2009年07月30日

赤い家の町並みっ 〜吹屋〜

古い町並みには
家々にどこか統一感があります。
たとえば白壁の町並みであったり
黒壁の蔵の町並みであったりー。

IMG_3529.JPG

岡山の吹屋は赤い町並みデス。
なかなか珍しいですよねー。

IMG_3545.JPG

場所は高梁市になるんですけど
周りは山、山、山・・・
ほんと山奥に位置しています。

IMG_3532.JPG

なぜこんな山奥に
町並みが広がっているのかー。
大抵の場合はそこに産業があるから
発展してきた場合が多いのですが
ここ吹屋も例外ではありません。

IMG_3493.JPG

その産業とは”銅”
上は銅山の鉱山跡なんですが
今は中に入ることもできるのです。
中はヒンヤリで広くまるで鍾乳洞っ!

IMG_3553.JPG

そして忘れてはいけないのが”弁柄
銅鉱石の副産物として産出された
磁硫鉄鉱石を原料としている赤い顔料で
着色材として有名なのデス

この弁柄の影響で吹屋の町は”赤”
なるほど!納得デス。

IMG_3506.JPG

上は城のような石垣の上に立つ
広兼邸という民家。

IMG_3514.JPG

弁柄の材料で富をなしたそうですが、
かなりの山奥にもかかわらず、
見事な石垣、そして建物を見ると
まるで城という雰囲気です。

IMG_3535.JPG

吹屋の町は山奥だけあって
かなり時間がゆったり流れてる気がします。
上の小学校は明治に建てられたもの。
それでいて現役!すごいですよねぇ。




  
posted by にゃおすけ at 21:17 | 大阪 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 中国ボラボラ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰してます、
吹矢の町並み素晴らしいですね。
初めて知りました、
叶いそうにありませんが機会があれば
訪れてみたくなりました。
Posted by mico at 2009年07月31日 05:59
>micoさん
ここは山奥だけあって
なかなか行きづらい場所なので
まるで神隠しにあったような
古いものがそのまま残ってる感じがします。
機会があればmicoさんも是非とオススメです(^^)
Posted by にゃおすけ at 2009年07月31日 08:55
なんで古い街並みって壁の色を統一するんやろね〜?

サンフランシスコもピンクや水色で揃ってたケド、そーいうのって

市からお達しがあるんカナ?

赤い壁は弁柄で富をなしたのにあやかって、なんかな?(^^)

揃ってると見事やろねo(^-^)o
Posted by えりこ at 2009年08月02日 14:02
>えりこさん
古い街並みの壁の色の基準は様々のようで〜
大火があって家を建てる時の防火対策に蔵のような家が増えたり、
今回の吹屋のようにその土地の産業が結びついてるのもあるし、
風がキツイとか土地の風土によってもあるようで
その土地での対策に一番いいものが
必然的に多く建っていって統一的な町並みが
増えていったんじゃないかなーと思いマス(^^)

なので、市(幕府や藩など)からのお達しとかは
特になかったと思うんだけど(∋_∈)
実際のとこ僕にもわかりません(^^;
Posted by にゃおすけ at 2009年08月02日 21:38
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