2025年04月21日

万博の立ち回りや予約の裏技とか

いよいよ始まった関西万博。
テストランも含め既に3回行った経験から、
立ち回り方など簡単に書いていきます。

まず最初に今回の万博のテーマは
「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
各パビリオンはそれに沿った内容のものが主で、
再生とか命の尊さなど難しいものが多いです。
そして自国ではどのようにしてるかなど、
大体的にアピールしてるという感じです。

なので、子供に感想を聞くと
「おもしろない」と声が返ってきたのですが、
これらは、生きていく上で大事なことなので、
若いうちに知っておくことは良いとは思います。

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前置きが長くなりましたが、
チケットの買い方などは他のサイトに任せるとして、
裏技的なことをいくつか述べていきます。

まず、行く時期は早い時期に行くこと。一択です。
愛知万博では9月から一気に急増していました。
そして、行く日はどれがいいかは一概には言えず、
平日は遠足など団体がかなり多い印象があります。
土日では日曜のほうが良いと思います。
土曜と比べ夕方には帰る人が多くなるので。

そして、地下鉄が直結する便利な東ゲートと、
バスの乗り継ぎが発生する西ゲートですと、
西は驚くほど空いています。はっきり言って穴場です。
予約も結構直前まで9時で取れたりしますが、
でも、これは4月時点の話でこれからはわかりません。

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ゲートは9時キッチリ開場。早まることはありません。
その10分前あたりから手荷物検査が始まります。
もちろん先頭から順番なので後列になるほど遅くなります。
ゲートは横に広いので人が少ない場所に行きましょう。

では、何時から並べば良いのか。
東ゲート9時入場だと、7時の時点で夢洲駅横に50m列が出来ていて、
7時を少し過ぎると入場待機場所へと案内されます。
そして、8時半ごろにゲート前へ移動というイメージです。

でも、これは平日のお話。しかも開幕1週間でのもの。
休日だと、列は倍以上延びてると考えたほうが良く、
9時に入りたい場合は早めに行っておくのが肝心です。

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一方、西ゲートは東に比べ絶対数が少ないので、
桜島駅8時半のバスでも9時15分には入場は可能でしょう。
でも、バスは予約制です。予約が取れなければ入れません。
せっかく西ゲート9時に取れたのにバスが取れなかった・・・。
という話を聞くので行く日が決まったら早めに行動しましょう。

ちなみに桜島駅からのは8時10分が始発なのですが、
他の場所からのバスはもっと早くから運行しているので、
それに乗れば最前列に並ぶことも難しくはないと思います。
ただ、前述のとおり西ゲートは絶対数が少ないので、
桜島駅からの1番のバスに乗っても9時5分には入れる感じで、
この5分は個人的には誤差の範囲かなと思っています。

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さて、並ばない万博とアピールされてますが、
予約があっても並ぶことはあると理解したほうが良いです。
4/20の日曜日、西ゲート9時で1人来場での例でいうと、
企業、シグネチャ含め22カ所も巡ることができています。
いかに効率よく巡れるかは予約が一番重要ではあるものの、
各国独自の予約があることも知っておくべきでしょう。

例えば、人気のイタリア館はイタリア館公式アプリから、
ウズベキスタン館はココから予約ができます。
これらは公式予約とは別枠なのでおススメです。
もしかすると今後こういう予約が増えるかもしれません。

追記1
ウズベキスタンの予約は現在停止中のようです。
既に予約済みの場合は係にその旨申し出て下さい。

追記2
当日予約枠の予約テクニックは幾つかあります。
インフォメーションの端末は取りやすいとか、
00分に当日枠開放があるパビリオンがあるとか、
シグネチャの一部にキャンセル待ちがある、など。


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予約は2か月前と1週間前の2回抽選で取れて、
さらに、3日前には抽選なしの先着で取ることができます。
予約開始は0時ですが確実に取っておくのが良いです。

2か月前と1週間前抽選は人気パビリオンや時間によっては、
殆ど当たらないと覚悟しておいたほうが良いでしょう。
比較的夕方以降だと当たりやすいとは思います。

予約はこれだけではありません。
入場すると10分後に当日予約が一つ出来るのです。
皆さん、お目当てへ移動で必死の時間なので、
それどころでない人もいますが必ずやっておきましょう。

当日予約は早い時間に入場すればするほど選び放題なので、
頑張って9時に入場することをおススメします。

当日予約したパビリオンに入ってしまえば、
(正確にはQRコードを係に読み込んでもらえれば)
その約10分後に新たに当日予約が一つ出来ます。

以後は、この繰り返しです。
午後になると思うように当日予約が出来ないので
この時間を利用して各国を巡るとか、ご飯とか、
予約に縛られず自由に行動すると良いのではと思います。

えー、予約がうまくいかなかったらどうしよう。
大丈夫。何も悲観することはありません。

要予約のパビリオンの入場は厳しいですが、
予約なしでも入れる所が結構あるのです。
日曜の午後でもそれなりに人気のところでも、
45分以内には入れました(4月でのお話)

例えば、
TECH WORLD(45分)
飯田×大阪公立大学共同出展館(45分)
サウジアラビア(10分 小カップコーヒー無料!)
スペイン(30分)
インドネシア(10分)
オーストリア(30分)など。

