2015年07月22日

北国街道その12・三日市宿→愛本橋→市振宿

いよいよ越後との国境の区間です。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

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早朝の三日市宿。
朝焼けの立山連邦の山々がとても綺麗でした。

東三日市駅はこじんまりしたレトロな駅舎です。

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前回は下街道の入善経由で泊宿まで進んだので
今回は一旦戻って愛本橋経由の上街道も歩いていきます。

道中のあちこちに石仏。
この道は信仰の道でもありました。

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街道沿いは黒部川扇状地にあたるので
地下水が豊富で多くの湧水が湧き出ています。

その一つが「箱根清水」
”しみず”と書いて”しょうず”と読みますが
北陸地方ではこういう読み方が多いですね。

味はもちろん美味。
ペットボトルに入れて持ち帰りました。

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大きな高架橋が見えてきました。
北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅です。

開業を前にして工事の真っ最中でした。
新幹線と旧街道。新旧の交通の対比が面白いですね。

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駅付近の工事によって
移設を強いられた石仏が大事に並べられていました。

昔のものを大切にする姿勢は嬉しいものです。

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愛本橋までの区間では
富山地鉄がほぼ平行して進んでいきます。

どの駅もレトロな駅で実に味わいがあって
古き良き時代にタイムスリップしたかのようです。

駅は短い間隔で設置されているので
歩いてる人も気軽に拝借することができます。

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勾配を稼いでいきます。
街道松がなんとも美しいですね。

道路の右手には山が連なり、
左は黒部川の扇状地が広がります。

まもなく浦山宿です。

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朝早いということもあって車は少なく
水路の水の音だけが響き渡っていました。

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宿場の真ん中には大きな道路元標。
富山市内の西町からの距離程が書かれています。

富山県内ではこういう形式の元標を
新旧問わずよく見かけることができます。

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愛本橋が近くなってきました。
下立付近でさらに標高があがります。

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ふと川を見ると水の量が半端ありません。
しかも、とても澄んだ綺麗な水。

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下の写真の石仏群は流灌頂です。
かつての北陸ではお弔いの供花や塔婆を
水で清める風習があったそうです。

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旧街道を歩いていると
古い時代のモニュメントをよく見かけますが
この巨大な岩は粕塚と呼ばれています。

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大昔に火山から飛ばされてきたと伝えられていて
江戸の富士塚のように登ることができます。

逸話としてこの地には酒屋があったのですが
僧が酒粕を所望したところ無いと嘘をついたので
僧が立ち去った後の酒粕はすべて石になってたそうです。

粕塚の粕は酒粕だったんですね。

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さぁ、愛本橋です。

ここで黒部川はグっと狭まります。
下流域の夏場は洪水が多くて渡りづらいので
ここに橋を架け安全に通れるようにしました。

加賀藩の財力はなんともスゴイもので
当時の橋は巨大なハネ橋で三大奇橋の一つでした。

近年、観光資源で復活の動きもあるそうです。

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現在の橋も十分に特徴的な橋ですよね。
かつては今より少し上流に架かっていたようです。

橋からの景色の山側は渓谷になっていて紅葉が美しく、
下流側は富山平野が広大に広がっています。

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黒部川下流へと進路を変えていきます。
山には雪が積もりなかなかの風情です。
立派な街道松も健在。

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やがて舟見宿です。

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枡形の痕跡

ここには綺麗な桝形が残っています。
黒い瓦屋根も美しいですよね。

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付近一帯には砺波平野ほどではないですが
散居村の風景が広がっています。

いわゆる風よけのための建て方で
家の片側に大きな木が植わっている形式です。

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本格的な冬を前にした雪吊り。

雪吊りというと兼六園を思い出しますが
普通の民家の雪吊りはいろんな形式が多くて
パイプを使った変わり種もあって面白いです。

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一里塚跡を越えて、
再び北陸新幹線と交差します。

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泊宿が近づいてきました。
ここで入善経由の北国街道(下街道)と再び合流します。

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泊宿は静かな雰囲気が広がっています。
そういう中でも大きな銀行の建物があったりするので
かつての賑わいを感じることができました。

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江戸時代初期の泊宿の場所は
海際の元屋敷という場所にあったそうですが
高波などの影響で現在の場所に集団移転してきています。

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この付近が元屋敷付近。

移転する際には道幅を狭くしたり、
家は徹底的に田畑にしたので跡が全く残っていません。

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3月に廃止する「はくたか」が通り過ぎていきました。

さぁ、日本海です。

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越中宮崎の家並み。

この付近の名物は「たら汁」
大きな身が2つほど入ってるのが特徴です。

付近一帯にはお店がわんさかとあり、
市振駅付近まで賞味することができます。

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遠くに親不知が見えてきました。

境の集落。

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ここには関所がありました。
そして大きな立派な一里塚が残ります。

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境川を渡ると新潟県です。

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市振駅でゴール。
次回は最大の難所である親不知です。


  
posted by にゃおすけ at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北国街道(北陸道) | 更新情報をチェックする
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