2022年12月19日

パパとムスメの東海道五十三次・JR東戸塚駅→JR鶴見駅

●38日目 JR東戸塚駅→保土ヶ谷宿→神奈川宿→JR鶴見駅


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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前日とは打って変わっての快晴!
娘も元気にバンザイ\(^o^)/

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タワマンから少し離れるだけでこの風情。
都会の中のギャップが良いですね。

東戸塚の東海道には品濃坂という難所があるぐらい
起伏に富んだ高低差のある地形となっているのですが、
それをうまく利用した町づくりには感動すら覚えます。

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品濃坂の急坂を振り返ると見事な富士山が

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品濃一里塚。
対になって残る姿は嬉しいものです。
住宅街に突如として現れるのもまた良きで。

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焼餅坂から振り返って見た東戸塚。
この坂が日本橋までの実質ラストとなる難所。

残りわずかとなった娘との道中ですが、
「あー、あと少しで終りか」と感慨にふける私に対して、
娘は「ディズニーランドまで少し!」と相変わらずです(笑

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境木立場。
急坂が続く中で西に富士が見え、
東には江戸湾を眺めれた名所だったそうです。

そしてここが最期の国跨ぎ。
相模国と分かれ、武蔵国に入ります。

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旅人「この坂の名前は何?」
権太「うん?オラ?権太だよ」
旅人「権太坂ね。さんきゅ」

というのが権太坂の由来らしい。

権太坂を少し下るとランドマークタワーが見えました。

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私「あれがオシャレな町の横浜だよ」
娘「次はオシャレしてこなアカンな!」

ってな具合でウキウキです(笑

今回は都会な場所が多い区間なので、
ビルだらけで飽きないか不安がありましたが、
新しいもの好きの娘にとって嬉しかったようです。

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とある寺の前で座ってるとお坊さんが
「大きな魚がいるからどうぞ」と。

娘はいきなり手を叩いて鯉を近くに呼び寄せてます。
これは私が随分前に教えたことですが
鯉を見る度にド派手にやるので面白いです。

そして鯉もそれに応えて口をパクパク♪

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外川神社を過ぎると保土ヶ谷宿が始まります。

今回歩いた戸塚、保土ヶ谷、神奈川の三宿は
宿場内が長く需要が大きかったことがわかるものですが
歩けばそれを直に感じれることは良いものです。

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古い建物は所々に残ってはいます。

ただ、車が多いとなかなか写せないのが歯痒いところで、
途切れるまで随分と待つことが多くなります。

これが都会の街道歩きでの悩ましい点で、
あと、大きな道路が多いので信号待ちが長い。
どうしても行程的に時間がシビアになっていきます。

でも、娘はこれを逆手にとって、
私の悩んでる姿をよそに ちゃっかり座って休憩(笑

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オシャレな町ヨコハマを歩けてウキウキ

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保土ヶ谷宿は活気ある商店街に往時を感じました。
天王町駅周辺は特に素晴らしいものです。

この賑わいは感動的で
「折り畳み傘250円」とか物価が全体的に凄く安い。
だから人が集まるのでしょうねぇ。

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先日この先の交差点で故仲本工事氏が事故に遭いました。
東海道とは一つ横の筋にあたります。

手を合わせると共に娘に交通ルールの大切さを教えました。
「道路を渡る時は横断歩道を渡るんだよ」と。
そして「横断歩道でも怖い時があるよ」と。

お昼は中華料理八角で。
ラーメンセットと餃子を頂きました。

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浅間神社。
ここには人穴という富士山まで通ずるとされた穴があって
人気の名所だったのですが今は崩されて現存しません。

ちなみに穴の正体は横穴古墳だったそうです。

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この先の神奈川宿へは急坂を上る必要があります。
なぜなら昔は右横に海が広がっていて断崖絶壁だったからです。

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奥に見えるビル群が全て海だったなんて・・・。
今は想像するにはなかなか難しい光景です。

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ビルが連なる横浜まで来ると街道歩きというより
町歩きに近い感覚ですが街道には歴史が詰まってます。
それを探しながら歩くのが最高に楽しいものです。

例えばこの本覚寺にはアメリカ総領事館が置かれてました。
開国時の歴史が神奈川宿にはいっぱい残っています。

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私「これが東京の電車だよ」
娘は無言でただただ驚いてる様子でした。

神奈川宿を過ぎればこの先はずっと平坦な道。
なんだか寂しくもありますがゴール日本橋が近づきました。

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残り28キロ!!

