2024年09月24日

パパとムスメの佐屋街道・佐屋宿→津島宿→大治

●2日目 佐屋宿→津島宿→大治+津島観光


↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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2日目も五月晴れの陽気に恵まれました。

渡し場跡などぶらぶらと。
ここが実質的な佐屋街道のスタート地点です。

「なに必死に写真撮ってるねん」
私「ここが今日一番の見どころやで」

昔歩いた時は夕暮れでスルーした場所だったので
我を忘れていました。これじゃいけませんね(汗

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芭蕉が佐屋の地で「水鶏鳴と人の云へはや佐屋泊」
と詠んだ記念として句碑(水鶏塚)が置かれています。

場所は街道から50mほど中に入ったあたり。
そこには併設して公園や八幡社もあったわけですが、
娘は当然のことながらブランコで休憩しております。

何気ない寄り道でしたが、
実はこの後、奇跡が起こるのです!

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孔雀!!しかも羽全開!!
娘は前々からこれを見たかっただけに大興奮。
私もまさかの出会いに感激してしまいました。

水鶏塚への行きでは死角になって気付かなかったのですが
帰り道で始めて鳥小屋があることに気づいたあたり、
「街道歩きは往復で1セット」という格言は
今回の奇跡を考えるとあながち間違いではありません。

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濃尾平野の中を進みます。
懐かしい黒板塀の家もちらほらと。廃道区間もありました。

娘は先ほどからずっとご機嫌です。

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恒例の旧道はどっちクイズ。
娘は間髪入れずに右と指をさします。

道の雰囲気から正解がわかるスキルは
3年目を迎えてすっかり会得しているようです。

「だって、ボロっちぃもん」

まー、理由はなんであれ
古いものがわかる能力は認めるべきでしょう。

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津島宿は津島神社の門前町。
そして湊町でもあった交通・経済の要衝の地でした。

写真の場所は佐屋街道と津島道との追分です。
折れてしまった鳥居が良い味を出しています。

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少し休憩ということで津島児童館に寄りました。
築50年のなかなかの年代ものの施設です。
自治体によってないところもあるのですが、
ちょっとした遊びが出来て有難いものです。

ジェンガ、カード遊び、けん玉などなど
係の人との触れ合いもあって良き時間でした。

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「亀!亀がいっぱいおるで!!」

驚くほどの量に思わず興奮して叫ぶ娘。
確かに驚きに値するものでした。

私「これ、たぶん捨てられたもんやで」

そういう言うと娘は黙って見つめておりました。

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神守宿。下町・中町・上町と宿場が構成され
旧家が建ち並ぶさまが実に良い感じです。

道路元標を見つけさっそく撫でる(笑

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そして佐屋街道で唯一現存する一里塚。
やはり本物は素晴らしいですね。

ここで帰りのバスのことを娘に伝えます。

私「この次のバスに乗るんやで、1時間1本やねん」
私「12:55発でギリギリやねん」
「急がなあかんやん!!」

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ゴールまで残り3km。
大人なら45分もあれば歩ける計算です。
でも、娘の足を考えると60分はかかります。
で、今の時刻は12時すぎ・・・。

これはちょっとキツイなと考えてると、
娘は今までにないキビキビした歩きを見せ始めます。

なんと、早歩きで歩き始めたのです。
しかも長時間持続して歩くという大人顔負けの姿で。
ここにきて新たな一面を見ることが出来ました。

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なんとかバス停には発車の5分前に着きまして、
午後は再び津島市内に戻って津島観光。

津島神社の広々とした境内で一服したり、
堀田家住宅なども見学して宿のある名古屋駅へ。

そして、娘が一番楽しみにしていたと思われる
すみっコの催事が名鉄百貨店であったので寄りました。
あの早歩きパワーの源はこれだったようです(笑

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展示物は写真撮影OKだったので
全部パシャパシャと我を忘れるように撮っておりました。
まるで朝の私のような状態となっていましたが、
撮った写真は一体どうするんだろうと不思議でした。

