2020年06月18日

美山の茅葺きの里と重伝達のこと

京都は京都市内ばかりクローズアップされがちですが
地図を見れば意外と南北に長いことがわかります。

大河ドラマで脚光を浴びる「福知山市」も京都ですし、
日本海側の旧軍港である「舞鶴市」も京都なのです。
この感覚は東京で言うところの奥多摩や離島と似ていますが
そこの地域に住んでいない者からすると意外な発見と言いますか
言われてみて初めて気付くことがよくあるものです。

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京都には茅葺で有名な「美山」集落があります。
重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

重要伝統的建造物群保存地区一覧
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/hozonchiku/judenken_ichiran.html

久しぶりに重伝達の一覧を見たわけですが
指定になった場所が随分と増えてきましたね。
指定されるということは有名になって良い面もありますが
住んでる住民にとっては観光地化になることで騒がしくなりますし、
コアな町並みファンの中には観光客がいない日常的な光景が良いという人もいます。

良いことよりもむしろ悪いことのほうが多い気もしますが
重伝建に指定されることによって乱開発は規制されますし、
過疎や荒廃などといった問題も幾分回避できるものと思います。
そういう意味においては指定は喜ばしいことかもしれません。

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美山は指定から随分と経っていることもあって、
数多くの観光客の姿を見かけました。
道は山奥にも関わらず整備されているので
関西のツーリングの名所にもなっているようです。

さすがは茅葺きを売りにしているだけあって、
現地周辺は見事な茅葺きの家が立ち並んでいます。

一方、現地までの道のりでも古い家を見かけたのですが
その多くは茅葺きからトタン屋根に改造したものでした。
ようするに茅葺きを維持するには多額の費用がかかるので
過疎化になった今の時代はこうするしかなかったのでしょう。

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こういうことからも美山の茅葺きが維持できている現状は、
重伝建に指定になった恩恵が大きいのではと思います。

個人的に観光地化になった古い町並みでは
できるだけ土産や食事にお金を落とすようにしています。
道の駅への立ち寄りは古老との触れ合いも楽しめて良いもので、
古い町並みにお住いの方の生の声が聞けるのは嬉しいものです。

大阪から近い場所だけあって後回しにしていましたが
美山周辺は人の気配はあるものの秘境というべき場所で
秘境でも奈良の十津川の雰囲気とは一風違うものがありました。


 
posted by にゃおすけ at 10:43 | Comment(0) | 近畿ボラボラ | 更新情報をチェックする
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