2014年01月08日

北国街道その2・木ノ本宿→今庄宿

いよいよ越前の国へ

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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木ノ本宿の朝。

今回は40kmの長丁場ということで出発は6:15。
地元の人だけの静かな空間が広がっていました。

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ぐんぐん勾配を稼いでいきます。

冬は雪が多い地域だからか
屋根が急になっている家が目立ちます。

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古い家の多くに”水”の文字が書いてあります。
これは火災除けのおまじないのようなもの。
昔の家は木造ばかり火事になっては一大事ですもんね。

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柳ケ瀬の町並み。
明治天皇が休憩した施設が今も残っています。

門構えが実に立派なものです。
まさに威風堂々とした雰囲気。

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町の中には水路が流れ、
往時の宿場風情を今に伝えます。

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敦賀への追分。刀根越えで向かっていた。

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北陸自動車道と平行する区間。

妙に直線道路が多いことに気づきます。
かつてここには国鉄の旧北陸本線が走っていました。
その路盤跡を整備して道路が作られたのでしょう。

元々狭い山間の区間なので
昔の面影が少なくなってのが寂しいところです。

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椿坂峠の手前の椿坂集落。

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静かな雰囲気なのですが
ワンちゃんに思いっきり吼えられてしまいました。
一見、おとなしそうに見えるんですけどね。

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今回の最初の難所が椿坂峠。

かつては川沿いをそのまま峠へ向かっていました。
今はヘアピンが連続する車道を進みますが、
跡がある以上は探索しないといけません。

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路盤はしっかりしてるんですが
上に行くにしたがって倒木と藪の嵐。

あともう少しで峠というところで引き返しました。

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でも、ここは引き返して正解。
峠から旧道を見ると崩れてる箇所が多くて
とても大変なことになっていました。

ここは豪雪地帯。
雪崩などで削られた影響もあるのでしょう。

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峠を過ぎると残雪が所々に。
やがて中河内宿に入っていきます。

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本陣の跡もあり峠を前にしての
休憩の場であったことがわかります。

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今回の2つめの難所は”栃の木峠”
この峠は峠100選に選ばれています。

それだけあって眺めは最高。
これから進む福井の山々が実にダイナミックです。

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峠の名前の由来は
この辺りは栃の木の群生地だったそうです。
今も立派な栃の木が残っていました。

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旧道は川沿いを下っていくのですが
ほとんど崩落してしまっているので
車道を駆け下りていきます。

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峠を下り福井県側の最初の宿場が”板取宿”
4軒の茅葺きの家が出迎えてくれます。

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この茅葺きの家。
移住を条件に無料で借りれるのだそうですが
生活と茅葺きの維持に大変そうです。

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今庄宿が近くなり
田園風景が広がってきました。

国道は改良され
川には橋が架けられほぼ真っ直ぐに進みます。

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今庄宿の手前には西近江路との追分がありました。
立派な道標にはどちらの方角とも”京”の文字。

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左に行けば長浜や米原を通って中山道経由の京への道。
右に行けば今津や堅田を通って西近江路の京への道。

どちらが大変かというと前者でしょうけども
右は琵琶湖の舟も仕えたので楽だったでしょうね。

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ゴールの今庄宿。
蕎麦が有名なのは知っていたのですが
町並みがこんなにも素晴らしいものだったなんて。
立派な古い家が多く癒されましたー。


  
posted by にゃおすけ at 21:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北国街道(北陸道) | 更新情報をチェックする
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