変わっての快晴!
娘も元気にバンザイ\(^o^)/
タワマンから少し離れるだけでこの風情。
都会の中のギャップが良いですね。
東戸塚の東海道には品濃坂という難所があるぐらい
起伏に富んだ高低差のある地形となっているのですが、
それをうまく利用した町づくりには感動すら覚えます。
品濃坂の急坂を振り返ると見事な富士山が
品濃一里塚。
対になって残る姿は嬉しいものです。
住宅街に突如として現れるのもまた良きで。
焼餅坂から振り返って見た東戸塚。
この坂が日本橋までの実質ラストとなる難所。
残りわずかとなった娘との道中ですが、
「あー、あと少しで終りか」と感慨にふける私に対して、
娘は「ディズニーランドまで少し!」と相変わらずです(笑
境木立場。
急坂が続く中で西に富士が見え、
東には江戸湾を眺めれた名所だったそうです。
そしてここが最期の国跨ぎ。
相模国と分かれ、武蔵国に入ります。
旅人「この坂の名前は何?」
権太「うん?オラ?権太だよ」
旅人「権太坂ね。さんきゅ」
というのが権太坂の由来らしい。
権太坂を少し下るとランドマークタワーが見えました。
私「あれがオシャレな町の横浜だよ」
娘「次はオシャレしてこなアカンな!」
ってな具合でウキウキです(笑
今回は都会な場所が多い区間なので、
ビルだらけで飽きないか不安がありましたが、
新しいもの好きの娘にとって嬉しかったようです。
とある寺の前で座ってるとお坊さんが
「大きな魚がいるからどうぞ」と。
娘はいきなり手を叩いて鯉を近くに呼び寄せてます。
これは私が随分前に教えたことですが
鯉を見る度にド派手にやるので面白いです。
そして鯉もそれに応えて口をパクパク♪
外川神社を過ぎると保土ヶ谷宿が始まります。
今回歩いた戸塚、保土ヶ谷、神奈川の三宿は
宿場内が長く需要が大きかったことがわかるものですが
歩けばそれを直に感じれることは良いものです。
古い建物は所々に残ってはいます。
ただ、車が多いとなかなか写せないのが歯痒いところで、
途切れるまで随分と待つことが多くなります。
これが都会の街道歩きでの悩ましい点で、
あと、大きな道路が多いので信号待ちが長い。
どうしても行程的に時間がシビアになっていきます。
でも、娘はこれを逆手にとって、
私の悩んでる姿をよそに ちゃっかり座って休憩(笑
オシャレな町ヨコハマを歩けてウキウキ
保土ヶ谷宿は活気ある商店街に往時を感じました。
天王町駅周辺は特に素晴らしいものです。
この賑わいは感動的で
「折り畳み傘250円」とか物価が全体的に凄く安い。
だから人が集まるのでしょうねぇ。
先日この先の交差点で故仲本工事氏が事故に遭いました。
東海道とは一つ横の筋にあたります。
手を合わせると共に娘に交通ルールの大切さを教えました。
「道路を渡る時は横断歩道を渡るんだよ」と。
そして「横断歩道でも怖い時があるよ」と。
お昼は中華料理八角で。
ラーメンセットと餃子を頂きました。
浅間神社。
ここには人穴という富士山まで通ずるとされた穴があって
人気の名所だったのですが今は崩されて現存しません。
ちなみに穴の正体は横穴古墳だったそうです。
この先の神奈川宿へは急坂を上る必要があります。
なぜなら昔は右横に海が広がっていて断崖絶壁だったからです。
奥に見えるビル群が全て海だったなんて・・・。
今は想像するにはなかなか難しい光景です。
ビルが連なる横浜まで来ると街道歩きというより
町歩きに近い感覚ですが街道には歴史が詰まってます。
それを探しながら歩くのが最高に楽しいものです。
例えばこの本覚寺にはアメリカ総領事館が置かれてました。
開国時の歴史が神奈川宿にはいっぱい残っています。
私「これが東京の電車だよ」
娘は無言でただただ驚いてる様子でした。
神奈川宿を過ぎればこの先はずっと平坦な道。
なんだか寂しくもありますがゴール日本橋が近づきました。
残り28キロ!!
旧国道1号。古い家がチラホラ見かけます。
娘は時々古いものを「ボロイ」と言います。
決して古いから嫌い!という意味ではないようで、
「古いもの」と「新しいもの」の大まかな違いを
少しずつ理解してきてるように見えます。
私「あの建物えらい古そうでええな」
娘「ボロいけどなんかすごいな!」
と、言った感じで好奇心は旺盛なようで、
今のところ古いものは古いとわかってきただけでも
ここまで東海道を歩いてきての成果かなと思います。
やはり旧道に入るとホッとしますね。
この辺りは生麦事件があった場所。
まるで戦前のような独特な雰囲気がたまらない国道駅。
レトロファンが何人も写真を撮ってました。
国道駅界隈の風情もまた良いもので
魚河岸だけあって朝はまた違った光景らしいです。
やがて、しばらく進んで本日のゴール鶴見駅。
フォロワー様が待ってて下さって喜びもひとしおでした。
晩飯は江戸が近いことで蕎麦を選択。
娘はざるそば一人前をがっつり。
そして新幹線は娘の分も指定を取って帰りました。
いよいよ、次回の遠征でゴール日本橋です。