2023年11月20日

明治村。子供の頃の記憶との違い。

明治村は明治の建物を移築した
ホンモノが売りのテーマパークです。

訪問自体は初めてではなくて
子供の時に1度だけ遊びにきています。
ただ、SLに乗ったことしか記憶になく。トホホ。
それだけに今回どんな印象を受けるか楽しみでした。

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アクセスには名鉄とバスを利用しました。
開門の1時間前に着いたのですが(気合い入れすぎ)
驚くことに10分前になっても殆ど誰もいません。

「2月でも暖かい小春日和なのにこんなもの!?」

と、一瞬、明治村大丈夫か?と思いましたが、
何の事はなく、多くの来場者は車を利用するので、
別の入り口が駐車場側にもあったのでした。

これがまず感じた子供の頃との違いです。

昔は犬山−南知多系統の特急というと観光の側面もあって、
休みともなると多数の臨時列車が運行されていて
観光地へはマイカーよりも鉄道利用が多かったように思います。

開村は昭和40年というから50年以上も前ですから
広い正門(売り場などの部分も含む)は
マイカー利用が少なかった頃の名残りであるとともに
明治村の長い歴史を象徴してるものかもしれませんね。

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まずは聖ヨハネ教会堂から。

正門側は前述のとおり人が少ないので、
1丁目エリアは開門直後は貸切状態で良かったです。

開村当時からあるエリアでその後年々広がっていきます。
当初は3丁目付近ぐらいまでしかなかったそうです。

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それぞれの建物の中では説明がしっかりとされているので、
全部回ろうとすると時間配分を考えねばいけません。

見る建物を絞るか、説明を端折るかー。

建物好きやレトロ好きであるほど魅力的な場所なので、
1日で全部回りきるのは難しいかもしれませんね。

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昼下がり。
村内は意外と人が多くなってきて驚きました。
しかも、若い人が大多数なのです。

「え?レトロ好きがこんなにいるん!?」

よーく、観察してみると、
皆さん謎解きをされている様子でした。

まぁ、何が目的かは別として、
明治村は広すぎるので閑散してるよりは良いことです。
誰もいないとじっくり見学できて良いのですが、
寂しい気分にもなってしまいますね。

おそらく、謎解きの多くの方々はクリアが目的で、
古い建築とか明治レトロとかは二の次なのでしょう。
でも、明治村に立ち寄ったことで得るものはあるはずで、
レトロ好きを増やす良い戦略だなと思いました。

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明治村の印象的な建物に旧帝国ホテルがあります。

建設の時より明治村への移築した時のほうが
時間もかかり大変だったと話に聞きます

特に関東の建物らしく大谷石が随所に使われていたので、
風化が激しくコンクリで代用もされています。

よーく見るとそういう箇所は一目瞭然なのですが、
一見すると気づかないもので大した再現具合です。

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以上、結局は一通り巡ることができました。
街道歩きで鍛えた脚力があったおかげもありますが、
とにかく園内は広く、よく歩きました。

おそらく、子供だった頃の自分は、
「疲れた〜、早く帰りたい〜」
と、言って困らせていたんだろうと思います。

この明治村の施設は屋外建築ということで、
維持が相当大変なことは容易に想像ができます。
なんとか末永く営業を続けて欲しいと心から思いました。




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2023年11月07日

古い町並み好きになったキッカケとは

毎朝のように古い町並みをTwitterにあげてますが
ふと、いつから好きになったかを思い出し振り返ってみますと、
どうも「信長の野望」と「乗り鉄」が関係していたようです。

信長の野望とは有名な国盗りゲームです。
実はこれで遊ぶまでは歴史が大の苦手でした。

当時、パソコンの黎明期でPC98が猛威を振るっていました。
友人が買い替えをするというのでパソコンを譲ってもらったところ、
その中に「信長の野望」というゲームが入っていたのです。

苦手な歴史ものなのでプレイを後回しにしたのですが、
始めれば見る見るうちにハマっていきます。

自分の命令によって武将が動いていく様は
まるで自分が殿様になったかの気分で爽快でした。

こうして遊ぶうちに戦国時代を中心に
歴史背景や武将、城などを覚えていくことになります。

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一方、乗り鉄は中学時代からしていまして、
大学の頃は日本の鉄道完乗を目標に全国行脚をしていました。
完乗だけを目的とするならば乗り続けるのが簡単ですが
ただ乗ってるだけではつまらないものです。

今の時代だとスマホがあるので便利になりましたが、
当時、それぞれの路線のガイド本(文庫サイズ)を購入して、
沿線の自然や歴史背景を考えつつ列車に揺られていました。

この ”歴史背景を考える" というのは
ゲーム「信長の野望」によって開花したものです。

途中下車では歴史に関する史跡はないかと探したりと、
次第に歴史探訪の旅へと変化していきます。

大きな荷物は駅のコインロッカーに入れて、
身軽な格好で散歩すると地元の人になったかのようで、
徘徊が楽しくなり古い町並みとも出会っていくことになります。

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時は流れ、街道歩きも趣味とするようになります。
街道は鉄道から離れた場所も通っていることから、
知られざる集落にも訪問できるのが利点の一つです。

こういった場所は過疎化で廃村になった場所も多く、
”廃がつくもの”への興味も次第に目覚めていきます。

全ては「信長の野望」「乗り鉄」が始まりだった趣味も
ついにここまで来たかって感じがします。

これら趣味の共通点は「人」
人があるところ歴史ありでしょうか。

高校までの歴史嫌いがほんと嘘のようです。

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おわりに。

先日は兵庫県は北条を訪問しました。

ここ数年は古い町並みを求めて、
ピンポイントで町を訪ねることが多くなりました。
まだ小さな娘を2人連れて行くことも多いのですが、
レクチャーをすると興味を持ってきてる様子です。

これからどういう変化があるのかは本人次第ですが、
キッカケを少しは提供できたかなと思います。




posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 懐かしい記憶 | 更新情報をチェックする