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旧国道1号。古い家がチラホラ見かけます。

娘は時々古いものを「ボロイ」と言います。
決して古いから嫌い!という意味ではないようで、
「古いもの」と「新しいもの」の大まかな違いを
少しずつ理解してきてるように見えます。

私「あの建物えらい古そうでええな」
娘「ボロいけどなんかすごいな!」

と、言った感じで好奇心は旺盛なようで、
今のところ古いものは古いとわかってきただけでも
ここまで東海道を歩いてきての成果かなと思います。

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やはり旧道に入るとホッとしますね。
この辺りは生麦事件があった場所。

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まるで戦前のような独特な雰囲気がたまらない国道駅。
レトロファンが何人も写真を撮ってました。

国道駅界隈の風情もまた良いもので
魚河岸だけあって朝はまた違った光景らしいです。

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やがて、しばらく進んで本日のゴール鶴見駅。
フォロワー様が待ってて下さって喜びもひとしおでした。

晩飯は江戸が近いことで蕎麦を選択。
娘はざるそば一人前をがっつり。

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そして新幹線は娘の分も指定を取って帰りました。

いよいよ、次回の遠征でゴール日本橋です。



   
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする

2022年12月08日

パパとムスメの東海道五十三次・藤沢宿→JR東戸塚駅

●37日目 藤沢宿→戸塚宿→JR東戸塚駅

 
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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ポケモンの手を止めて富士山を見入る娘

全国旅行割が始まって
先月とは全く違う混雑ぶりの新幹線。

膝の上で抱っこか!?と、覚悟したのですが、
結局、名古屋までの”のぞみ”では隣席は来ず、
名古屋からの”こだま”はガラガラで助かりました。

よく道中での一番大変な点を聞かれますが、
迷わず「席の確保!」と答えることができます。
まあ、これは無料で乗れるがゆえの悩みですが・・・。

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藤沢本町駅よりスタート!
くもり空は歩くにはちょうど良い♪

ところが街道は車で渋滞気味です。
藤沢宿は昔から交通の要衝として賑わっていたので
これはある意味当然と言えるかもしれません。

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さっそくお昼。

私はハンバーグ定食。
娘はアップルパイ。それ、おやつやん(笑

西湘地域は関西からだと結構不便な場所でして、
歩き始めはお昼前になってしまっています。

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古い建物も意外と多く残ってました

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藤沢宿交流館にて。

宿場に関するパンフレットがわんさかありました。
あと”通行手形”に感想を書くと特製缶バッチが貰えちゃう!

娘はこういう類のものに目がありません。
さっそく藤沢の古刹である遊行寺に向うのでした。

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手に持ってるのが”通行手形”

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遊行寺といえば大イチョウが有名ですね。

あと連想するのは箱根駅伝でしょうか。
遊行寺坂を選手が力走する姿は正月の風物詩です。

このように箱根駅伝で馴染みある地名が多いのが
神奈川の東海道歩きの面白いところでして、
ちょっとした疑似体験を楽しむことができます。

この上り坂。思いのほかハードでした(汗

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この辺りは松並木がずらーと続いていたそうです。
今は全て枯れてしまって代わりに並木が植えられてますが
昔の名残を残しつつ往時を感じれる風景は良いものです。

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俣野別邸を見学。
昭和14年創建の建物を再建。

重要文化財に指定されての修理中に
火災に遭って大部分が消失してしまったそうです。

なんと、まぁ、、、。

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残り50キロを切りました

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次の戸塚宿まではアップダウンが多く、
国道1号沿いなので景色も単調になりがちです。

でも、高台を進んでいるので歩道橋にあがれば
ほら、この通り、富士山が顔を出してくれます♪

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ススキの群生。秋ですね。
ちょうど1年前は滋賀県内の東海道を歩いていました。
あの時はゴールが果てしなく遠いと思ったものですが・・・

ススキで遊びながら歩くのは今も相変わらずです。

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ポールを飛び越えて歩いていくというゲーム

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大坂を下れば戸塚宿に入ります。

娘「おおさか?わたしが住んでるとこやん」
娘「どうやってワープしてきたんや

ちゃうちゃう(笑

戸塚宿は権太坂や大坂の難所に挟まれた宿場町。
江戸から来ると最初の宿泊地とする人が多かったそうです。

ちなみに名前の由来の一つが
冨塚八幡宮の裏手にある冨塚古墳からきてるのだとか。

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都会の中のこういう空間は癒されますね。

ここから先はTwitterの街道仲間と一緒に歩きましたが、
さすがは地元の方だけあって色々教えて頂けました。

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広重の絵「戸塚宿」を模したマンホールがカッコいい!

この絵の場所が下の写真の吉田大橋。
柏尾川のほとりに立っていた茶屋とともに描かれています。

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関東の日暮れは関西と比べると早いもので
暗くなってくると焦っちゃいますね。

娘も「あとどれぐらい?」と言ってくる始末で(汗

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そういう中でも街道沿いには気になるものが多いもので
ついつい足を止めて遊んだり見入ってしまいます。

懐かしいミシュランマンとの2ショット。
iPhoneのストラップを同じように斜め掛けにしています。
ちょっとした娘のこだわりです(笑

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戸塚の夕暮れ。
遠くに見える富士山がなんとも美しいものでした。

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東戸塚のタワマンが近くなった場所で本日のゴール。

アップダウンが多かった道中に
娘は音を上げ思わず「疲れた〜!」

いやぁ、よくがんばりました。



  
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする