ホンモノが売りのテーマパークです。
訪問自体は初めてではなくて
子供の時に1度だけ遊びにきています。
ただ、SLに乗ったことしか記憶になく。トホホ。
それだけに今回どんな印象を受けるか楽しみでした。

アクセスには名鉄とバスを利用しました。
開門の1時間前に着いたのですが(気合い入れすぎ)
驚くことに10分前になっても殆ど誰もいません。
「2月でも暖かい小春日和なのにこんなもの!?」
と、一瞬、明治村大丈夫か?と思いましたが、
何の事はなく、多くの来場者は車を利用するので、
別の入り口が駐車場側にもあったのでした。
これがまず感じた子供の頃との違いです。
昔は犬山−南知多系統の特急というと観光の側面もあって、
休みともなると多数の臨時列車が運行されていて
観光地へはマイカーよりも鉄道利用が多かったように思います。
開村は昭和40年というから50年以上も前ですから
広い正門(売り場などの部分も含む)は
マイカー利用が少なかった頃の名残りであるとともに
明治村の長い歴史を象徴してるものかもしれませんね。

まずは聖ヨハネ教会堂から。
正門側は前述のとおり人が少ないので、
1丁目エリアは開門直後は貸切状態で良かったです。
開村当時からあるエリアでその後年々広がっていきます。
当初は3丁目付近ぐらいまでしかなかったそうです。

それぞれの建物の中では説明がしっかりとされているので、
全部回ろうとすると時間配分を考えねばいけません。
見る建物を絞るか、説明を端折るかー。
建物好きやレトロ好きであるほど魅力的な場所なので、
1日で全部回りきるのは難しいかもしれませんね。

昼下がり。
村内は意外と人が多くなってきて驚きました。
しかも、若い人が大多数なのです。
「え?レトロ好きがこんなにいるん!?」
よーく、観察してみると、
皆さん謎解きをされている様子でした。
まぁ、何が目的かは別として、
明治村は広すぎるので閑散してるよりは良いことです。
誰もいないとじっくり見学できて良いのですが、
寂しい気分にもなってしまいますね。
おそらく、謎解きの多くの方々はクリアが目的で、
古い建築とか明治レトロとかは二の次なのでしょう。
でも、明治村に立ち寄ったことで得るものはあるはずで、
レトロ好きを増やす良い戦略だなと思いました。

明治村の印象的な建物に旧帝国ホテルがあります。
建設の時より明治村への移築した時のほうが
時間もかかり大変だったと話に聞きます
特に関東の建物らしく大谷石が随所に使われていたので、
風化が激しくコンクリで代用もされています。
よーく見るとそういう箇所は一目瞭然なのですが、
一見すると気づかないもので大した再現具合です。

以上、結局は一通り巡ることができました。
街道歩きで鍛えた脚力があったおかげもありますが、
とにかく園内は広く、よく歩きました。
おそらく、子供だった頃の自分は、
「疲れた〜、早く帰りたい〜」
と、言って困らせていたんだろうと思います。
この明治村の施設は屋外建築ということで、
維持が相当大変なことは容易に想像ができます。
なんとか末永く営業を続けて欲しいと心から思いました。