2021年04月16日

全国Q地図を使ってのルート作成術。2021年最新版

街道歩きのみならず山歩きにしても
事前にルートを作成しておけば迷うことが少なくなります。

今回は「全国Q地図」のご紹介です。

ルート作成術については前回2月にも書きましたが、
全国Q地図はあまりにも便利な機能がそろっているので
AppleWatch関連以外は古い情報になってしまっています。

新しいビットマップ イジ.jpg

・今昔マップと地理院地図と重ねて表示ができる

まず、全国Q地図サイトを開いてみると、
地理院地図サイトに似ているのがわかると思います。
ルート作成機能や地図の表示方法も基本的に同じです。

これに加えて古い地図やマニアックな地図を表示出来るのが
全国Q地図の利点で言わば地理院地図サイトの上位互換です。

そして何より便利なのが
今昔マップと地理院地図を重ねられること。
これにより旧道がどこなのか手に取るようにわかる上に、
その作業はいとも簡単にすることが可能なのです。

・マニアックな地図が多数

例えば明治国道マップというものがあります。
当時の国道の状況なので江戸時代とは違う面もありますが、
大体は旧街道と同じような場所を通っていたことがわかります。

このマップを現代地図と重ねて表示させれば、
街道が浮かび上がりルート決定の大きなヒントとなるはずです。

下の全国橋脚マップなるものは、
よく見ると色や数字が書いているのがわかりますが
設置されてからの経過年数を表しています。

マップの名前に全国と付くだけに情報量は膨大で
名前が無いような橋まで網羅しているのは驚きです。

このマップを他の全国歩道橋マップなどと組み合わせれば、
主だった道路の作られた年代まで見えてきたりします。

地図を見るだけでこれほどの情報量を得れるのは画期的です。

新しいビットマップ イメージ.jpg

さて、全国Q地図を使ったルート作成法ですが、
作成するだけならこのサイト一本で十分な機能があります。

でも、実際に歩くとなると
ナビゲーションできるアプリがあると便利です。

・ヤマレコアプリ
・スーパー地形アプリ


この2つがオススメです。
なぜオススメかは今回は割愛します。

作成の流れですが

・全国Q地図でルートを作成

・ルートを保存しKMLファイルを作る

・ヤマレコの登山計画にKMLファイルをインポート
ヤマレコで歩く人はここまで

・その登山計画からGPXファイルを作る

・スーパー地形アプリにGPXファイルをインポート
スーパー地形で歩く人はここまで

前回はヤマレコでのルート作成方法を紹介しましたが、
街道に関しては全国Q地図での作成が一番便利だと思います。
またPCソフトでは老舗のカシミール3Dも便利でしょう。

登山やハイキングの目的ならばヤマレコが便利です。
登山者の歩いた軌跡がマップに表示されるのが大きな利点で、
遭難しない為にも新しい情報を得られるのは有難いものです。

ルート作成術は次々と新しい方法が生まれてきてますが、
暫くは目的に応じて使い分けて作成していこうと思います。


  
posted by にゃおすけ at 10:21 | Comment(0) | 街道歩きテクニック | 更新情報をチェックする
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