市街地の中を東へ進んでいきます。
↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。
さわやかな八王子の朝。
繁華街で賑わっていた
昨夜の光景がまるで嘘のようです。
八王子の町は
戦争でかなり被害を受けたようです。
街道沿いでも古い家はほとんど見かけず
浅川を渡る橋には焼夷弾の跡が今も残っていました。
街道沿いの神社前の光景。
早朝の歩きはこういう
普段の生活が垣間見れて楽しいですね。
この辺りの道路にも
イチョウ並木が続いていました。
並木があると
車の交通量が多いところでも心が安らぎます。
日野宿。
新撰組関係の博物館があったり
結構、歴史や地理的に重要な町だったようです。
日野のいわれは”飛火野”
台地上にあるこの辺りは
”のろし”をあげる絶好の場所でした。
たしかに台地上から見ると
すごい眺め。眺望が抜群!!
そんなこんなでここには2時間半も滞在。
町のあちこちに現在と比較する古い写真があったりと
歩いていてなかなか楽しい町でした。
さぁ、多摩川を渡りましょう。
今は立日橋で渡ることができます。
昔はここが日野の渡しでした。
遠くの山並みを遠望すると御岳山が見えます。
真冬にはダイヤモンド富士も見えるようです。
川を見ると鮎が泳いでいました。
昔はこの辺りの名産だったそうですね。
谷保天満宮。
ここは交通祈願発祥の地だそうです。
なにやら、車が出始めの頃に皇宮の方が
ここを目的地にして都内よりドライブされたとかで
行きも帰りも無事だったいうのが発端だそうです。
たしかに当時の道路事情や車の事情を考えると
これはまさに凄い!ということだったのでしょうね。
府中宿。
競馬場があるイメージが強いのですが
街道沿いはそういうのを忘れてしまうほどの
古き良きものにたくさん出会うことが出来ました。
大国魂神社。
入口には大木が2本。
街道沿いにどーんと立っていました。
神社への人通りが絶えません。
たいそうな賑わいです。
昔はここに国府があったようです。
いわゆる武蔵の国の中心地なんですよね。
住宅街の中をどんどん東へ進みます。
ごく普通に見るような道でも
電信柱を見ると「旧甲州街道」の文字が。
こういうのって嬉しいですね。
道端に目をやると馬頭観音があったりと
ここは街道だったんだなと思い知らされます。
布田五宿が本日のゴールです。
変わった名前ですが
布田の5つの地域が当番制で宿場役割を担っていたそうです。
宿場の間隔がかなり短めで調布の手前には
布田五宿の1つ”上石原宿”があるのですが
ここは近藤勇の出身地だったのだそうです。
寺の前にこんな立派な銅像が鎮座していました。
布田五宿の国領宿でゴール。
次はいよいよ最終回。
日本橋へ一気にめざします。