2020年08月31日

グンゼは「郡是」名前には意味があるお話

京都府にある綾部は福知山のお隣の町です。
ここの有名な企業といえば「グンゼ」でしょう。

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「今日の急務は、国是、県是郡是、村是を定むるにあり」

ようするに是とは発展の方針ということで
郡是は「郡の方針」という意味だったんですね。

この方針に痛く感動した創業者はそのまま社名にし、
 「郡是製絲株式会社」が今の「グンゼ」にあたります。
蚕糸業の振興から養蚕農家、製糸会社の発展に寄与して、
まさに「郡是」の名の通り町を豊かにしていきます。

昭和の高度成長期時代の子供の下着というと
グンゼが圧倒的に多いイメージがありました。
かく言う私も愛用者の1人でした。

そんなメジャーな商品を作る企業が山奥にあったとは、
少々驚きましたが蚕業とはそういう場所の産業なので、
考えてみると当然といえば当然なのかもしれません。

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企業の名前に限らず町の名前やら人の名前やら
あらゆる名前には意味があるものが多いですよね。

カンコー学生服は菅原道真の「菅公」
ブリジストンは「石橋」
Canonは「観音」
HMVは「His Master’s Voice」


土地の名前だと
「蛇」が付く場所は洪水がよくおこる場所
「尻」とは川の河口部


と、こんな感じで例をあげるとキリがありません。
これを機会に自分の住んでいる場所の名前を調べたり、
身近なものの由来を調べてみると思わぬ発見があるかもしれません。

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ドラマ撮影にも使われた綾部本社

今回、綾部を訪れたキッカケといいますと、
実は子供が遊べる「綾部ふれあい牧場」が目的で、
「グンゼ」には行ければいいや程度に考えていました。

「ふれあい」と名前が付くので期待していたのですが、
当日はえらく暑かった影響か動物は外にはいなく、
せっかく来たのに結局は何も触れ合えず残念でした。

他の牧場では真夏でも外に出てるのに。と思いましたが、
まー、動物のためを思うとこのほうがいいのかもしれませんね。

食事は併設のカフェに冷房がかかってなかったので
かき氷のみに済ませて市内の別の場所で探すことにしました。
こういう急な予定変更にはネットは大変ありがたいもので
絵本カフェを見つけ子供の機嫌が随分とよくなりました。

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その後、グンゼ→市街を一望できる公園に行ったあとは、
天文館と資料館で遊ばせてから帰路についたわけですが、
綾部は大阪から日帰りに行くにはちょうど良いですね。

コロナの影響で中国道の渋滞がほとんどないですし、
今までは渋滞が嫌で兵庫に車で行くのは敬遠しがちでしたが、
この機会にいろんな場所を発掘してみたいと思います。

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地域限定の「麒麟がくる」



posted by にゃおすけ at 13:37 | Comment(0) | 近畿ボラボラ_京都 | 更新情報をチェックする
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