2012年11月21日

甲州街道四十四次その7・石和温泉→下初狩宿(2)

連休2日目の笹子峠編です。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

駒飼宿を出ると
どんどん山深くなっていきます。

本来の旧道は川の左岸を通っていたそうですが
ほぼ消滅しているため仕方なく林道経由で
迂回するしかありません。

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でも、やっぱ本当に消滅しているか
気になりますよねー。

なので、行けるとこまでいってみましたよ。

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一里塚の碑があったり
道端には昔の石積みの跡があったりー。

道も草道だけど歩きやすい。

なーんだ行けるじゃん。
と、思いきや、川は堰堤にぶち当たり
道はその影響で完全消滅している形に。

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これが大阪の近場だったら
無理してでも探索したのですがねぇ(^^;

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さて、仕切り直しです。

林道を進んでいくと
旧甲州街道の看板が出てきます。

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ここを右折して行くわけですが
なにやら甲州街道の○○年記念とかで
廃道になっていた区間を復活したそうです。

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なんとも、ありがたい話ですよね。

おかげで道にも迷うことなく
登山道のような感じで峠まで進んでいけました。

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ここが笹子峠。

見晴らしはよくありません。

でも気持ちいいー。
標高は結構な高さで風が心地良いのなんのって。

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峠を過ぎると林道→登山道の形で進みます。

中にはこんな尾根道のようなところも(^^;

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矢立の杉。
幹回りがとてつもなくデカイ!

縄文杉とまではいかないものの
それに近い迫力がありましたー。

結構な樹齢のようで
昔の人もこれを見ながら歩いていたと思うと
実に感慨深いところですよね。

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矢立の杉を過ぎるとやがて林道と合流し
さらに草道に入っていくのですが・・・

その入口が実にわかりづらい。
そして迷いました。

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その入り口とはこののぼりの辺り

ちなみに江戸側から来る分には、
入口には案内板はあるんです。

西から歩くということは
こういうリスクが結構多いですね(^^;

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無事、下界に下り立ち、
またまた国道沿いを歩いていきます。

ここで一服。

峠越えの前に用意しておいた
2Lの水はすっかりなくなっていました。

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秋の気配を感じる農村風景。
稲もかなり刈り取りが進んでいるようです。

黒野田宿と次の阿弥陀海道宿は
笹子駅前後にある宿場町。

この付近から
宿場と宿場の間隔が短くなっていきます。

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それにしても
同じ峠手前の宿場町でも
先ほど通ってきた駒飼宿と比べると
こちらは国道が宿場内を通ってるせいか
まったく雰囲気が違います。

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秋祭りの季節。
神社には大きなのぼりが。

こういう昔ながらの土地土地の祭りを見れるのも
街道歩きの楽しみの一つでもあります。

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白野宿。

ふとバス停を見ると
「しゅく」ではなく「じく」と書いてました。

白野中宿だと
「しろのなかじく」ですね。
この先も「じく」と呼び方の場所があったので
この辺りの方言?なのかもしれませんね。

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歩道のない国道区間を抜け
やがて初狩宿へ。

朝は6時台から歩き始め
到着は17時近くになっていました。
実にハードな行程(^^;

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江戸日本橋まで残り100キロ!

  
posted by にゃおすけ at 21:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 甲州道中四十四次 | 更新情報をチェックする
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