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上野原宿のスタート地点は雨。
しかも結構な降りで肌寒い。。。
でも、雨も考えようによってはいいものです。
旧道に咲く彼岸花の赤がとても綺麗に映えてました。
相模湖が見えます。
この辺りは谷と山の間の狭い所を進むので
開発によって旧道が消滅してる所が多いのです。
神奈川県に突入ー。
県内では”甲州古道”の看板をよく目にします。
古道というと、
江戸時代以前の道の印象が強いのですが
この辺りでは江戸時代の甲州街道を指すようですね。
こういった道標は
街道復活プロジェクトの企画で作られたようで、
他に廃道になっていた旧道までも復活させたりと
ただただ感心させられます。
ちなみに復活させたといわれる旧道がこちら。
ずいぶん、時間が経っているからか
藪だらけの道になっていて往生しました(^^;
やはり山の中の道の維持は難しそうです。
関野宿を過ぎ吉野宿に向かいます。
ちなみに両宿場の間に藤野駅がありますが
当初は両宿それぞれに駅が欲しかったようです。
でも、それでは駅の間が短すぎるということで
中間の藤野あたりに駅が出来たとのこと。
電車の時代の今なら特に問題ないのでしょうけど
まさにSL時代のエピソード。面白いですよね。
あ、山の中にラブレター。
藤野は芸術家が多く住んでると聞きます。
吉野宿の手前には
猿橋と同じような仕組みの橋の
”小猿橋”がかかっていたようです。
ちょっとした名所だったようですが
今は遺構は相模湖の中。
ただ、吉野宿の資料館の人に聞くと
渇水期で見えることがあるのだとか。
こういう話を聞くと
萌えるものがありますね(笑)
ちなみに資料館には
湖底の古写真が豊富にありました。
その先には与瀬宿があります。
ピンとこない人が多いと思いますが
ここの最寄駅は相模湖駅。
鉄道ではあと一駅で高尾なのです。
ポツリポツリ降っていた
雨もようやくおさまってきました。
峠の手前の宿場町が”小原宿”
ここには今も本陣が建っていて見学ができ、
甲州街道にはここ以外にも本陣は2ヶ所残っています。
いよいよラスボスの登場です。
でも、意外と歩きやすい登り道。
勾配はなだらかで峠まで進んでいきます。
掘割のような道を切り開いた跡が今も残ります。
そして石畳があったような石ころまじりの道。
ここはまさに街道。
峠には小仏のいわれの小さな仏様がおられました、
峠を越えると後は下り道。
山から降りた先には小仏宿。そして駒木野宿。
ここは東京都。
そうとは思えない光景が広がっていました。
金木犀の香りが漂う道中。
たんたんと旧道を下っていきます。
国道20号と合流すると高尾駅。
ここの付近のイチョウ並木は実に立派ですね。
日も短くなり影が長くなっていきます。
都会の中でも旧道は静かな風情が楽しめました。
勢いよく流れる水路の水。まだまだ下り坂を続いているようです。
やがて大きなビル群の中になると八王子。
八王子の横山宿が本日のゴールとなりました。