ややアップダウンのある道のり。
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浅間山の噴火の火山灰の影響で
出来た地形かな?と思ったのですが
逆側の蓼科山の影響のほうが
この辺りあったそうですー。
ほどなく望月宿。
近くにバイパスが出来たからか
車が殆ど通らないメインストリート。
なんとも静かで心地が良い町並みです。
望月はもともと馬の生産地で
名前の由来も馬のことが絡んでます。
昔は満月のことを望月と言いましたよねぇ。
望月宿まで来たら
是非寄り道して欲しいところが、
豊川稲荷の絶壁!!
急な階段を登って
上から宿場町を見渡しても良し。
橋の上から上を見上げても良し。
弁天窟がなんとも独特な風情です。
望月宿を過ぎると坂が始まります。
瓜生坂です。
短区間ながら急勾配が続きます。
草道あり消滅路ありー。
そんな中、珍しい
「仲仙道」の古い道しるべが。
江戸時代初期までは
こういう文字も使われていました。
この辺りちょっとややこしい地点
今もこう残ってると
実に感慨深いものがあります。
俗に言う元禄の道しるべです。
百沢の道祖神など
この先も石で作られたところがいっぱい。
体全体でアンテナを張ってないと
見落としてしまいます。
八幡宿は
八幡神社がいわれの宿場町。
宿場町自体は小さなものですが
八幡神社は立派なものです。
門はお寺そのものの様式です。
神社なのに現代では珍しいですよねぇ。
もともと、江戸時代は
神仏混合が普通だったとはいえ
明治の廃仏稀釈を乗り越えての
今も残ってるとは凄いものです。
相変わらず
左手には浅間山が寄り添います。
逆側には蓼科山や八ヶ岳。
そして前方には
これから通る碓井の山々。
晴れた日は
ほんと最高ー!!
浅間山をバックに
なんとも可愛らしい石仏。
白い布がなんとも
いい味を出してますよねぇ。
この辺りは宿の間隔が短く
千曲川を渡ると塩名田宿に入ります。
中山道で川留めは珍しいですが
ここはその為に作られた意味もあったそうで
他の宿場にない独特な風情ですー。
川岸には舟橋の跡なんかも。
本陣の鬼瓦も素敵っ!
でも、一番の見所は
川の前後100mがオススメです。
ゆったりした時間がたまりませんよー♪
さぁ、ゴールまであとわずか。
リンゴ畑がどんどん増えてきます。
稲の刈り取りもほとんど終わった感じで
早くも晩秋の気配が出てきました。
今日の歩きはじめは
あんなに遠くにあった浅間山が
もう目の前近くまでー。
途中で濁川という小川を渡りますが
常に浅間山の影響で濁ってるそうで
この日もしっかり酸化鉄色でした。
やがて岩村田宿ゴール。
昭和の雰囲気満点の商店街。
綺麗な提灯に出迎えられましたー♪
さぁ、次回は
信濃路のラストになります。
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