2013年04月03日

伊勢本街道その4・上多気→多気駅

伊勢本街道の最後の難所は
大雨の中の街道歩きになりました。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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今回泊まったお宿
街道沿いにある古民家を改造した感じでした。

素泊まりで3000円。安いですよね。
しかも街道本が置いてあり読みふけってしまいました。
翌朝にはおにぎりを用意してくれていて感激でした。

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小雨から大雨に。
カッパの上下と傘で完全防備。
これ雨の歩きで結構おすすめです。

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紅葉が美しい旧道風情。

難所の櫃坂(ひつさか)の手前には
その名も”峠”という集落がありました。

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昔は茶屋などで賑わったのでしょう。
今は廃屋が目立ち雨も手伝って寂しさが漂います。

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櫃坂で一気に下っていきます。

山の中って生い茂る木の枝のおかげで
意外と雨があたりません。

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櫃坂の終わりあたりは
大規模な堰堤の開発で一部消滅しています。

消滅したであろう辺りを探索してみると
古い石積みの遺構が多く残っていました。

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大小の道標、常夜灯が多い街道筋。
櫛田川の流れに沿って進み
だんだんと平坦な道になっていきます。

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実はこの櫛田川。
中央構造線にあたる川になっているので
街道から見る景観は結構スゴイもの。

大きな巨石がごろごろ。
独特な渓谷美を見ることができます。

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この櫛田川は
街道最後の難所”津留の渡し”で対岸に渡ります。

橋の近くをよーく見ると
渡しの跡がしっかり残っていました。

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ここにある道標ですが
伊勢への矢印が川を指しています。
方角的に間違いないのですが珍しいかもしれませんね。

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道標で面白いといえば
手前にある大石宿のあたりで
石垣に埋め込まれたものがありました。

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わかりづらいですが電柱と木の棒の間にあります

どういういきさつで
こんな見難い位置に・・・。
なんとも不思議な道標です。

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田園風景が広がる街道。

周りが山だった景色も
どんどん開けてきました。

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相可の集落は
熊野街道との交点にあります。

ここにある古い道標には
しっかりした「伊勢本街道」の文字。

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江戸期は
”街道”が付く呼び名はあまり見かけないだけに
こういうのを見つけると嬉しくなります。

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今回は相可の先でゴールとしました。
豪雨の中の35kmは体が冷えますね(^^;

次回はいよいよ伊勢神宮です。

  
posted by にゃおすけ at 20:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 伊勢本街道 | 更新情報をチェックする
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