こう見ていると
ユニバやディズニーで並び慣れてる人からすれば、
この待ち時間は並んだうちに入らないかもです。
120分待ちとかザラですから全然です。

あと大事なことは、予約は1人だと取りやすいです。
もしこの日、4人で行っていたら半分行けたかどうかです。
そう考えると、ガチで行くにはソロが断然おすすめです。

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イタリア館は凄かった

夜はショーの関係で列が短くなる傾向です。
メインショーは開始30分前から場所取りが良いでしょう。
噴水に映像が前へと描写されるので正面からが絶対いいです。
そういう意味で大屋根リングからはおススメできません。

最後に帰りですが、
東ゲートの地下鉄は便利ですが、
混雑するとゲートから駅まで迂回となって果てしなく遠いです。
足が疲れ切ってるのにこれは辛いものがあります。
一方、西ゲートのバスはそういうことは今のところなく、
すぐに乗れて、座って桜島駅へと移動できます。
そして桜島駅からの電車も始発なので座って移動できるのです。

ただ、このバスは運行台数に限りがあります。
ドローンショーが終わった21時以降は人が集中して、
うまく捌ききれてないことが度々あるようです。
なので、スムーズに帰りたい場合は20時半までには
会場を出ておく必要があるかなと思います。

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ポケモンがなぜかいっぱい

ちなみに大阪駅まで210円で移動する手段もあります。
40分徒歩が必要ですが、北港ヨットハーバーから乗車します。
でもこれは疲れた足でさらに3km以上も歩くことになるので、
実用性は低いですが地元の人にはお得な方法といえるでしょう。

以上、ずらずらと書いてきましたが、
あくまで一個人の攻略法なので参考程度で留めてください。
そして何度も言いますが開幕直後の4月での情報です。
私は今のうちにいっぱい行っておこうと思います。

では、enjoy!万博!



posted by にゃおすけ at 11:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅の裏技 | 更新情報をチェックする

2025年04月07日

高砂の昭和レトロを訪ねて

加古川の河口に広がる町。
かつては北前船も寄港し賑わいました。

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同じ兵庫県にある網干と比べると
シンボル的な建物は少ない印象ですが、
海と陸を繋ぐ拠点だった点で違う良さがあります。

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上の写真は梅ヶ枝湯さん。
今も現役のレトロなお風呂屋さんです。
煙突を含めての側面から撮る構図が有名ですが、
正面の古びた感じもまた良きものです。

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この周辺にはスナックが多く建ち並んでいます。
高砂の周囲は工業地帯で高い煙突が多いですが、
そこで働いてる方の憩いの場だったのかもしれませんね。

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旧国鉄高砂線の高砂駅前。
晩年は殆ど旅客列車はなかったそうです。

駅前には立派なアーケードの構えがありました。
天幕は相当な年季が入っているように見えますし、
汽車を下りた多くの人が利用していたと思われます。

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十輪寺。
空海による開創と伝えられる古寺。
現在の本堂は1693年のものだそうです。

下の地図を見てみますと
お寺と高砂の町とは水路で隔たれています。
これほどのお寺が町の中心でないのが少し不思議です。

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ここから高砂の中心部に入っていきましょう。

上の洋館は魚町倶楽部。
明治時代に建てられた木造のもので
当時の浪漫あふれるお屋敷の雰囲気が漂います。
元は三菱製紙の外国人技師のために建てられたのだとか。

普段は公開されてないのですが、
年に一度万灯祭りの時は中に入れると聞きました。

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立派な三十蔵。
そして旧高砂銀行本店の銀行建築。
メインストリートも見所がたくさん。

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ブライダル都市高砂と書かれたアーチも立派です。
でも、はて?ブライダル?となったのですが、

結婚式やめでたいとき謡われる、
「たかさごやこの浦舟に…」ではじまる謡曲「高砂」と
平和と長寿の象徴である「尉と姥」のいわれの発祥の地。
(高砂市ホームページより)

なるほど、めでたい町だったわけですね。

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工楽松右衛門旧宅の舟板塀は圧巻でした。

ここは中を見学することも出来て、
高砂の歴史を学ぶことができました。
湊の遺構も目の前に広がっています。

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高砂神社(高砂城跡)にも寄ってから帰路へ。
途中の喫茶店ではアーモンドトーストを頂きました。

最後に感想として。
高砂はコンパクトな中に見所が多くて、
徒歩でも小時間で楽しめるのが良いところです。

観光施設は少なく知名度も低いからか
一般の観光客は少ないながらもレトロ好きには人気で
訪問した日も何人もの同業者が楽しまれていました。

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こういう場所はGWとかの連休でも
比較的空いている印象があります。
なので、そういう時に行こうと温めていたのですが
行きたい衝動には耐え切れず普通の土曜の訪問となりました。

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そういえば駅への帰り道で
気になったのはサンモールの存在でした。
かつて大賑わいだった地域のショッピングセンターが
負の遺産となって解体されずに一部だけ残っていました。

人々で賑わっていたであろう空間だけに、
今の静けさは対照的で時間が止まってるかのようです。
昭和の晩年に作られたモールとはどんなものだったのか。
令和のモールとは違う何かを感じれる貴重な空間と思いました。



  
posted by にゃおすけ at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近畿ボラボラ_兵庫 | 更新情報をチェックする