と、まあ娘も私も大満足の1日となりました。



posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東海道五十三次 | 更新情報をチェックする

2024年09月09日

醒ヶ井と河内風穴で涼を満喫

醒ヶ井といえば中山道の宿場町でもあって、
5月から6月は梅花藻が美しく見頃です。

昨年、さわやかウォーキングで訪ねたところ
アウトドアに良さげな場所であることを知ったので、
梅雨前の頃合いに家族で出かけてみました。

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まず向かったのは滋賀県醒井養鱒場。
清流が流れる川を活かした施設です。

歴史は古く明治11年からあるそうで、
園内のあちこちに古い痕跡を見かけます。
場所によって昔と今を対比する看板もあって、
レトロファンの心を鷲掴みにしてくれます。

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水があるところには大量のマス達。
どれも驚くほど活きの良い泳ぎっぷりで
エサをバラまけば即食らいついてきます。

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川遊びが出来るエリアもあるのですが、
余りの冷たさに足が痛くなるほどです。
中には体ごと入っている元気な子供もいて、
水から出たとたん全身震えていました。

まだ梅雨前だとかなり冷たい感じですが
きっと、真夏だと良い感じなのでしょう。

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梅花藻は年間を通じて15度前後の場所で、
常に水の流れがある水位が低い場所で育ちます。
日本では見られる地域はごく僅かみたいで、
大量のマスと合わせて貴重な光景です。

さて、そろそろお腹が空いてきました。
釣り場へ移動してマスを釣ってみます。

エサをつけて釣り糸を垂らせば、
10秒も経たずに釣れてしまう簡単さ。
正直釣りの醍醐味はなく流れ作業です(笑

でも、子供には好評だったみたいで、
待たずに次々と釣れる姿に興奮気味でした。
ちなみにここで釣った魚は全て買い取りです。
楽しいからと釣りまくると大変なことになります。

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結局6匹で打ち止めにしました。
塩焼き代を加えて大体3500円ほどでした。
そんなに安いということではないですが、
自分が釣った魚をすぐに食べれるというのは、
子ども達にとってかけがえのない貴重な体験です。

係の人が職人技のように次々と焼いてくれてます。
時間帯にもよりますが20分ぐらい待ったでしょうか。

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じゃーん!!

塩の加減は絶妙。最高の味。
子ども達は中身だけ食べていましたが、
川魚を食べる機会がこれまでなかったからか、
慎重に食べていたのが印象的でした。

さて、続いては河内の風穴へ移動しました。
醒井から山を挟んだ反対側の場所にあるのですが
直接行く道路がないので遠回りして進みます。
時間的には車で30分なので大したことはありません。

途中には醒井宿や鳥居本宿などあるのですが、
今回は泣く泣くスルーであります(涙

風穴というと天然の冷蔵庫みたいなもので
日本各地にチラホラあったりするのですが、
ここのは規模が違って鍾乳洞をそう呼んでいます。

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これが入り口です。
洞内から伝わってくる冷気が凄まじい。
長袖持ってこなかったことに後悔しましたが
中に入ればちょうどよい塩梅になりました。

そして、この大空間!
ここまでのものはなかなかありませんよね。

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洞内には30分ほどいたでしょうか。
垂れてるような鍾乳石を見かけなかったので
鍾乳洞というよりは洞窟の印象ではありました。

あとで多賀町立博物館で知ったのですが
河内風穴は非公開になってるエリアがあって
地底湖や鍾乳石が大量にある空間もあるそうです。

しかも、この地域には他にも鍾乳洞があるみたいで
全貌がいまだ掴めてないというから凄いですよね。

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この後は多賀大社を参拝して
糸切り餅を買って帰路につきました。

名神は一昔前のことを思ったら空いてますね。
以前は夕方ともなると大阪方面は殺伐としていたのに
時期的なものもあるのでしょうが驚くほどスムーズ。
これは新名神のバイパス効果なのかもしれませんね。



  
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近畿ボラボラ_滋賀 | 更新情報をチェックする