2013年03月06日

伊勢本街道その1・奈良公園→榛原

さぁ、伊勢本街道。
奈良盆地を抜け山間の榛原へ。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

朝の奈良公園はとても静かー。
5月の連休中なのがまるでウソのようです。

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猿沢の池を半周して針路を南へ。
人気の”奈良町”の中を進んで行きます。

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ここからしばらくは別名「上街道」の区間。
古代の上ツ道になります。

奈良〜天理〜三輪の区間は
平行して山辺の道も存在しています。

古い寺社が連なる街道ですが
伊勢へ直行する人にとっては
整備された上ツ道がメインだったのでしょう。

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京終駅近く。
文字通り平城京の終わりの場所。

奈良町から続いていた
古い家の雰囲気良い町並みも
ここから先は田園風景が増えてきます。

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帯解寺。
安産を祈願する人が
朝早くからいっぱい訪れていました。

関西で有名な安産のお寺です。

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集落を縫いながらの街道風情。
ゆっくりと時間が流れているようです。

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天理市内に近づくと
「大阪府奈良警察分署跡」がありました。

廃藩置県の名残になるのでしょうけども
奈良県に大阪の文字は新鮮ですねぇ。

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天理市街の手前に立派な道標。
西名阪自動車道の高架手前にあったもの。

右側面の”たつた”の文字。
当時、奈良の西部での大都市だった
竜田地域へのショートカット道になります。

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天理市街に近づくにつれ増えてくる
天理教の宗教施設。

独特な風情がありますねー。

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天理はもともと「丹波市町」

”市”と名前についていたことからも
古くからの市場で有名なところでした。

そして宿場町でもありました。

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往時の「市」の跡が今もよく残っています。

細い街道を歩いていくと
急に開ける場所があります。

大きな屋根に水路に
なんとも素晴らしいものです。

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旧道ばかりが続く「上街道」。

交通量も少なく快適です。
天理を過ぎると一層、家もまばらに。

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新緑のパッチワークが美しい

西の方角を見ると生駒、金剛、二上山
東には三輪さん。

まさに奈良盆地の真ん中。
山に囲まれています。

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大きい前方後円墳をぐるりと。
三輪に近づくにつれ古墳も増えてきました。

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大神神社の大鳥居の近くを過ぎると
まもなく三輪。古い情緒のある町並みが広がります。

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いせ、はつせ
大峰と書いてある立派な道標。

”最中”で有名な「みむろ」
本店と思わしき店構えが街道沿いにありました。

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やがて堺からの横大路との追分。
(以前歩いた横大路の記事は→ こちら

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そして長谷寺の門前町。

有名なお寺で実に立派な町並みです。
古い宿が多いもの特徴ですね。

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この時期(5月)は、
牡丹がちょうど見頃で凄い人でした。

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長谷寺の門前町にある”伊勢の辻”で右に折れ
街道は山の中へ。化粧坂です。

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かなり急です。

全国の街道にちらほらある名前の坂ですが
謂れはたぶん同じ意味なのでしょう。

汗をかいて化粧が落ちるほど。とか、
坂の終わった時に化粧を直すとか。
きっと、そんな感じ(^^;

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山道の区間があり
国道の上を歩く区間があり
やがて榛原の町の中に入っていきます。

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三輪の町並みと同様に
榛原の中も結構ウネウネしています。

写真のような階段なんてのもあったり。

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大きな古い家が多くなってきたら
やがてゴールの旅籠あぶらや付近。

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ここは初瀬街道と伊勢本街道と分岐点。
次はいよいよ山の中に入っていきます。


    
posted by にゃおすけ at 20:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 伊勢本街道 | 更新情報をチェックする
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