最初の宿場町が坂本宿です。
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。
坂本というよりは
今は横川のあたりというのが
ピンとくるかもしれません。
でも昔の坂本は重要な町でした。
西には
さっき通ってきた碓氷峠。
東には
碓氷の関所。
見事に挟まれ大抵の人は
ここで宿をとったそうです。
宿場の真ん中に
見事なまでの一本道っ!
車が時折通る
旧国道は横に水路があったり
とても良い雰囲気がありました。
全体的に
なだらかな斜面上にあります。
そこに
信濃路よりはやや小ぶりな
上州路の古い家が結構残ってました。
いかにも
峠の手前って感じですよねー。
少し急な薬師坂を下ると
やがて碓氷の関所です。
今の横川駅付近にあたります。
旧東門が位置こそ違えど
立派に現存!
横には資料館。
普段は事前連絡が必要らしいですが
この日はなぜか開館。ラッキー♪
横川といえば
峠の釜飯が有名ですよね。
本店は中山道の道筋にあります。
もちろん頂きましたー。
器を持って帰れるのですが
やはりそこは歩き旅。
なくなく置いてゆくことに。
でも、歩いてここに来ての釜飯は格別。
過去のどの味より美味しかッタ!
横川のいわれの”横川”って
こんな感じの川なんですねー。
信越本線沿いを
なだらかな下り坂が続きます。
妙義山がどんどん後方に。
奇抜な形をしてることで有名ですが
歩いているとじっくりゆっくり
山容を眺めることが出来ますねー。
ホント
いろんな表情を見せてくれます。
この辺り、
国道18号を何度か交差します。
そして山側の旧道に入ると
茶釜石という珍しい石があります。
左のお地蔵さんの足元に茶釜石
石で叩くと変わった音色が。
まるで釜を鳴らしたような音。
カンカンって鳴ります。
ここを通る大勢の人が
同じことやっていたんでしょうねー。
石には叩いた跡の窪みがありました(^^;
五料の茶屋本陣。
読み方は「ごりょう」
宿場と宿場の間にあった
休憩所みたいなものにあたります。
お東、お西と呼ばれる
二棟の屋敷が現存。
明治天皇も利用したこともあって
なんとも立派な建物です。
屋根にある装飾は”雀おどり”
諏訪のあたりに多いのですが
ここでこれを見かけるとは!
ちょっと驚きましたー。
松井田宿の手前に
草道の旧道を通ります。
最初の下り坂は
旧道っぽさを残しているんですが
田んぼ付近に降り切ったあたりは
川の氾濫の影響によって
面影がほとんどなくなってるそうです。
そして、上り坂に差し掛かります。
「鳥居坂」です。
鳥居坂の石仏群は必見
ですが、
かなりの藪が生い茂っていたので
今回は迂回して通っていません。
ハシゴによって無理矢理通る形なので
ルート自体、崩落してしまってるのかも。
まもなく松井田宿。
交通量の少ない車道に出ます。
この辺りから
なだらかな下りがずっと続きます。
歩いていて気持ちがいいー!
宿には多くの
古い家が残っていました。
鉄道駅から
少し離れていたからか
あまり開発されずすんだのでしょうねぇ。
松井田宿の外れで
国道のバイパスと交差します。
その交差点には
かつての中山道の名残がありました。
ちょっとした山道なのですけどね(^^;
ただし突き当たりはお墓です・・・。
バイパスを作った時に
この辺り平坦にならされて
ブツ切れになってしまったのでしょうねぇ。
ここに来てようやく
東京の看板が!!
妙義山もどんどん遠くなっていきます。
今回は磯部がゴール。
この辺りの古い家には
風除けの大きな木がありました。
空っ風対策らしいですねぇ。
磯部の温泉に入って帰路へー♪
ちなみに
温泉マークの発祥の地です。
あの三本湯気のマークですね(^^)
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これから屋根も気を付けてみる様になるかもww
本陣もきれいにされてて感心しました
なだらかとはいえ長い坂道だと察します
いつも、楽して見せて頂いてありがとうございます。
屋根の瓦ひとつにしても
地域によって特徴があって面白いもので、
屋根飾りとなるとさらに面白さがありますね。
普段歩いてる町でも
上を見ながら違った目線で歩いてみると
新たな発見があって楽しいかもですね(^^)