2013年01月08日

甲州街道四十四次その10・横山宿(八王子)→布田五宿

残りあとわずか。
市街地の中を東へ進んでいきます。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

さわやかな八王子の朝。

繁華街で賑わっていた
昨夜の光景がまるで嘘のようです。

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八王子の町は
戦争でかなり被害を受けたようです。
街道沿いでも古い家はほとんど見かけず
浅川を渡る橋には焼夷弾の跡が今も残っていました。

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街道沿いの神社前の光景。

早朝の歩きはこういう
普段の生活が垣間見れて楽しいですね。

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この辺りの道路にも
イチョウ並木が続いていました。

並木があると
車の交通量が多いところでも心が安らぎます。

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日野宿。

新撰組関係の博物館があったり
結構、歴史や地理的に重要な町だったようです。

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日野のいわれは”飛火野”

台地上にあるこの辺りは
”のろし”をあげる絶好の場所でした。

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たしかに台地上から見ると
すごい眺め。眺望が抜群!!

そんなこんなでここには2時間半も滞在。
町のあちこちに現在と比較する古い写真があったりと
歩いていてなかなか楽しい町でした。

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さぁ、多摩川を渡りましょう。

今は立日橋で渡ることができます。
昔はここが日野の渡しでした。

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遠くの山並みを遠望すると御岳山が見えます。
真冬にはダイヤモンド富士も見えるようです。

川を見ると鮎が泳いでいました。
昔はこの辺りの名産だったそうですね。

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谷保天満宮。

ここは交通祈願発祥の地だそうです。

なにやら、車が出始めの頃に皇宮の方が
ここを目的地にして都内よりドライブされたとかで
行きも帰りも無事だったいうのが発端だそうです。

たしかに当時の道路事情や車の事情を考えると
これはまさに凄い!ということだったのでしょうね。

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府中宿。

競馬場があるイメージが強いのですが
街道沿いはそういうのを忘れてしまうほどの
古き良きものにたくさん出会うことが出来ました。

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大国魂神社。
入口には大木が2本。
街道沿いにどーんと立っていました。

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神社への人通りが絶えません。
たいそうな賑わいです。

昔はここに国府があったようです。
いわゆる武蔵の国の中心地なんですよね。

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住宅街の中をどんどん東へ進みます。

ごく普通に見るような道でも
電信柱を見ると「旧甲州街道」の文字が。

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こういうのって嬉しいですね。

道端に目をやると馬頭観音があったりと
ここは街道だったんだなと思い知らされます。

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布田五宿が本日のゴールです。

変わった名前ですが
布田の5つの地域が当番制で宿場役割を担っていたそうです。

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宿場の間隔がかなり短めで調布の手前には
布田五宿の1つ”上石原宿”があるのですが
ここは近藤勇の出身地だったのだそうです。

寺の前にこんな立派な銅像が鎮座していました。

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布田五宿の国領宿でゴール。

次はいよいよ最終回。
日本橋へ一気にめざします。


  
posted by にゃおすけ at 21:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 甲州道中四十四次 | 更新情報をチェックする
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