2021年04月21日

桜咲く笠置街道を奈良へ・その1

奈良と伊賀方面を結ぶ道はいくつかありますが、
今回はその一つである笠置街道のご紹介です。

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↑詳しいルートと記録は【山行記録のページへ】もご覧ください。

笠置は山間部のレジャーとして古くから人気があり、
キャンプや春は桜の名所として賑わう場所です。

当初の計画は奈良から笠置を目指す予定でしたが、
帰りの列車本数が少ない点と桜の季節ということから
混雑を避ける意味で笠置からスタートすることにしました。

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上の写真は”マディソン郡の橋”ではありません。
笠置大橋が補修により全体が覆われてしまった姿なのです。
これは今の時期限定なので見たい方はお早めに。

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直進が柳生街道、笠置街道は右

資料は弥勒の道プロジェクトさんを参考にしました。
https://mirokunomichi.org/history/
詳細に歴史やルートが描かれており非常にわかりやすいもので、
今回は簀河路と廣岡越と記された本道となる道筋を選びました。

ほぼ並行して有名な柳生街道が通っていますが、
笠置街道は素朴な奈良の光景に出会えるのが特長といえるもので、
さらに別ルートである弥勒の道には岩船寺などの古寺があり、
古い石仏も多いことから高いポテンシャルを感じます。

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しばらくは川沿いの県道を進みます。
この日の笠置の桜は残念ながら散り気味でした。
どうも大阪市内より見頃が早かったようです。

このような道では災害がつきものですが、
広岡地区では道筋や家屋が高台になってることを見ると
川の氾濫を避けてのものではと思ったりもします。
室町時代からあると考えられてる区間だけに歴史が深いです。

ふと、前から奈良交通バスがやってきました。
驚くことに1日数本程度奈良市内からの直通便があります。

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奈良交通では自由乗降制というシステムが存在します。
対象区間ではバス停以外でも乗り降り可能というものです。
手を挙げたマークが非常に印象的ですね。

特定の路線では”エリーゼのために”を流しながら走り、
奈良の山間部での風物詩にもなっています。

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ようやく狭川地区に入れば視界が開けてきます。
見どころは?と聞かれると悩んでしまいますが、
これが良いんですよね。街道歩きしてるって感じで。

元は茅葺と思われる旧家が点在していて、
まさに古き良き奈良の郊外の風景です。

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九頭神社。
神事芸能は無形民俗文化財に指定されていて
秋祭りでは相撲など5つの芸能が奉納されるそうです。
入口の常夜灯を見ると文政の文字が刻まれていました。

山のほうに目をやると驚くべき光景がありました。
ここまで山にへばり付くソーラーパネルを見たことがありません。
設置の費用やメンテナンスにも相当コストがかかるはずなので、
果たしてペイできるのでしょうか?それより危なすぎる・・・。

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やがて光明寺の手前で別ルートである弥勒の道と分岐します。

対して今回歩いている本道はまだ暫く県道を進みます。
県道は交通量増加によって拡幅された場所が多くなっています。
なので道路が旧道っぽくないのは致し方ないところです。

須川の手前では大きな桜が何本も植わっていました。
さらに県道と並行する場所には須川貯水池があるのですが、
こちらにも桜の木がふんだんに植えられているようです。
ただ、水源地のため一般公開はされていません。残念!

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今回はここまで。
最期にドローンで撮影された動画があったので紹介しておきます。
https://www.youtube.com/embed/8z8V5Z1X7HE



  
posted by にゃおすけ at 11:27 | Comment(0) | 大阪近辺の街道 | 更新情報をチェックする
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