大阪府は藤井寺市にある「葛井寺」です。

藤の寺としても有名です。
”藤まつり”が4月中旬から始まっていて
白や紫の藤の花が咲き誇っていました。


山号は”紫雲山”といいますし、
藤の季節に訪れるのがベストでしょうか。

葛井寺の前には東高野街道が通っています。
京都から高野山へ行く道でもあるのですが
4番の槇尾山からの利用者も多く利用したと思われます。
門前には立派な道標がありました。

道標には次の札所である壺阪寺の文字が見えます。
右 つほさか よしの はせ い勢
左 道明寺 たつた ほうりうし なら
もっと古い時代のものもありました。

それにしても藤井寺の周辺は古墳が多いですね。
見渡して森のように見えてるものは大抵そうだったりします。

月は変わって6月に6番札所の壺阪寺に行ってきました。
葛井寺から山を越えて奈良盆地の下のあたりに位置しています。

山号は壺阪山。
近鉄の駅名にもなっていますね。
有名な山城の高取城の麓にあったので
城下と共に多くの人で賑わったと想像できます。

紫陽花がとても綺麗でした。
三十三箇所は一気に巡ろうと思えばできますが
花の見頃に合わせてのんびり巡るのも楽しいですね。

全体的に小綺麗な感じの境内。
インドのような雰囲気の場所もありました。
寺の中心に建つ三重塔は
室町時代の明応6年(1497年)建立の立派なもの。
本堂は江戸時代の再建。礼堂は室町期のものでした。

御本尊は十一面千手観音菩薩坐像。
目の神様として有名です。
お守りには目薬も売っていて人気だそうです。
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