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去年11月に東海道五十三次を終えてからなので、
約半年ぶりの街道歩きとなりました。
それだけに娘の成長を楽しみにしていたのですが、
まー、街道歩きに限っては半年じゃ余り変わりませんね。
街道とはなんたるか急に語り始められても困ります(笑
東海道五十七次とは五十三次から延長する道筋で
京都から大阪にかけて伏見、淀、枚方、守口を通ります。
そうです!東海道はまだ終わってなかったのです!!
娘にそのように言い聞かせ、東海道の旅をいざ再開。
自作のスタンプラリー用紙も前回同様に作っておきました。
道標でムスメの成長を実感。
2021年秋に通過したときは蓮如の如の位置が頭でした。
娘は5月で7歳になります。早いものです。
この辺りは越屋根のある町家が多くて雰囲気あります。
下り坂になっているのもGood!
私「旧道はどっちと思う?」
娘「あっち!」と指を差す娘。
「正解!!」と言おうとすると
娘「やっぱ、あっち!」と。
あー、適当だったか(笑
とはいえ、東海道で鍛えた街道脳は
半年のブランクを感じさせないものがあって、
見るからに古い石積みを「石垣が古いな」と言ってみたりと、
何かを考えながら歩いてるようには見えます。
親としてはそういう姿を嬉しく思うところで、
思わずニヤニヤしてしまいます。
川があれば魚を探す姿。
これは半年前と変わりませんね〜
国道1号を越えるあたりから車の交通量が増えてきます。
都市部での旧道は残っていること自体は嬉しいのですが、
時に抜け道として使われたりして難所と化しています。
この辺りは風情が良かったのですが、
娘を守る行動に神経を尖らせ気を使いました。
大型バスも頻繁に行き交う
これは、大宅一里塚。
久しぶりに見る本物に嬉しさが込み上げてきました。
ただ、あるはずの大きなヒノキがありません。
不思議と思い調べると台風で倒木したのだとか・・・。
いつまでもあると思うな街道の名所です。
私「久しぶりの街道はどうだい?」
娘「足に聞いてみる!」と。
なかやまきんに君かーい (笑
こんな問答ができるほど春の街道は心地良いものですが、
昼前になると暑さを感じる陽気になってきました。
そして、花粉も飛び交っていてマスクが手放せません。
お昼はなか卯で高級食材丼をチョイス。
娘はお子様セットでリンゴジュースが付きますが
ここで飲んだがために後で大変なことに・・・。
食後は勧修寺(かじゅうじ)に立ち寄ります。
山科の南に位置する花の名所です。
咲き誇る花に娘も大喜び!
じゃーんぷ。元気でよろしい(笑
ちなみに、勧修寺手前の東海道ルートですが、
昔の絵図や明治の地図を見ると門前で左折になってるのですが、
何故か、随分と手前で左折になっている資料が多いのです。
門前には移設したと思われる道標群がありますし謎が深まります。
門前の道標群
右は名神高速です。
元をただせば東海道線の敷地であって、
さらに遡れば東海道でもありました。
なので、この区間の街道は消滅している箇所が多く
自然とテンションが下がってしまいます。(涙
ここに来て娘の様子に変化が・・・。
「トイレ!」「トイレ!」の連呼が始まりました。
そうです。なか卯のリンゴジュースの仕業です。
進めど進めど、コンビニなど何もない山間部なので、
五十三次ではなかった「おもらし」の4文字が頭によぎります。
広大な竹林を横目に進みます。
京都だな〜。と風情を楽しむ余裕は正直なかったです(笑
なんとか、この先にあったガソリンスタンドで解決しましたが、
街道歩き中の水分補給はホント要注意ですね。
藤森への坂。なかなかの登りごたえ。
風情ある京の町並みが続きます。
腰掛けのある軒先で一休み。
藤森といえば藤森神社が有名です。
ここは競馬ファンにも人気のスポットになっています。
私「これは馬って書いてあるよ」
私「人と馬はこっちね!」
娘「馬ってほんまなん!??」
娘「馬ここ通るん?」と信じられない様子。
私も本当に馬が通るのかよく知りません(^^;
それにしても境内にあった競馬の奉納絵馬が見事でした。
テイオーにブライアンに思わず胸が熱くなります。
やがてゴールの墨染駅。
元々の計画では一駅先の丹波橋駅まででしたが
半年のブランク明けですし暑さもあってやめておきました。
次回は京阪八幡市駅までか、京阪淀駅までか。
トータルでは残り5回ほどになるでしょうか。
急ぐ旅でもないのでのんびりいこうと思っています。