2020年09月23日

重伝達になった宿場町『福住』と穴場

福住と聞いて関西人でも知ってる人は少ないでしょう。

兵庫は丹波篠山の山中にある古い町並みで、
2012年に重伝達に指定されています。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/hozonchiku/pdf/r1392257_065.pdf

指定から8年近く経っているのですが
今も静かな風情が保たれています。

以前、紹介した美山とは実に対照的です。

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人気の観光地になるには行政の発信力や
観光客の口コミがモノを言うものと思います。

美山では「茅葺き」が売り込み材料なのに対して、
福住は一見すると普通の町並みにしか見えないもので、
これでは人を呼び込むにはインパクトに欠けます。

でも、それがいいのです。

福住の魅力は冒頭のリンクを参照して頂くとして、
個人的に思う福住の町並みの魅力は、

かつての栄華から変貌した旧宿場町が見れるでしょうか。

過疎化、都会化などで多くの宿場町で風情が失いつつある今、
奈良井宿や馬籠宿、妻籠宿のような観光地化にならず、
程よい形で今に残る様は貴重なものだと思います。

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福住は現代においても国道と国道が交わる交通の要衝です。

実はスキーの行き帰りでよく通った場所でもあったのですが、
疲れもあって街道好きにも関わらずスルーしていました。

交通の要衝なだけに休憩がてら寄ってみるなど、
化ける可能性は大いにあると思うんですけどねー。
例えるとするなら滋賀の熊川宿のように。

でも、これでいいのです。

このところのコロナ禍においては、
人がこなさそうな場所を探しては出かけていますが、
福住は知る人ぞ知る穴場で訪れてよかったと思います。

宿場内には、おしゃれなカフェがありました。
そこでの一服は格別なひと時でした。

そして、旧篠山線福住駅近くには猫カフェもありました。
1時間1000円。食事をすれば30分延長できるとのこと。

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福住から足を延ばせば篠山城下町が有名ですが、
周辺でおススメなのが「ささやまの森」という施設です。

開放的な山の中でピクニックや川遊び、迷路など
夏でも涼しい中で楽しむことが出来ます。

しかも入場料は無料!まさに穴場ですね。
子連れには特におすすめです。


  
posted by にゃおすけ at 15:27 | Comment(0) | 近畿ボラボラ_兵庫 | 更新情報をチェックする
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