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榛原の近鉄ガード下には
進駐軍時代の古い道路標識がありました。
まだこんなのが残っていたなんて。
街道歩きをしてるとほんと驚きの連続です。
朱色の柱が特長的な墨坂神社。
しばらく国道の川沿いを進んでいきます。
ふと川を見てみると
川の流れは東向きなんですよね。
実はこの辺りの川は淀川水系。
奈良県といえば大和川水系が多いので
ちょっと意外でした(地図で確認すると面白い!)
国道と別れ、川を渡ると高井の集落。
雰囲気ある町並みが続きます。
この集落の中にある追分を左へ曲がると
いよいよ山深くなっていきます。
急勾配が始まりました。
両側には杉や竹の木が広がります。
最初は舗装路だった道も次第に土道へ。
大和造りの家があちこちに点在する
山の中の山村の風情が広がります。
こちらは千年杉。
縄文杉並みのデカさはあります。
上に向かって生える枝は独特ですよね。
諸木野は
石割峠を前にした大きめの集落。
過疎化で使わなくなった
田んぼが多くなってきてはいますが、
日本のこういう景色はいいものですよね。
そういえば諸木野の手前に
関所の跡がありました。
当時、簡易的な関所が何ヶ所かあったようで
旅の途中では通行税で旅費がかさんだそうです。
こちらが最初の難所。石割峠。
眺望は・・・まったくなし(^^;
峠付近には古い石積みが多く残っていました。
おそらく茶屋などがあったと思われますが
今もこうして遺構があるというのは嬉しいものです。
昔ここは大勢が通った証しでもありますし。
山道の中に道標があり
それを下っていくと再び舗装路にへ。
やがて専明寺のある集落へ。
地名は田口元上田口。
ちょっと変わった名前ですよね。
この辺り、宿場のような様相もあって
昔は旅籠が何軒か存在したようです。
標高の高いところをたんたんと進みます。
車は滅多に通らないのどかな光景。
まもなく山粕峠へ入っていきます。
途中に川渡りもあったりー、
なかなかの悪路です。
でも、車の音が聞こえると
峠区間も終わり国道と合流します。
本日のゴール。山粕宿。
大きな屋根を持つ家が多い集落は
なんとも雰囲気がいいですねー。
静かな山村のたたずまいでした。
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