ここでこれまでの街道歩き人生を振り返ってみることにしました。
街道歩きのキッカケ!〜序章・2008-2009年ごろ〜
当時は全国各地を旅行することを趣味にしていて
金曜の夜に出発すれば月曜まで帰らないことが続いていました。
平行して冬はスキーも楽しんでいたのですが
ある日、足を豪快に骨折してしまいます。
げげ!骨折っ!しばらく休養!?
http://borabora.seesaa.net/article/79233800.html
ちょうどその頃、政府は高速道路1000円施策を開始。
ほとんどの区間で1000円乗り放題というものだったので
車での移動は渋滞を伴い観光地も激混みとなって
旅で癒されるどころか疲れに行くようなものでした。
〜いよいよ高速1000円!ETC割引メモ〜
http://borabora.seesaa.net/article/116292080.html
のほほんとした旅が好きなので
旅から少しずつ離れていったわけですが
しばらくして東海道を既に踏破したという知人に
街道歩きを始めてみれば?と誘われます。
もともと旅好きで歴史好きだったし、
歩き旅なら渋滞の心配もないし、
さらには筋力回復にもちょうどいい!
という軽いノリで始めたのがキッカケです。
街道歩き黎明期 〜2009-2011年ごろ〜
一番最初の街道歩きは東海道でした。
メジャーな街道な上に交通の利便が良いことから
何人かで歩くことが多かったように思います。
東海道五十三次その1・日本橋→品川宿
http://borabora.seesaa.net/article/130419380.html
上のブログを見てもらうとわかるように
今の街道記録とは趣が違って旅行記のような感じです。
写真はスナップ程度でほとんど撮っていません。
これは何人かで歩いていることが影響していて
写真を撮るタイミングがなかなか取れなかったことや
自分自身の体力的な問題(10qで疲れていました)
ルートは本を見ながらだったので必死だったこともあります。

今は綿密に計画を立ててから歩くのですが
当時は大雑把に本を読んで当日を迎えるスタイルで
結果として道に悩むことが結構ありました。
おかげで本は三条大橋に着いた頃にはボロボロでした。
時を同じくして世間では「エボルタ君」が話題になっていました。
ロボットが東海道五十三次をしている様は可愛らしいもので、
ネットでも生中継されて妙なシンクロ感がありました。
これをキッカケにTwitterでのツイート量が増えていきます。
歩くにつれ知識が深まり次第に説明を加えたものが増えていきました。
EVOLTA 東海道五十三次チャレンジ!
http://borabora.seesaa.net/article/164333409.html
東海道を歩いてると中盤に姫街道との分岐点があるのですが
ここで五街道以外にも面白い街道があることを知ることになります。
次なる目標を姫街道と設定したのはいいものの
いざ歩こうとすると資料が少なく悩みました。
結局は本だけに頼らず先人のブログ等を参考にしたのですが
自分で調べて歩くというスタイルはこの頃からだったと思います。
姫街道その1・見付宿→気賀宿
http://borabora.seesaa.net/article/208829751.html
調べたり交流する楽しみ 〜2011-2012年ごろ〜
東海道を踏破した達成感は格別なもので
次は江戸に向かって歩きたいと考え中山道を歩き始めます。
本やブログを参考にしての前調べは慣例化してきてましたが
ネットを活用してワンランク上のルート作成を始めてみました。
現在でも愛用している「ルートラボ」を活用してのもので
作成したルートはiPadに入れてアプリに表示させて歩くようになりました。
にゃおすけのルートラボ
https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/list?kw=author%3A%E3%81%AB%E3%82%83%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%91
歩き旅にITを組み入れることによって大きく変わったのは
現在地がすぐにわかる上に軌跡を保存できるという点で
現地での迷いが大幅に減少してスムーズに歩けるようになり、
行程に余裕が出て写真の量や寄り道も増えていきました。
行程に余裕=気持ちに余裕。ということですね。

ただ、iPadは重量的に軽いものではあるのですが
長時間片手に持って歩くとズシリとくるものがあったり、
落としてはいけないという危機感があったり、
雨の日はカバーをかけたりと気を使ったりもしました。
それでもiPad効果は偉大でした。
街道を歩いてる最中に思ったり考えたりする余裕が増えたことで
その時思ったことを保存しておきたいと考えるようになっていきます。
当ブログでまとめていく方法でも良かったのですが
もっとちゃんとしたデータベース的な場所が良いと考えて
「ヤマレコ」というサイトに記録するようになっていきます。
にゃおすけのヤマレコ記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-20349-data.html
ここでついに!現在の歩きスタイルに通じる
「予習→実行→復習」という王道パターンが完成します。
記録の際は復習を兼ねているわけですが(間違ったことを書けないので)
歩いていて気付かなかったことが結構あるものだと痛感していきます。
こうやって色々と調べていると、
世の中には様々な街道があることを知っていきます。
街道への情熱がどんどん高くなっていく時期だったのですが
中山道の続きを歩きたくても遠方だとなかなか行けず歯がゆい気持ちでした。
そこで少しでも街道成分を補おうと
近場の街道も歩いてみようということになっていきます。
Twitterでの交流が活発になっていったのもこの頃です。
中山道歩きの道中ではフォロワーさんと会えたり、
驚いたことに横断幕を作ってくれる人もいたり、
中山道のゴールでは大勢の出迎えもあったりしました。

後編につづく